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確定申告の新しい合わせ技

2時に寝て6時半に起きた。いつも通りのサイクル。寝る前と起きた後に体重を測っていると寝た後に体重が少し減ることがわかった。寝ている間の減量 でも、寝ているときに筋肉増強と脂肪燃焼の代謝が起こっているらしくて睡眠時間を確保することは重要にみえる。

今日の運動は腕立て,スクワット,散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。

2023年度の個人の確定申告2

先日の書類作成の続き 。さとふるで「寄付金控除に関する証明書」の電子データを申請していた。サイトには2日かかるとあったけど、おそらく翌日には作成完了していたと思う。この xml データを freee で取り込んで確定申告書類を作成する。あとは国境なき医師団への寄付だけ。認定 NPO 団体は 神戸市の条例指定寄附金 として申請すればいいのかなと思う。これで金額を確定してそのまま電子申告を行った。

電子申告したら、電子申告に漏れた書類を別途提出するためのシートがあって、そこには電子申告に関する情報が記載されているので、そのシートと一緒に紙の書類を提出する。午後から近所の確定申告特別会場へ行って提出してきた。提出したものは次の書類になる。

  • 電子申告に関する情報が記載されたシート
  • 認定 NPO 団体への寄付の紙の領収書

初めてだったので受付の担当者にあれやこれやを質問しながら、とくに問題なくそのまま提出できた。念のため、小規模企業共済の掛金控除証明書ももっていたので、この書類も提出した方がよいか質問してみた。これは不要だという。小規模企業共済もマイナポータルで紐付いているので私のマイナンバーから支払履歴を確認できるはず。デジタル庁がよいお仕事をしているのか、確定申告がどんどん電子化されていって楽になっていく。これはこれで毎年楽しみになってきた。

今回の確定申告で電子申告 + 紙の領収書の合わせ技パターンを学習した。

知の創造研究部会

第64回知の創造研究部会 に参加した。冒頭に主催から挨拶があって、このイベントはもう17年やっているらしい。ナレッジマネジメント、知の創造、共創といったものがテーマ、積極的に事例なども紹介している。

18:00~19:30 第一部: やさしいビジネススクール 中川功一 学長の講演

中川先生のやさしいビジネス研究 で youtuber もやっているらしい。話しもプレゼンテーションも上手くてわかりやすかった。ディスラプト (disrupt) とは非連続的な変化、まったく別の視点から創造的破壊を行うことを指す。体制側からはネガティブな言葉のように聞こえるが、必ずしもそうではない。ロン・アドナー著のエコシステムディスラプションの紹介されていた。中川氏が監修しているらしい。

いまのビジネスは単体の製品で行っているわけではない。複数の製品群でイノベーションを起こしている。それをエコシステムと呼んでいる。価値軸の転換をもたらすものが云々。こういった製品の組み合わせが社会的に何を意味しているのか、背景にある潮流を見抜く必要がある。グレタさんのような人をスポンサーしたり投資したりするのはなぜか?どんな方法であれ、ゲームのルールを変更すれば、競争の優位劣位はひっくり返る。世界の企業はいまゲームチェンジを争っている。エコシステムによるビジネスを一般化すると、ゲームチェンジさえ成し遂げればよい。しかし、日本の企業はゲームチェンジが苦手ではないか?

19:35~20:35 第二部: 細野一雄氏の研究書出版講演

sier で定年退職した著者がシニア層 (年配の人たち) が it 業界でどうやって活躍していくか、もしくはシニア層は残りの時間をどのように働いていくかといったことがテーマのお話だった。細野氏の博士論文を一般人向け?に読みやすく書籍にして出版もしている。自費出版ではないそうだが、初版500部と話されていたのでよく出版できたなと思ってしまった。

私の関心事に近いテーマではあるが、私の関心は第一線を離れたシニアの人たちが若い人にどう技術継承していくかといったことがテーマではない。技術的にも若い人より高いレベルにあるシニア層から若い人たちがどう技術継承していくかに関心がある。会社から厄介者扱いされるような元気のないシニア層に関心はない。シニアは最新の技術に付いていけないといった姿勢で話していて、私の周りにいる同年代や年配の人たちは、一般の若い人よりもずっと高いレベルで働いているのになと思って内容に違和感が多かった。sier で普通に働く人たちの業務と oss の世界で活躍している開発者と比較するのは酷なのかもしれない。

雑談について雑談した

1時に寝て何度か起きて7時に起きた。昨日は遅くまで調べものをしていたわりには達成感がなくていまいちな金曜日になった。

ストレッチ

東京出張から戻ってきたときはあまり体調がよくないことが多い。今日は右足全般の張りが強かった。すねの外側、太ももの後ろ、股関節の関節部位、あちこち硬いなと思えた。今日の開脚幅は開始前154cmで、ストレッチ後158cmだった。数値もよくはなかった。なんとなくだけど、あと何年かしたら右足が動かなくなるんじゃないかとすら思えるようになってきた。いまストレッチしているのはその寿命を伸ばす行為だと考えている。なにもしていないのに体調が悪くなるというのがこれからどんどん増えてくるのだと推測する。悪いことばかりでもなく、先週まで辛かった首の痛みは気付いたら治っていた。

日本ナレッジ・マネジメント学会に加入申請を出した

先日の課題管理の雑談 のときに 日本ナレッジ・マネジメント学会 という学会があることを教えていただいた。学術的なところでナレッジマネジメント (知識経営) についてどのようなことが研究されていて (あるいはされていなくて)、どういう知見が溜まっているのかを知りたかったのでちょうどうちの会社にとってよい機会だと思える。

さっそく web のフォームから加入申請を送って、法人会員になるのは申請書を郵送する必要があるとのことでその事務手続きも終えた。法人会員は10万円/年の費用がかかる。学会などの年会費は「諸会費」という勘定科目使い、不課税となる。まぁこのぐらいの金額ならよいだろうと即断即決で決めた。

雑談の雑談

毎月お手伝い先の会社に出張して経営陣とサポート部門トップを含めたトップ3に プロジェクトの進捗報告 をしている。

プロジェクトの初期の頃は情報共有を密にしたり親睦を深める意図から (言うても月1回だけれども) 毎月行くことには意味はあった。しかし、うちのチームはフルリモートで開発が進む体制になっており、私が物理的にオフィスに出向かなくてもプロジェクトの開発にはほとんど影響を与えない。ではなぜ出張しているのかの意義はプロジェクトの進捗報告をオフライン会議でやっていることの方が大きいのではないかと思うようになってきた。早いときは20分ほどで報告は終わるし、普通にやっても30分もあったら報告内容は終わる。そこから参加者でその時々の雑談が始まる。会議のうち報告と雑談の時間が半々ぐらいといったときもある。

この雑談の機会を作る大義名分として、私が出張して進捗報告の会議があるから「出しになっている」のではないか?という仮説を思いついた。その場では「プロジェクトには直接関係ないのだけど、、、」という話題もちょくちょく出る。会社の業務には誰の責任でも担当でもない宙ぶらりんになる業務も発生する。チームならそれはマネージャーがすべて巻き取るわけだが、部署単位になると浮いたままになることもある。そういう話題がこの会議の中ではちょくちょくあがってくる。

建前上の会議を「出しにして」話す機会のない人たちが雑談するという、別の価値を提供している会議もあるんじゃないかと、顧問のはらさんと雑談していたところ、次の記事を紹介された。

私も前日にざっと読んでこれはひどい記事だなと思ってスルーしていた。意外とこの記事の是非について盛り上がった。私がこの記事をひどいと思うのは次の点になる。

  • 目的と手段をベン図 (集合を扱う表現) で表すという奇妙さ
  • 会議では重要な情報を得られず雑談でこそ得られるという極端な物言い
    • そういうケースがあることは同意するが、大半は会議で重要な情報を得られているはずだ
  • 会議と雑談を別の空間や時間で行う対立軸のように書いているところ
    • 会議の中で雑談して、会議内の雑談で発見があったのならそれは会議で得られたのと同じこと (上述した事例が正にそう)
    • 雑談は会議を補うものであって会議を置き換えるものではない
      • 会議で重要な情報を得られないなんてことは一般の業務においてあり得ない

試しにこの記事の著者が書いた本のファンである友だちにも意見を聞いてみたところ、次のようなコメントが返ってきた。

  • 目的と手段を同じ座標の集合にするのは無理がある
  • 手段を「目的の役に立つもの」と独自定義を置き換えることへの懸念と分かりにくさ
  • 本とブログとのギャップに驚いている。どちらかが本人でどちらかがゴーストライターなのか、とさえ思ってしまう

前半の大事な前提が受け入れられないからその続きの内容も入ってこないといったコメントをその友だちからもらった。そんな話しをしていると、はらさんが javascript と java を混同して話す人はなにを話しても聞く気にならないと解釈すれば理解できると共感していた。それぐらい冒頭の目的と手段について書かれた内容はわかりにくいと言える。

著者が言いたいことは、本質的な課題は最初からわかりにくいもので顧客自身も気付いていないことが多い。いくつか調査したりヒアリングしたり、その結果を分析したりしながら徐々にわかってきたりすることがある。イシューからはじめよ ではそのことを「解くべき問題 = 課題を見極める」と表現している。私はそれを課題管理で解決しようとしているが、著者は雑談で解決しようというアプローチの違いについて書いてあるものだと意図は理解できる。しかし、記事の内容は分かりにくいので支持しないというのが私の立場である。

SECI モデルのワークショップに参加した

0時に寝て、2時、3時、5時に起きて7時に起きた。夜中何回も起きる。

データ移行スクリプト

あるテーブル間のデータ移行のために久しぶりに python のスクリプトを書いた。python の文法を忘れるぐらい最近は書かなくなってしまっていた。1時間ほど書いていると興がのってきてそれなりに書けた。書いていれば体が覚えているので自然に動く的な。dump データ (insert 文) から json 文字列を含むデータを移行しないといけなかった。json 文字列を1つのカラムの値としてパースするのが思ったより難しかった。とはいえ python だとこういう煩雑な文字列操作は得意なので1-2時間で実装して移行作業を完了できた。

SECI モデルのワークショップ

たまたま twitter でフォローされたアカウントのタイムラインでみかけた ゲームで体感!SECIモデル~チームビルディングの瞬間に迫る!~ に参加した。SECI モデルとは野中郁次郎氏と竹内弘高氏の論文で提唱された知識創造のフレームワークの1つ。私は実践知の本で知って、スクラム本でも紹介されていたのでよく覚えていた。

暗黙知と形式知がぐるぐるまわるんだよという頭だけで理解していて、違和感もなかったし、普通に理解していたつもりだった。SECI モデルを学ぶことを意識したワークショップに実際に参加してみると、知識で理解していた概念と実際に行動 (ワークショップを通してチームで学ぶ) を通して得たフィードバックのようなものがあって、参加前の私は SECI モデルを誤解していたことにも気付いた。単純に知識創造だけのことを言っているわけではなく、チームビルディングや人間関係も知識創造には影響を与えている。私が他人にあまり関心をもたない人間だから人間関係や多様性が知識創造にどういった影響を与えるかを軽視していたと思う。

このワークショップは有償なのもあるだろうけど、2時間で SECI モデルとチームビルディングを組み合わせた要点が学べるようによく練られたものになっていたと思う。チームビルディングの3要素として、目的・関係性・多様性をあげていた。SECI モデルは個人、チーム、組織、環境の集合の要素としてモデル化されていた。個人よりも大きい集合 (チーム、組織) の重要性を私は軽視していたから気付きが多かったという話し。SECI モデルで提唱されていることは、多寡はあっても開発者は普段の業務で普通にやっている。受講後に SECI モデルで実践していることをよりエンパワーメントする仕組みを課題管理もしくは課題管理システムの文脈でできないだろうかと考えたりもしていた。ふらっと参加したのに私にとって気付きが多かったのでこのワークショップを運営しているコミュニティのイベントに今後も継続的に参加してみようと思う。