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より良くなって苦しくなる

お仕事の区切りが悪くて23時までコードを書いていたので今日のバドミントン練習はお休み。ひたすらテストコードを書いている。テストケースをみて、カバレッジをみて、アプリケーションコードを読んで、テストコードを読んでの繰り返しの日々。時間をかけてきたけれど、ようやく成果が出てきつつある。一番ややこしいところのカバレッジを 50.6% から 80.4% に改善したと報告をあげた。テストデータを細かく管理できるようになったのでカバレッジが上がっているだけでなく、複数設定の違いによる振る舞いの検証も進んでいる。

改善のための改善を繰り返すと苦しくなる

ちょうどいま私がやっていることのしんどさを代弁してくれているような記事をみかけた。

私もいまマネージャーやって、プロダクトの開発全般を改善して、また開発者に戻ってプロダクトのコードを改善して、ここ半年ほど技術的負債になってしまったところを改善しまくってきた。小さい規模ではうまくいったことが規模が大きくなる中での見直しや依存関係によって複雑化したり、自動化をしても自動化のための仕組みは保守しないといけない。改善にはいろいろ面倒くささがついてくる。その割にその成果がみえにくかったり分かりにくかったりする。やっている本人ですら微妙とか思ってしまうことさえあるものの、しかし、それをやらないとさらにひどい状況になるのでやらざるを得ない。

ひどいプロダクトやどうしようもないスタートアップなどはリアーキテクチャをやらないので直せないといった状況になってしまい、保守している人たちが苦労したり、鈍重な開発で苦しんでいるのをみかけたりする。少なくとも私がイニシアティブをとっているプロダクトでそんなことは起きない。常に改善しまくっているから短期でみた機能開発のスループットは高くないかもしれないが、中長期でみた開発を停滞させる要因はまったくない。

この「より良くしているのに、より苦しくなってくる」機序は、基本的に産業資本主義の特徴なのだろうと思っている。
時間軸上の価値体系の差異から価値を取り出す行為を回し続けないといけなくて、効率化して生産性を上げたなら、さらに上げ続けないと価値を取り出せなくなってしまう。

テストがなければそもそもテストの改善や見直しという作業は発生しない。開発したときにテストコードを書くという作業も発生しない。業務量はずっと下がる。もちろんその減った業務量は将来の不具合や鈍重な開発により後払いになるわけだが、いまテストを書いていてもその保守や改善のための作業が既存の開発に付加された形で将来に積み重なっていく。テストがなかった未来とテストがある未来を比較することはできないが、どちらの未来にも手に余る業務量が待ち受けているという展望はそれほど変わらないようにみえる。そこで自身の自己実現や成長といった目的がないのであれば、テストがある未来に得ているはずの利益を資本家が搾取するだけで労働者はなんら変わらないのではないかという気持ちが「改善すればするほど苦しくなっていく」と感じてしまう。

ベテランはレガシーを保守するべき?

今日の運動は縄跳び(両足跳),散歩,ジョギング,ハンドグリップをした。統計を 運動の記録 にまとめる。夕方から疲労が腰にきて熱が37.1度あって、公園で軽く運動して帰ってきて測ったら38.2度になってた。珍しく熱が出ている。熱はあるけれど、とくにしんどくはない。

問題だらけのプロダクト

お手伝い先のうちのチームに春から入っている若者がいる。いま私が作っているプロダクトは、その若者がこれまで保守してきた旧プロダクトからのリプレースになる。一方で旧プロダクトも顧客に広く提供していることからお客さんが新プロダクトへ移行するまでは保守していかないといけない。たまたま旧プロダクトの保守をやってパッケージングしたら致命的な不具合が発生しているらしい。その issue をみて、今後はその若者が独りで保守するのではなく、うちのチームとして他のメンバーも保守していく体制に変えていくつもりではある。

そこでたまたま issue をみたので私が介入して少し調査した。驚くほどひどいプロダクトで xhr リクエストが失敗したときにまったく無関係なライブラリのワーニングダイアログが表示される。社内のコンサルタントが検証したらそのワーニングダイアログが出ましたと issue 登録していて、アプリケーションのエラーの情報はなにもない。実運用で xhr リクエストが失敗する可能性があるのは当たり前の話しなのに ui のカスタムエラーハンドラーは未定義という状況だった。こんなレベルのプロダクトをよく顧客に提供できるなと呆れてしまった。

ローカルの開発環境の構築方法などもヒアリングして、私が整理して他のメンバーでも開発できるようにしていこうと考えている。そのヒアリングをしていても、その若ものも自分しか環境構築できないレベルらしく、ドキュメントも更新していないと話していた。いくら保守するだけと言っても最低限の品質に達していない。旧プロダクトも保守できる体制を作らないといけないと私は考えていて、いまの新プロダクトの開発が落ち着いたら私が積極的に介入して整理整頓をしていきたいという意志を固めた。

「清潔感」の身につけ方

私はこれまでに服装や身だしなみなどに気をつかったことは一度もない。基本的にはユニクロの服を着ていてそれで十分に満足している。最近は業後にすぐ運動へ行けるよう、ヒートテックとジャージでオフィスで働いている。社交的でもないし、人と会うのもコミュニティイベントや勉強会ぐらいしかないのだからそれでなんの問題もなかった。しかし、今後は経営者としてマーケティングをしていかないといけない。ピッチで話す機会もあるかもしれないし、金融機関へ行って融資のお願いをする機会もあるかもしれない。そのときに最低限の「清潔感」のようなものがないと相手に不快感を与えてしまうのかもしれない。

中年男性というのは、ただいるだけで鬱陶しい存在になりがちで、当然ながら自分もその例にもれない。それでこの数年は、おしゃれでなくても「清潔感」はできる限り維持したいと思っている。そういう消極的な動機で、ファッションに関する実践が続いているのである。

2024年6月12日

たまたまあんちぽさんの日記を読んでいて、私も中年男性は存在そのものが忌避される対象だと認識している。そして経営者としての振る舞いを考えたらこういう視点ももつ必要があるかもなと再認識した。以前、あるイベントで日本酒コミュニティのメンバー募集をしていて対象年齢を40歳未満としていた。主催者がその理由をおっさんがくるとうんちく語って鬱陶しいと赤裸々に話していて、まったくその通りだと同意するものの、40代のおっさんがその場にいて直接的に年齢で言及されると気分がよくない気持ちもあるなと思った。その話題についてただ話したい動機であっても、おっさんは若い人に長話をしてはならない。これは私も常々気をつけていることではある。一方で話しを聞いてほしいという相反する気持ちもある。

閑話休題。おっさんは存在そのものがネガティブとなるため、そのネガティブさを少しでも緩和する努力をおっさん自身がしないといけない。そういうスキルやプラクティスを学んでいく姿勢も経営者としては求められるように日記を読んでいて感じた。

人口動態とビジネスの戦略

今日の運動は腹筋ローラー,腕立て,ハンドグリップをした。足の疲労がピークに達しているので今日は筋トレのみにした。統計を 運動の記録 にまとめる。

人口減少カレンダー

この前、というよりももうずっと前だが、散髪屋さんで理容師さんから未来の年表という本に書いてある人口減少カレンダーの紙をもらった。マネーの虎の南原さんも人口動態からビジネスの戦略を立てる ことを言及していた。南原さんの本を読む前にこの紙をもらっていたので人口動態の研究とビジネスの戦略はセットで行わないといけないと考えていた。たまたま部屋の資料などを整理していて、その紙をどうしようか悩んで、ひとまずここにテキスト化しておく。

  • 2017: 「65-74歳」人口が減り始める
  • 2018: 75歳以上人口が「65-74歳」人口を上回る
  • 2018: 18歳人口が大きく減り始める。やがて国立大学も倒産の懸念
  • 2019: 世帯数が5307万とピークを迎える
  • 2019: IT (情報技術) を担う人材がピークを迎え、人手不足が顕在化し始める
  • 2020: 女性の過半数が50歳以上となり、出産可能な女性数が大きく減り始める
  • 2021: 団塊ジュニア世代が50歳に突入し、介護離職が増え始める
  • 2022: 団塊世代が75歳に突入し、「ひとり暮らし社会」が本格化し始める
  • 2023: 団塊ジュニア世代が50代となり、企業の人件費はピークを迎える
  • 2024: 団塊世代がすべて75歳以上となり、社会保障費が大きく膨らみ始める
  • 2025: 東京都の人口が1398万人とピークを迎える
  • 2026: 高齢者の5人に1人が認知症患者 (約730万人) となる
  • 2027: 献血必要量が不足し、手術や治療への影響が懸念されるようになる
  • 2030: 団塊世代の高齢化で、東京郊外にもゴーストタウンが広がる
  • 2030: IT を担う人材が最大79万人不足し、社会基盤に混乱が生じる
  • 2033: 空き家が2167万戸を数え、3戸に1戸は人が住まなくなる
  • 2033: 老朽化したインフラの維持管理・更新費用が最大5兆5千億円程に膨らむ
  • 2035: 男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚という「未婚大国」になる
  • 2039: 死亡者数が167万9000人とピークを迎え、火葬場不足が深刻化する
  • 2040: 全国の自治体の半数近くが「消滅」の危機に晒される
  • 2040: 団塊ジュニア世代がすべて65歳以上となり、大量退職で後継者不足が深刻化する
  • 2042: 高齢者数が3935万2000人とピークを迎える
  • 2045: 東京都民の3人の1人が高齢者となる
  • 2050: 世界人口が97億3000万人となり、日本も世界的案食料争奪戦に巻き込まれる
  • 2050: 現在の居住地域の約20%が「誰も住まない土地」となる
  • 2050: 団塊ジュニア世代がすべて75歳以上となり、社会保障制度の破綻懸念が強まる
  • 2053: 総人口が9924万人となり、1億人を割り込む
  • 2054: 75歳以上人口が2449万人でピークを迎える
  • 2055: 4人に1人が75歳以上となる
  • 2056: 生産年齢人口が4983万6000人となり、5000万人を割り込む
  • 2059: 5人に1人が80歳以上となる
  • 2065: 総人口が8807万7000人で2.5人に1人が高齢者となる
  • 2076: 年間出生数が50万人を割り込む
  • 2115: 総人口が5055万5000人まで減る

自社の打ち合わせ2つ

今日の運動は腹筋ローラー,スクワット,縄跳び(両足跳),散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。

隔週の雑談

顧問のはらさんと隔週の打ち合わせ。今日の議題はこれら。

新たに税理士さんと契約して以降、日々着実に決算申告の業務を進めていただいてわずか2週間ほどで決算申告できる状態まで進捗した。今期の決算だけでなく、過去の私が行った法人決算の誤りまで訂正して補正してくれた。日々の進捗も slack にコメントを残してくれるので非同期/テキストコミュニケーションにおいて困ることもなかった。前の税理士さんが質問したらその返信に2-3日かかっていたことと比べると雲泥の差となる。いまどきの業務を円滑に進めるには非同期/テキストコミュニケーションが必須であると、私はお客さんやメンバーに課題管理の文脈でよく話していることではあるけれども、税理士さんもそれができる IT リテラシーの差でこれだけの業務の進捗やワークフローの差異になることを実感した。

第5期のふりかえりを行って、うちの会社の受託開発における最低単価を上げることに決めた。私の周りでも商品やサービスの価格をあげているのを見聞きする。うちの会社は創業当初から受託開発の最低単価を変更していない。私が得意とすることや難易度の高い業務内容と、そうじゃない内容で単価に幅をもたせていた。私自身、未知の領域であまり高い単価をお客さんからいただこうとは考えていなかった。一方で4社の受託開発をしてきて、私と同じぐらいビジネスにコミットする開発者はそうそういないこともわかってきた。ほとんどの開発者は言われたことをやるだけでビジネスを成功させるための一連の業務や提案を行ったりしない。たとえば 採用とプロダクトの宣伝 のためにテックブログを書いているが、協力会社のプログラマーで勝手にテックブログを書く開発者はほとんどいない。さらにいまお手伝いしているプロジェクトではマネージャー経験も得られた。今後は開発者兼マネージャーとして働けることも考慮すると最低単価をあげるという意思決定をした。はらさんからも違和感はないとコメントをいただいた。はらさんも手伝っているある会社において値上げを依頼していないにも関わらず雇い主から単価が上げることを通知してきたとのこと。やはり業界全体の単価が上がっているとみてよさそうだ。

決算申告の打ち合わせ

夕方に税理士さんと決算申告についての打ち合わせをした。税理士さんの申告書類作成は完了していて最後に私の承認を得て申告するとのこと。申告内容については日々、共有してもらったものを私も確認していて、まったく何も問題なくてそのまま申告してもらってよいという旨を伝えた。その上で税理士さんから決算のための作業をして10項目ほど気付き事項としてコメントをいただいた。本当にありがたい。

おもしろい話題の1つとして社用車の運行記録をつけた方がよいと提案された。税務調査において社用車を本当に業務に使っているかどうか、調査官によってはチェックするという。社用車を購入した年度や翌年などの運行記録を求められたりするとのこと。社用車の主な用途としては実家と現住所を往復している。今季中には実家の離れのスペースを当社の出張所としたい。そんな記録をつけることそのものにあまり意味があるとは私自身思えないため、必要になったときに作るのはどうか?と尋ねてみた。一般的には税務調査の連絡が数日前にくるという。うちはまだ1度も税務調査が来たことはない。いつ来るかわからないが、来ると分かったときに高速道路の利用履歴が会計システムの明細にあるからそこから作成すればよいという話しでまとまった。

リーダーの教え方

今日の運動は腕立て,スクワット,縄跳び(両足跳),散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。

まとめ運動

先週末から体調を崩していたり、週明けが雨降りだったり、お仕事が積み重なって余裕なかったりであまり運動できていなかった。運動できていないぐらいだからご飯も作る余裕もなくてあまり食べてもいなかった。食べてないから結果的に体重は減ったんだけど。今日は天気もよかったし、お仕事や雑多な事務手続きも一段落したので、早めにお仕事を終えて公園へ行って縄跳びしたり散歩したり日課分はこなしてきた。

トヨタイムズ

知人に教えてもらった動画をみた。有名人だからちょくちょく豊田章男会長の動画をみる機会がある。章男会長は創業者一族ながら、若いときは不遇の環境を過ごしてきたことで特異なリーダーになったようにみえる。うまくいかなかった実践の経験の中から話すから話しも説得力があっておもしろい。動画をみていていくつか気付いたことをメモに残しておく。

  • 孤独感について
    • みんなモリゾウに憧れや羨ましさがある
      • 次の段階になると僻み・やっかみになる
        • その次は憎しみになる
      • 羨ましいと思っていた人を痛めつけることに自己陶酔になる
        • これが世間の冷たい風の正体ではないか
      • リーダーが説明しない世の中はどうなのか?
    • そうは言っても孤独は辛い
      • 1人になれる場所が大事
      • 会社とは関係ない友人をもつことが大事
  • 日本のものづくりの強みの1つはエンジンである
  • 新規事業でなにをやってよいか分からなければ、いま困っていることを解決する
    • 困っている人たちを助けていると、もっといろいろなアイディアが集まってくる
  • 責任を取るということは実務でしっかり作り直すこと
    • トップが辞めるだけでは改善しない
  • 最後に実際に車を乗ってみてたのがよかった
    • 車を作っているのだから自分たちで車を体験する
    • その楽しさを大事にしていく
    • この延長上にリーダーが生まれていくのかな

社宅探しの内覧

1時半過ぎに寝て6時前に起きた。

今日の運動は腕立て,散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。

ストレッチ

いまは雨が降らなかった日の大半は1万歩以上歩いている。それ自体はよい週間ではあるけれど、足の負荷はかなり高い。右太ももの前の外側の筋肉の張りがあるのに加えて、右足を股関節を中心に上下左右に動かしたり、まわしてみたときに痛みがある。ここを直せればもっと運動の幅を広げられるのだけど、どうやったら直るものなのか、よくわかっていない。筋トレやストレッチで改善するのかもしれないし、加齢でこれ以上の改善はみられないのかもしれない。したがって当面この筋肉痛と関節痛から逃れる術はないのかもしれない。今日もストレッチはかなり辛くて足の負荷が高いことが伺える内容だった。今日の開脚幅は開始前151cmで、ストレッチ後156cmだった。

社宅探しの内覧

社宅探し の続き。仲介業者の担当者さんと2時間かけて3つの物件を内覧してきた。

道中で担当者さんの背景を聞いていた。人のよい方で30代で起業して5年目ぐらいで私と経営者としてのキャリアはほとんど変わらない。もともと信用金庫に勤めていて、誰かに誘われて一緒に起業したらしい。人が良すぎて逆に心配になる。自分で起業する勇気はなかったが、誘われてそうすると決めたからにはやるだけがんばるといった姿勢で取り組んでいるようだ。経営者の共感あるあるで時間があったらお仕事していて休みはほとんど取らないと話されていた。前回初めて訪問して話したときになぜかこの担当者さんに任せてよいと直感的に思った。その理由の1つとして、今日話していてわかったのは、サラリーマンのように決められた職責や役割で働いているのではなく、自分でどうすればよいかを考えながら働いている点が大きく異なると、一緒に物件をまわりながら話していて理解できた。こういう人とお仕事をするのは楽しいと思う。お仕事を嫌々やってないからね。まだまだ生活や会社の経営は厳しいようで給料がない月もあるといった話しもしていた。google maps のレビュー が5点満点となっている。私ができることはあまりないけれど、社宅探しが一段落したらレビューを書いてみようと思う。

タイムズカー で物件へ訪問した。その際にタイムズカーは駐車場代が不要だから社用車を使うのと経費はあまり変わらないという。なぜならば、不動産仲介は内覧であちこち行ったり来たりするので駐車場を一時的に借りるとそれだけで経費がかさむ。15分単位でレンタルできて、駐車場代もガソリン代も不要というのは十分ペイするらしくて、アプリで予約できて、一時的に少し使う用途には向くそうな。

三宮の都心部にも小さい駐車場があちこちにあるなという話題をしていたときに、不動産屋さんが空き地を買収していく段階として一時的に空きスペースを駐車場にすることがよくあると話されていた。2ヶ月だけ駐車場だったといった事例もあるらしい。マンションを建てるときに土地の面積が建ててよいマンションの規模に直結するそうで、より大きな土地の方が高く売れるらしい。だから担当者さんは小さい駐車場があると、周辺の土地の買収待ちなんじゃないかと持ち主をみたりもするといった話しをされていておもしろかった。

経営の価値観にもの思い

2時に寝て途中起きて7時半に起きた。久しぶりによく眠れた。

今日の筋トレは腹筋:10x2,腕立て:10x1,スクワット15x1をした。

経営の価値観と財務

年末から読み進めて 昨日読み終えた本 の書評を書いた。こういったアウトプットをすることで学びを強化できるし、忘れてしまったときにまた自分の記事を読み返すこともできる。南原さんの経営の価値観に共感するところも多かった。

以前読んだ 貧乏はお金持ち にも書いてあったことだけれども、会社の資金繰りが厳しくなって、いざお金を借りようと思ったときに返済実績がないと借りられないことがあると書いてあった。余裕のあるときに借りて返済したという融資実績を作ることは会社の信用において意味があることだという。南原さんも同じことを指摘していて、その融資を受ける上で事業計画書が大事だという。これまで事業計画書を作るという考えが私にはなかったが、融資を受けるタイミングで試しに作ってみて外部の人たちが私の作った事業計画に対してどういった評価をするかで、やりたい事業の客観的な評価をするのもよさそうだと思い始めた。

2024年度中には投資フェーズに入り、その時点がもっともうちの会社の財務諸表の見栄えがよいと想定される。そのタイミングで事業計画書を作り、この先の5年程度の財務の安定化を図るというのも戦略の1つとして構想を進めていこうと思う。

年末の読書

1時には寝ようとしていたが、飲み過ぎで気分が悪くてあまり眠れなかった。気付いたら7時ぐらいになっていて、今日はもうしんどいと思ってそのまま寝ていたら9時45分にストレッチに出掛けるアラームで起きた。アラーム設定していなかったらドタキャンしていた。危ない。

ストレッチ

急いで準備して行ったわりにはなんとか間に合って普通にストレッチを受けてきた。今週はほぼ休みに入っていてあまりお仕事していないこともあってとくに負荷がかかっているわけでもないように考えていたが、座って作業していることに変わりはないことから太ももの後ろの筋だけはいつも通りに張りがあった。今日の開脚幅は開始前152cmで、ストレッチ後156cmだった。

トレーナーさんが年明けに全社集会のようなイベントがあって、全国からそれぞれの店舗の社員さんが東京に集まるという。そこまでは普通だとして、そのときに社員同士の懇親のための催しでけん玉とルービックキューブとクイズ大会をやるという。それを聞いて「私だったら会社辞めるわ」とか冗談を言いながら、やるとしてもいまどきのゲームとか、フットサルとか、もっと若い人が身近に楽しめるものにしたらいいのにと返した。トレーナーさんも誰がどういう背景でこんな企画をしているのか、まったく分からないと言う。過去に働いていた会社でも似たようなことがあったなと私も過去を思い出しながら聞いていた。

「絶対無理」なんて「絶対」ない!

たまたま知った 南原竜樹さん のその後に影響を受けて著書を買っていた。最近の amazon の配送日時はまったく当てにならず、年明けに届く予定が2日後に郵便ポストに入っていたりする。受け取りが必要ないものは早い分には困らない。たまたま手に取ったので読み始めた。本書は2012年2月に出版されている。すでに10年以上が経過している。そんな本を買って役に立つのかと訝しむ人も多いと思う。

私自身、自分で経営をやってきて、これまで身近に聞いてきた経営者の言葉でよくわかるようになったことがある。経営とは基本的な作法や論理を整えたらあとはその経営者の価値観でしかないのだ。その価値観が時代にあう・あわない、ビジネスモデルとして表現できるかどうか、世の中の役に立つかどうかは多くのケースでやってみないとわからない。他者の経営を学ぶことは、自身の価値観に近いものがあれば参考にしたり取り入れたりすればよいし、そうじゃなければ、自分の価値観とは違うがそういう考え方もあるのかと見識を広めるために使えばよいのだと思う。経営者がどういう価値観をもって経営するかがその会社の独自性や差別化につながる。したがって南原さんの価値観を学ぶには古い本でもよいだろうと考えた。

その冒頭で出版業界が斜陽なのであえて出版社を作るということに挑戦している。ATパブリケーション という会社になる。本書もこの会社から出版されている。ググると当時の記事もみつかる。

どうやら企業サイトがリンク切れしているのでもう存在していないのかもしれない。PR TIMES も2015年を最後にプレスリリースが途絶えている。

この会社のビジネスはうまくいかなかったのかもしれない。しかし、それは結果であって、経営の価値観とはあまり関係がない。年末に読み進めてみようと思う。

2回目の仕事納め

2時に寝て何度か起きて7時過ぎに起きてゲームして10時ぐらいからオフィスに出掛けた。

年末の事務手続き

年末調整と給与支払報告書の作成を行った。年末は平時の月末と異なるからわちゃわちゃしてたら25日の給与の支払いも忘れていた。いや、忘れていたというよりは年末調整を12月分の給与で調整したいから年末調整を完了しないと給与確定できないと放置していた。今日は金曜日で平日だからシステムは稼働しているだろうと安易に考えていたら eltax も e-tax も稼働日を次のように書いてあった。

土・日・祝日、年末年始12/29~1/3は除く

eltax のアプリケーションで書類データは作成できたけれど、作成したデータを送信することはできなかった。年明けの4日まで持ち越し。こういう失敗が最近増えてきた。がっかりして嫌になる。あと eltax や e-tax の運用停止時間に遭遇することが私はとても多い。月に1回も使わないようなシステムなのに年間で2-3回ほどは使えない時間に遭遇する。それは当たり前で、私が余裕のある時間は早朝・深夜と休日になるため、メンテナンスの日程と重なることが多い。システムは基本的に24時間365日動いていないとダメだということがわかる。なにかトラブルがあったときの運用対応は年明けでも構わないが、定型的なデータ処理は24時間365日できるはずだと思う。

その後に自社の請求書を作成したり、他社の請求書の対応や会計の明細登録などをしていた。キャッシュフローも眺めていて 今季はもともと赤字想定で予算策定 していたが、受託開発のお仕事が長引いて黒字決算で着地する予定。あと3ヶ月しかないのでブレることもないだろうと思う。本当は今季に事業の体制変更もやらないといけなかったことが来季へずれ込む。計画通りに進捗していないという面からは、いろいろあって事業も経営もあまりうまくいっていない。

カフーツさんの忘年会

初めての参加。昨年も参加する予定が 父の訃報 があってドタキャンしたのでリトライ。手土産に 一心堂 のフルーツ大福をもっていくことにした。神戸の阪急百貨店にお店があったのでてっきり神戸発祥のお店かと思ったら大阪発祥だった。種別によって値段は異なるが、だいたい1個410-640円 (税抜き) ぐらい。9個入の詰め合わせにしてもらった。

他に持ち寄りであった食べものに 三宮一貫樓 のちび豚まんと焼売を撮った。神戸に住み始めて商店街の一角にあるのは知っていたのだけど、神戸の名物の1つだと知ったのは住み始めて2-3年経ってからだった。勉強会の食べものの定番はピザだけど、神戸なら一貫楼の 中華パーティーセット (送料/消費税込みで10,750円) などを頼むのもよいのかもしれない。

コミュニティとコワーキングの違い

いとうさんと話していて、以前よりコミュニティとコワーキングの違いが明確になった。私の中では似て非なるものという考えはあったものの、あまり違いを明文化できていなかった。

コミュニティマネージャーと コワーキングマネージャー では求められるスキルセットが大きく異なる。キャリアとしてもコワーキングマネージャーの方がずっと難易度の高いものであるように話されていた。集合で言えば、コワーキングマネージャーはコミュニティマネージャーのスキルセットを含む。コミュニティマネージャーは私も身近なものだし、コミュニティマネージャー (会社によっては DevRel と呼ばれたりもする) を社員として雇用する会社も増えてきた。会社に雇われるコミュニティマネージャーというキャリアは、その会社のサービスやプロダクトのコミュニティを盛り上げたり宣伝したりといったマーケティング活動の一環とみなされることが多い。一方でコワーキングマネージャーというのは、会社に雇われるというよりもコワーキングスペースや地域のようなコミュニティに根付くものかもしれない。

コミュニティというのは、それ自体を1つの意思をもった人のように扱い、そこに集まる人たちがコミュニティの思想にあうよう1つにまとまって活動する、協調するといった趣きが強い。そのため、コミュニティマネージャーはコミュニティの理念にあうようメンバーをまとめたり、逆にあわない人たちを排除することもある。一方、コワーキングというのは、個々がそれぞれの背景をもち、得意・不得意があり、性格や思想も様々で多様な価値観をもつ人たちが集まり、それぞれの特性を活かした上で協調するといった趣きがある。そして、コワーキングマネージャーは個々人にあわせたホスピタリティを提供するという。これは主従において大きな違いの1つでもあると理解できた。コミュニティはそれ自体が主でその理念にメンバーが従う。コワーキングは個々が主でその人たちが協調するかどうかはそれぞれのコワーカーの判断に委ねられる。そして、コワーカー同士が協調しやすいように縁の下で支えるのがコワーキングマネージャーだという。コワーキングマネージャーは、訪れたコワーカーとコミュニケーションを取る中で、一緒に考え、相談にのり、そして答えや結論を出さなくてもよいという。コワーカーと一緒に考えてあげるだけでよいというのだ。どこかに落とし所に着地させたり、全体をまとめたりしないという点がコミュニティマネージャーと大きく異なる。

そこで素朴な疑問。コワーキングマネージャーが個々人に向き合うとしたら、そこには ダンバー数 (100-150人?) のように人間の認知能力の限界が出てくる。数千人や数万人が所属するコミュニティも存在するが、コミュニティといった枠組みで集団を抽象化して管理できなければ認知能力に限界がある。次の問いを投げかけてみた。

コワーキングマネージャーが個々人にホスピタリティを提供するとしたら、小さい規模や小集団でしか機能しないのではないか?スケールしないのではないか?

いとうさんが言うには、この弱点を補うのがツールの力だという。コワーキングマネージャーのチームを作り、コワーカーそれぞれと話した内容やその人の背景や特性、いまやっていることなどを記録し、その記録をチーム内で共有する。これなら個人の認知能力を拡張できるし、コンテキストを引き継いだ上で初めて会うコワーキングマネージャーとコワーカー間におけるホスピタリティも担保できるかもしれない。

ここまで聞いて、これはまさに私が開発の現場でやっている課題管理そのものだということに気付いた。日々の開発のアクティビティを課題管理システムにコメントとして記録し、そのタイムラインをメンバー全員で共有しながら、リアルタイムに必要なコミュニケーションをもって相互に情報共有または協調するといったことを、まさに私のチームでは実践している。これをコワーキングスペースにいるコワーキングマネージャー間で行う、もっと言えば、複数のコワーキングスペース間で共有できれば、それはさらに大きなホスピタリティになるのかもしれない。別のコワーキングスペースへ行っても、自分の背景が共有されていて、よりよいホスピタリティを受けることができるのかもしれない。

初めてカフーツさんに訪問したのが2022年6月 だった。当時いとうさんと話してみて、課題管理に通じるところがあると直感的に感じて、その後、やり取りを継続してきて、1年半経った。ようやくコワーキングと課題管理がつながった。いとうさんからみれば、課題管理とはコワーキングマネージャーが備えるべきホスピタリティの延長上にあるチームで協調するための概念なのだと思う。そして、私からみれば、コワーキングとは課題管理そのものなんだと理解できた。

課題管理システムの利用状況を表すメトリクスの1つに カレンダーチャート がある。これがいま課題管理を知らないチームでその実践を指導する上で想定外に役に立つことがわかった。この他にも課題管理特有のメトリクスを増やしていきたいと私は考えていた。そのアイディアの1つに「コワーキングチャート」というものを作ろうと思う。おそらく世の中にはないし、課題管理とコワーキングの両方を研究している人にしか、この発想は出てこないと思う。来年、他社のお手伝いを終えた後のアイディアの1つに寝かしておこうと思う。

うまくいかなくなった組織を立て直す難しさ

2時に寝て4時半に起きて7時半に起きた。昨日のオンラインイベントの後に課題管理についての質問を受けたらいろいろ調べ始めてしまって帰るのが遅くなった。

組織論のあれこれと元凶

たまたま教えてもらってみたらおもしろかった。私もこの歳までに10社以上の組織をみてきたことから、組織の問題、あるいは組織であるがゆえに避けられない問題があることは理解できるし、自分の経験則でもダメな組織の特徴などいくつも思いつく。だいたい知っている内容ではあったけれども、若いのに書籍や論文を研究して、そういう現象にこういった名前がついているというのを言語化してくれていることは知識を共有する上で大事なことでもある。そこまでは知らなかったのでとても参考になる。

私が思う解決策の1つに役職や地位が固定化されないような組織設計というのがある。「権力は腐敗する」 という言葉がある。権力を維持したまま、いまの人間社会でこれを避ける方法はないと私は考えている。どんな優秀な人であっても。上司も役員も社長でさえも、定期的に入れ替わる。どんなに成果をあげても優秀であっても一定期間以上とどまれない。そういう新陳代謝がいいんじゃないかと思う。実際にティール組織やホラクラシーといった組織形態はこの解決策を実現している。

動画の中で、心理的安全性の誤った解釈の文脈で組織がなぁなぁになっている世の中の流れがあって、私もずっと思っていたことの1つに自己肯定感を高めるのがよいというのは本当か?という問い。たしかに過去の行き過ぎたハラスメントは意味がないものではあったのは理解するが、できない人を然るべき内容で叱らないのもどうかという思いは私の中にもあった。坂井さんによると、自己肯定感が本当によいのかどうかという成果も怪しいという。

成果が出ていない人に対して自尊心を高めると、逆に成果が悪くなったり、他者へ横柄になったりする。

直感的に当たり前の話しだと思う。できない人を特別扱いする必要はない。そして、坂井さんは流行りのキーワードにとらわれず、自分たちの組織では本当にそうなのか?具体的で地に足の着いた制度や施策を見極めるべきだ、ちゃんと自分たちで考えましょうといったメッセージを発信していた。これは課題管理の文脈でも私もメンバーに常々言っている。自分たちのやり方にあうかどうかを考えるのが大事だ。

一方でうまくいっていない組織を立て直すのはとても難しい。それは組織のマネジメントというのは、上位の意思決定者、役員であったり部課長であったり、幹部社員の影響力がとても大きいため、うまくいっていないことを認めることそのものが役員や幹部社員へのダメ出しとなる。私もお手伝いをしていて、本質を追究すると経営陣への批判になってしまうため、お茶を濁すときもある。もちろん重要なことで言うべきところは言うが、それほど重要ではないところはお茶を濁してしまう。それは人間関係もあるし、取引関係もあるし、誰だって嫌な人になりたくないし、厳しいことも言いたくない。外部の人間ですら怯むところがあるのに、同じ会社の上下関係や人間関係ではもっと言いにくいことはあるだろうというのは容易に察することができる。優秀な若手が会社を去るのは至って自然だし、もっと言うと年配の人たちも若い人にポジションを譲って会社を去らないといけない。1つの会社で5-10年働くのはとても難しい時代にきているのだと私は思う。

日本ナレッジ・マネジメント学会にオンライン参加した

0時に寝て5時に起きてゲームして9時に起きてまたゲームしていた。午前中は家でだらだらしていてお昼からオフィスで作業していた。

ナレッジ・マネジメントの年次学会

夏ごろに 日本ナレッジ・マネジメント学会へ加入 していた。学会誌を読んだりする程度しか活動できていなかったものの、年次大会をオンラインで視聴していた。

お昼からみたのでパネルディスカッションの後半と研究発表をいくつか視聴した。パネルディスカッションは ai についての議論をしていたが、私からみてとくに目新しい議論はなかったように思える。研究発表はいくつか関心のあるものがあって、自分たちの研究について話す前に先行研究としてこれやあれがあって、それらを踏まえて、自分たちはこういう研究をしていると聞ける。それまでの歴史や先行研究でわかっていることなども知ることができて、自分で一から調べるよりも調査時間を短縮できる。聞いていていくつかおもしろそうな論文もあった。また時間ができたときに調査するための issue として作っておいた。すでにそういった issue はたくさんあるのだけど。

おもしろかった発表内容の1つにリーダーシップ論は 野中郁次郎 先生ともう1人 (名前を聞き取れなかった) を除いたら、すべて米国からきたものだという。日本の地域性の高い問題においては米国由来のリーダーシップ論ではうまくいかないケースがあるといった話しをされていた。他にも実践知と叡智の違いとか、賢慮がどうこう、気付きの定義、技術と技能の定義といった用語の定義を明確にして議論をするといったところが学術研究とビジネスの大きな違いのように思えた。そして、学術研究においてもそれが定説としての認知度または実績がなければ、さまざまな仮説や研究があることから、自分たちはこの単語をこのように解釈して使っているとか、それぞれの派閥によって同じ言葉を別の意味で解釈していたりする。知識に関する用語が乱立して、結果的になにについて話しているのか、わかりにくくなってしまうといった雰囲気も感じることができた。野中先生の提唱する「フロネティック・リーダーシップ」には、実践知の起源として、アリストテレスが分類した3つの知識の一つ、フロネシスにあり「賢慮」とも訳されるらしい。実践知の要素には倫理が含まれていて正しいことを行うための判断も指摘されていた。来年ぐらいからうちの会社もこういった研究に時間を割いていきたい。また資料が公開されたふりかえりをしてみようと思う。