1時に寝て5時に起きた。ホテルのテレビを付けっぱなしで寝たら朝のニュースで起きた。なんとなくニュースをみながら7時ぐらいまでのんびりしてた。
1週間のイテレーションはナンセンス?
毎月行っているマイルストーンのふりかえり。今回で3回目なのでメンバーもだいぶ慣れてきた。11, 12, 1月と3ヶ月に渡って課題管理をメンバーに実践してもらいながら開発してきた。当初、開発のイテレーションを1週間で行うか、2週間で行うかの話し合いで短い方がいいんじゃないかとなり、あまり深く考えずに1週間のイテレーションで開発をまわしてきた。しかし、いまとなってはこれは開発のイテレーションとは違うものになっている。
最初の1ヶ月はメンバーにとって慣れないワークフローだから、1週間のイテレーションでこの issue をやる・やらないといった厳密な取り決めはしなかった。その後、徐々に慣れてきたのを見越して、定例会議のときに issue 一覧をみながら、メンバーに2-3個ぐらいの issue をアサインしたり、issue の優先順位付けを明確にしたりしてきた。必ず issue を完了させるという強い制約を課していないものの、だいたい毎週アサインしたものをメンバーは対応してくれていたので、マネージャーとしての私の視点からもとくに問題はないようにみえた。要はうまくまわっているのでそれ以上の管理をしなくてもいい状態だったと言える。
一方で、本来の課題管理のイテレーションとは異なる開発のワークフローになっていて、それがよいことなのかどうか、私自身にも明確な答えがなかった。それでメンバーに尋ねてみた。いまの1週間単位のイテレーション (開発のワークフロー) をどう思いますか?
メンバーからは、1週間の作業内容を厳密に決めなくてもいいんじゃないかという意見が出た。それは私の考えとも一致していたものの、開発のイテレーションを2週間に伸ばすことについて話しているときに、そうしたとしても、定例会議は毎週やりたいという意見が出た。要件確認や仕様共有のために重要だという。通常、イテレーションの成果共有のために定例会議とイテレーションの長さは一致している。仮にイテレーションを2週間にしたら定例会議は2週間に1回となる。しかし、メンバーの視点からはイテレーションを1週間にするか2週間にするかについて関心はないものの、毎週の定例会議で行っている情報共有は重要だという認識があった。
ここで開発のイテレーションと定例会議の頻度は別にあわせなくてもいいんじゃないかと考えるきっかけを私は得られた。スクラムもスプリントと会議体の頻度はセットになっているのでこの発想はなかった。ちなみにアリエル時代は1つのイテレーションが3ヶ月で定例会議もなかった。そして、うちのチームは1ヶ月のマイルストーンに対してふりかえりをセットにしている。これはもはやイテレーション開発の文脈でいえば、実質うちのチームはマイルストーンと呼んでいる1ヶ月が1つのイテレーションになっていて、1つのイテレーション内に4回の定例会議があるというイテレーション開発のワークフローになっていることに気付いた。課題管理の考え方やワークフローがもっと洗練されていくと、毎週の定例会議をやらなくてもよいようになっていくのが私の経験から自明である。しかし、うちの開発は私も含めて8割以上がフルリモートワークなので、メンバー全員の顔を合わせる機会を作るという観点から毎週の定例会議は大事な場にもなっている。
実際の開発のマネジメントをしてみると、私自身、分かっていなかったことや新たな発見があって、まだまだ自分自身も修行の身であることを実感する。ここでの結論としてわかったことは次の通りで、ロードマップにおける最初のフェーズが完了する3月末までは現状のワークフローを継続してみることに決めた。
- 開発のイテレーションとして1週間は短過ぎて管理対象としてあわない
- 開発のイテレーションと定例会議の頻度をあわせなくてもよい
- フルリモートワークの場合、メンバー全員を集める目的は情報共有だけではない