22時に寝て24時に起きて4時に起きて6時に起きた。実家だとやることないので寝るのも早くなる。早く起きているので始業も7時半ぐらいになる。早起きは三文の徳。
リモートワークのタグを新設
神戸のオフィスに行かなかった日は day off というタグを付けている。名前の通り、お休みしたということを表す。この定義に従うと、実家に帰ってリモートワークをしたときもお休みになってしまうため、それを区別するように remote work というタグを作った。
scim 調査
id 連携の文脈で System for Cross-domain Identity Management
(頭文字をとって SCIM、すきーむと呼ばれている) という標準がある。基本的には rest api とスキーマを扱うように仕様が決められていて、それに準拠したサービス間で id 連携を標準化する狙いがある。id 連携と同じ用途を表す用語として id プロビジョニングという用語もあるが、多くのクラウドサービスでは id プロビジョニングのために scim 対応していたりする。
たまたまサイボウズさんが okta と scim 連携に対応しているプレスリリースをみかけた。
その延長で調査していたところ、go の scim ツールを提供していることに気付いた。しかもこれを作っているのが Maki さん。これはソースを読んでおこうと思った次第。Maki さんはメルカリに所属していたと思うのでこれは副業でやっているのかな?
scim-server は scim ライブラリを実際に使うときの参照実装としてアプリケーションの開発者に開発の雰囲気を伝えるための実装になっている。これ自体をプロダクトのサーバーとして使うわけではない。sqlite を使ってユーザー/グループの crud な操作と検索機能を提供している。
scim ライブラリのソースコードも軽くざっと読んでみた。github.com/lestrrat-go/sketch という go でスキーマを記述してコード生成する Maki さん製のツールがある。これを起点に scim のプロトコルやリソースの仕様にしたがって go のコードでスキーマを定義し、リソースに関する go のコードと scim スキーマを自動生成している。sketch というツールに関連して他にも Maki 製のメタプログラミングライブラリを多用していて、scim の標準化されている部分のエンドポイントやリソースのインターフェース部分をすべてコード生成している。
go generate やコード生成の実際の応用例として非常に参考になる。このライブラリは scim のプロトコル仕様に関する開発者と、そのエンドポイントの実際の処理 (バックエンド) の開発者を明確に分離するという開発体制を期待している。scim に関するところは Maki さんが独りでコード生成を多用してオープンなプロトコル仕様の開発を担当し、そのバックエンドをサイボウズさんの開発者が実装するという分業体制を想定しているようにみえる。
scim 対応のアプリケーション開発のプロトコル部分を外部に委譲するといった設計になっているが、scim が十分に安定していてプロトコルの仕様が変わらないのであれば理に適っているとも考えられる。バックエンドの開発者はいくらか sketch の学習コストを強いることになる。そのため、アプリケーションはその学習コストを支払ってもコード生成のメリットが上回るだけの規模や特性を要求する。おそらく scim はそれだけの価値があると判断されたのだと推測する。
私はメタプログラミングが好きな方なのでこういうやり方もあるんだなと設計の参考になった。またコード生成の要件があったときにソースを参考にしようと思う。