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忘れていた記事翻訳

2時に寝て6時過ぎに起きた。運動のせいか、朝もすっきり起きれるようになってきた。

今日の運動は腹筋ローラー,背筋,散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。

ストレッチ

昨日、一昨日と夜に5千歩ぐらい歩いたせいか、ストレッチをしていて、ふくらはぎ、太ももの前、太ももの後ろ、臀部のツボ、腰周りとあちこち張りがあったり痛かったりした。腰に負荷がかかっているのは気付いていたが、その他の部位はとくに自覚症状がなかった。実際にトレーナーさんがそれぞれの部位をストレッチしてみると全然ダメなことに気付いた。こんな風にたまに私の認識とカラダの状態が異なるときがある。プロのトレーナーさんがいることでストレッチを通してよくない状態をチェックできる。このことは私の物理的な健康に大きく寄与している。今日の開脚幅は開始前153cmで、ストレッチ後157cmだった。

ブログ記事の翻訳

12日前に著者に許可を得て、そのときは余裕がなくて後日やろうと思っているうちに時間が過ぎてしまった。

スタートアップ企業での働き方や会社の変化などが書いてあっておもしろい。技術系のスタートアップで企業文化として大事なことについても著者の経験から言及している。私もその内容には同意できる。アーキテクチャに関わることはトップダウンでないと判断できない。トップが技術オンチだと、この記事にあるような不可逆的な変更を伴う大胆な決断ができない。私はそういうものを「作ったときから壊れているシステム」と呼ぶ。アーキテクチャが壊れているシステムは作り直すしかないから、小手先でなにをどう改善しても直ることはない。

fitbit のバッテリーと充電

たくさん運動するほどフィードバックが増えるからバッテリーの消耗には個人差があると思う。私の場合、4日ぐらいで30-40%ぐらいになる。50%を下回ったら次の充電タイミングで充電するようにしている。fitibt は 50m 耐水性能を備えていて水泳は問題ないとあるのでお風呂も大丈夫だと思う。睡眠時間を測るために寝るときも付けているので外す時間帯がない。そこで充電タイミングはお風呂へ入るときにしている。お風呂へ入る前に外して充電セットして、お風呂から上がってきてストレッチし終えたら100%になっている。3-4日周期の、お風呂のタイミングで1-2時間充電をしておくとフル充電できる。バッテリーは十分に長持ちすると思う。

プールで fitbit を身に付けたい

神戸市立市民福祉スポーツセンター のプールでは 時計を付けて入ってはいけない というルールがある。受付の担当者さんに、このルールを変更に関して誰に陳情すればよいかを尋ねてみた。すると、担当者さんは神戸市から委託されて運営しているに過ぎないから神戸市に陳情するのがよいと教えてくれた。調べてみると、規制・行政手続きというほど大げさなものではないが、次のページで改善提案を受け付けているのをみつけた。

プールで fitbit を付けて入れない現状と、健康管理のためにデータを活用する人は増えているということを踏まえて、なんらかの条件や運用、実証実験などはできないか?という提案をしてみた。個人よりも会社の方が説得力あるかなと思って会社名義で申請した。

svelte のチュートリアルで学ぶ

22時頃から寝てたものの、また2時頃に吐き気で苦しんで何度か起きて7時過ぎに起きた。なかなか体調が悪い。

隔週の雑談

顧問のはらさんと隔週の打ち合わせ。今週はてんやわんやで議題を整理する余裕すらなかったので近況を軽く共有した。

課題管理を it 業界や開発プロジェクトだけでなく、もっと様々な分野や業界で応用できるようにしたい。最初は私がノウハウをもっている業界や業務のみに特化したものになるだろうけど、いずれはスコープを拡げていきたい。その先に 地域おこし協力隊 のようなところにいって社会貢献ができればおもしろいのではないかといった話しをした。地域おこし協力隊の内容はおもしろそうだけど、1人あたりの経費の上限が480万円に設定されていて、ググって調べると余裕のない自治体では満額支給されていないケースもあるみたい。行政がやらないといけない業務をアウトソーシングする予算が低過ぎて、適切な実績やスキルをもった人が経済的に参加しにくい状況にある。採用の目利きができないから単価を低くして失敗を許容しやすくなっているようにもみえる。行政の予算が低い問題は専門家が入って採用も含めて改善していく必要がある。

svelte 入門

昨日の続きで svelte のチュートリアル を始めた。このチュートリアルはファイル操作とオンラインエディタもついていて、ソースコードを変更するとすぐビルドされて結果も確認できる。フロントエンドのチュートリアル自体がフロントエンド技術のデモになっている。よく作られているよなと感心しながら取り組んでいる。svelte でスクリプトを書くときの、マジックコード的な変な構文がある。simple is not easy の文脈で言うところの easy であり、私のような simple 派からみるとやや気持ち悪い。わりと分量があるので途中にコードレビューや勉強会の講師をやっていたら1日では終わらなかった。

let count = 0;
$: doubled = count * 2;
<script>
  export let answer;
</script>

法人登記変更申請にもの思い

4時に寝て8時に起きた。3時過ぎまでオフィスの片付けなどをやっていた。貧乏暇なし。

年金事務所でヒアリング

8時半から住所変更のために年金事務所に立ち寄る。会社の住所変更をすると行政機関にその申請をしないといけないが、年金事務所がもっとも短くて移転後5日以内となっている。行ってみたら登記事項証明書のコピーがないと手続きをできないという。すべてに先立って法人登記の変更申請が必要なことがわかった。法人登記の変更申請に1週間かかるのでその時点でこの手続きは無理だとわかった。行政のバグの1つかもしれない。

法務局で法人登記の変更申請

以前、電子公告の変更で法人登記の変更申請をやったことがあったので手続きの雰囲気を理解していた。お昼休みを兼ねて法務局へ住所変更の申請に行く。合同会社の法人登記の変更申請は次のリンクにある。

しかし、このリンクを辿ると、3つの記載例がある。

3-4 合同会社変更登記申請書(商号の変更及び目的の変更)【R4.11.11更新】

3-5 合同会社本店移転登記申請書(管轄内移転)【R4.9.20更新】

3-6 合同会社本店移転登記申請書(管轄外移転)【R4.9.20更新】

ここで私が慌てていて 3-4 の「商号の変更及び目的の変更」の記載例しか目に入ってなくてその内容を確認して申請書類を作って提出してきた。後日、担当者から決定書が必要ですと電話がかかってきた。私が参考にしないといけない記載例は 3-5 の「管轄内移転」の方だった。たしかにその書類には決定書が含まれていた。3-4 にはそれが不要だったので申請書類から漏れた。後日、決定書を再作成して法務局へ再申請に行ってきた。申請自体は15分もあれば終わる作業だけど、1度で終わらせる手続きを済ませられなかったという自分の不甲斐なさにショックを受けた。余裕をもって周りの観察が大事という話し。

初めての会社のオフィス移転で学ぶことも多かった。申請には「原因年月日」を記述できるので予め前もって登記変更の申請を行うことはできないのだろうか?移転後2週間以内に申請する必要があると書かれた記事を読んでいたので私は引っ越し後にしか申請できないと思い込んでいた。

また定款の記載内容によってはオフィス移転で定款変更も必要になる可能性がある。定款の変更には同意書が必要なため、さらに申請書類が増える。うちの会社の定款の条項は次になる。

(本店所在地) 第3条 当会社は、本店を神戸市に置く。

定款の本店所在地は市町村まで構わない。神戸市内で引っ越しする分にはうちの会社は定款変更を必要としない。おそらく会社を設立するときにオフィスがまだ決まっていなかったからそうしたのかもしれない。私が意図して定款の本店所在地を決めたわけではない気もする。freee 経由で定款作成代理人がよしなに作ってくれたようだ。感謝。

さらにたまたま申請する直前にオフィスの掲示板で来月からビル名が変わりますという掲示をみつけた。登記変更の申請を知らない人向けにこの手続きはどんな内容であろうが申請に手数料が3万円かかる。ビル名が変わったらその都度3万円支払う必要がある。少し調べてみると、新しいオフィスのビル名が変わるのは3度目でどうもそういう傾向のあるビルにみえる。これは4度目もありそうだ。登記の住所についてさらに調べてみると、法律上は番地まで記載すればよくてビル名を登記に含める義務はないという。今回の登記変更の申請にはビル名を含めず番地までとした。これで未来に4度目のビル名の変更があっても登記変更を申請しなくて済む。たまたま申請前にオフィスの掲示板を眺めて気付いたことで登記の住所の仕様を学ぶことができた。周りの観察は大事という話し。

東京出張 2回目

東京出張 2回目

0時に寝て4時に起きた。5時前には家を出た。初日だけは早起きして新幹線乗らないといけないので緊張する。新神戸6時10分発が始発になる。始発に乗った方が混雑もしていない。9時過ぎにはお手伝い先のオフィスについて業務を始められた。移動に約3時間。早起きは三文の徳みたいな話。

フルリモートワーク

朝一でオフィスに着いたものの、チームのメンバーの1人はお休み、2人は在宅勤務、上長は出張だったので私が一人だけオフィスワークしてた。普段は私がフルリモートワークなのでうちのチームはリモートワークの働き方が容易になるように業務を設計している。私がオフィスにいようが、普通にリモートワークするのはある意味で自然な働き方とも言える。周りのチームの人に「あっ、いたんですね」とか声を掛けられながら1人で黙々とお仕事してた。

全国旅行支援 + ただいま東京プラス

今回の出張は全国旅行支援で宿泊費が40%オフになっていて、且つ ただいま東京プラス という取り組みで3000円/日のクーポン券が付いていた。 region PAY というアプリにクーポンを登録して QR コード決済で対応店舗で買いものできる。すべてのお店が対応しているわけではないが、普通に周りの飲食店やコンビニなどでも使えた。ちょっとよい晩ご飯の定食を食べて、帰りにコンビニで飲みものを買って帰るぐらいの贅沢ができる。至れり尽くせり。

競輪選手というキャリア

ホテルでたまたまテレビをつけたらやっていておもしろかった。競輪オタクが競輪選手になったらめっちゃ強くて無双している、どこかのラノベみたいな話し。競輪という競技を私はあまりよく知らなかった。なぜこんなことができるかというと、競輪というスポーツは純粋な体力や身体能力で勝敗が決まらないらしい。試合展開の駆け引きがあって最後に勝敗が決まる。競輪オタクはすべての選手のプレースタイルを記憶していて、個々の選手の戦術を予測して対策できるから勝てるのだという。

放置していたバグを直した

1時に寝て7時に起きた。寝ていて夜中に吐き気して眠れなくて上体を起こすしかなかった。たまにある 胃食道逆流症 のひどいやつ。

参議院選挙

普段は期日前投票で済ませるのだけど、今週は他のことに注意を取られていたせいか、当日行ってきた。場所が期日前と違ったので勝手がわからなかったけど、とくに混雑もしてなかったのですぐに完了できた。タイムラインを眺めると、私のタイムライン上では投票したと発言する人が増えてきたように思う。投票率が50%程度で半分ぐらいの人が投票していない状況に懸念をもつ人たちの可視化がされている。

ふと父の選挙はどうなるんだろう?と思って検索してみた。意思表示できない状態だと選挙はできないみたい。

選挙人本人が投票所に行き自らの意思で投票することが原則であることから、意思表示が困難である場合には投票することはできません。これは投票所の係員が選挙人の投票を補助する代理投票においても同様です。したがって、家族の方が本人に代わって投票することはできません。

神戸市 FAQ > 市政情報 > 選挙

70歳以上は傷病で選挙権を行使できない人たちもいるだろうから減るのかな?と、総務省の 年代別投票率 のグラフを確認してみた。直近だと、70歳以上が61.96, 60歳代が71.43、50歳代が62.96だった。60歳代と比べて減ってはいるけど、50歳代とそう変わらないのをみると、元気な人たちに選挙へ行こうと呼びかけるのは正しい気がした。

backlog-github-integration-action のバグ修正

運用してすぐにコミットメッセージ中にシングルクォートやダブルクォートが含まれると引数を正しくパースできなくてエラーになることがわかっていた。いま運用している環境の用途だと、それほど重要ではないので後回しにしているうちに面倒になって放置していた。晩ご飯を食べてからデバッグしていたら7時間ぐらいやってた。

bash 上の文字列の扱いと action.yml の inputs の args に引数渡しするときの振る舞いの勘違いもあって、issue の見た目以上に複雑な振る舞いをしていることがわかった。github actions 上のコンテキストに依存したくなかったため、github.event.commits の json をそのまま cli パラメーターとして渡している。bash 上の json 文字列と cli パラメーターとしての扱いが煩雑になるのでこのやり方は失敗だったかもしれない。ローカルでのテストもやりにくい。私はそのことをよく理解していたはずなのに github actoins 上のアンチパターンにはまってしまった。カスタムアクションのユーザーが簡単に使えるように cli パラメーターの設定を簡単にする意図で json 渡しにしたんだけど、エスケープの振る舞いが想像以上にややこしくなって、エスケープしたいユーザーには簡単ではなくなってしまった。それでもデバッグをがんばったおかげでシングルクォートは完全に使えるように実装できた。ダブルクォートは制限付きでエラーにならなくできるが、事実上は使わないでくださいといった仕様制限にしてしまおうと思う。引用するときはダブルクォートじゃなくてシングルクォートを使ってくださいと啓蒙することに決めた。

引越考察

0時半に寝て5時半に起きた。昨日からワールドトリガーのエンディング曲で 雲外憧憬 を聞いている。歌詞がワールドトリガーの世界観ともあっているし、タイトルの雲外憧憬という言葉に驚いた。四字熟語のように読めるけど、たぶん違う?こんな言葉よく思いつくなと感心してしまった。apple music の英語表記だと Aspiration Beyond The Clouds と訳されている。

  • 雲外: 空のはるか遠いところ
  • 憧憬: あこがれること

明石市の調査

1ヶ月ほど前から 泉房穂明石市長 が twitter を始めた。私のタイムラインでもフォロワーの誰かがいいねしたり、リツィートしたりしてちょくちょくみかける。泉氏の暴言などがニュースで取り上げられたりするので地方都市の市長にしては知名度が高い方だろう。神戸市の隣は明石市なのでご近所の関心はある。明石市は日本の標準時子午線があって、学生の頃に 天文科学館 にも行ったことがある。いまも成年後見人の弁護士さんの事務所は明石市にあるし、運転免許センターも明石市にあるので年に数回ぐらい行く機会もある。ツィートを眺めていると58歳の市長が初めてやっているにしてはうまく sns を使いこなしていて、始めて1ヶ月ほどしか経っていないのに8万6千人ものフォロワーがいる。ブレーンが優秀なのか、本人がやっているのかはわからないけど、すごいことだと思う。

ツィートは当然、明石市のアピールが主なのでそれを眺めているうちに明石市よいところだなと好感度があがってきた。高齢者向けのサービスを廃止して育児や教育といった子ども向けのサービスを重視していて、それが子育て世帯にうけて、全国でも有数の人口増の中核都市となっている。当然、子育てに関係ない高齢者からは不満の声もあるみたい。私もその方針は支持したいと考えて、年寄りよりも子どもの教育に行政サービスのリソースを集中すればよいと思う。

いま神戸市に住んでいるのは大阪に通勤するためだった。コロナ禍により、フルリモートワークの世の中に移行したので明石市へ引っ越してもよいかもしれないと考え始めた。明石海峡大橋があるところなので実家の淡路島へ帰るのも少し近くなる。軽く検索していくつかみた雰囲気だと、賃貸マンションの家賃も神戸市より割安感がある。比較サイトによると住民税も神戸市より年間2万円安い。ただシェアオフィスの数、起業文化やベンチャー支援みたいなところは神戸市には相当に及ばない。そこは政令指定都市としての面目躍如といったところか。オフィスさえよい場所があったら住居もオフィスも明石市へ引っ越ししてもよいかもしれない。ひとまずアンテナを張っておく。

オフィスの引っ越し

明石市の話とは別に来期のどこかでオフィスを引っ越ししようかとも考えている。いまのオフィスも大きな不満はないので急いではいない。前に Joel on Software を読んだ ときに窓のないオフィスのストレスについて考えるようになった。気付いたら気付けなかった頃には戻れない。強くはないけど、ストレスの要因はなるべく排除したい。窓以外の不満でいうと働いているうちに備品も増えて部屋が手狭になってきた。引っ越し先候補の1つとして リージャス神戸国際会館ビジネスセンター がある。問い合わせしたら来週に内覧をさせてくれるらしい。交通アクセスやビルのグレードが高いので賃料もかなり高いだろうけど、他のシェアオフィスとの比較も含めて参考のために内覧してくる。

資料作り完了

資料作り完了

4時に寝て8時に起きた。夜に資料作りに集中していたので家に帰ってきたのが3時頃で、くつろいだりアニメみたりしてから寝た。遅くに帰ってきてもすぐに寝るわけじゃなくて、だらだらして実際に寝るまで1-2時間はかかる。こういうところ、生活が堕落していて改善していくべきなのかもしれない。良かったこととして、ウォーキングのせいか、夜はよく眠れた。

みんなの Python 勉強会の資料作り

昨日の続き。一晩寝てから最後の仕上げをした。時間を置く、とくに一度寝てから資料を洗練させると改善点があちこち出てきてより良いものになっていく気がする。午前中に主催者に連絡したものの、午後になってから思い付いたことをちょくちょく修正したりもした。オンラインの資料だと、先方に連絡した後でも微修正できるところがよい。業務の資料だとさらに2-3日かけて洗練させていくけど、勉強会の資料だからこれでいいかな。タイトルはすごく気に入っているというわけではないけど「本と学びの段階」とした。ひとまず完成したので自分のやりたいことに取り組める。

神戸市長選

神戸市は衆議院選挙とは別に市長選挙も一緒にあった。神戸市長選 によると、投票率は53.79%で439,749 (67.7%)の得票を得た現職の市長が完勝した。3回目の当選になるらしい。私が神戸に戻ってきてから初めての市長選挙だった。起業してから手続きなどで行政が身近になったことから関心をもつようになってきた。自分ごとで考えるというのか、どんなものでも身近なことは関心をもつのかもしれない。

データ指向アプリケーションデザイン

9.2 線形化可能性を読んだ。

線形化可能性 とは、データのコピーが1つしかなく、そのデータに対する操作がすべてアトミックであるかのようにシステムにみせることを指す。古くなったキャッシュやレプリカからの値ではないことを保証する、最新性の保証(recency guarantee) と言える。トランザクションの章に出てきた 直列化可能性 とはまったく異なる。直列化可能性が保証するのは、複数のトランザクションが何らかの順序で実行された場合に同じ結果になることを保証するもの。

あと「役に立たない CAP 定理」というコラムもおもしろい。CAP 定理とは次の3つはすべて成り立たず、2つを選択することを強いる。

  • 一貫性(Consistency)
  • 可用性(Availability)
  • 分断耐性(Partition tolerance)

CAP 定理は歴史的にデータベースのトランザクションのトレードオフについての議論の出発点として引用され、有名な定理ではあるが、分散データベースの研究者の中では1970年代から知られていたことであったらしい。そして、ネットワークを介した分散システムは、分断耐性が必須 (ネットワークが切断しないことはないから) であることから一貫性か可用性のどちらかを選択するしかない。ここで一貫性とは線形化可能なシステムを実装することだが、これはパフォーマンスのデメリットが大きい。そのため、現代の多くの分散データベースは線形化可能性を提供しないことを選択しており、結果として可用性と分断耐性を選択することになっている。したがって、CAP 定理から議論を始めることは無意味であると言う。