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打ち合わせの多かった日

今日の筋トレはレッグレイズ(椅子):20x1,腹筋ローラー:10x1,スクワット:20x1,縄跳び(両足跳:50x4)をした。以前の縄跳びで痛めた足の後ろの変なところの筋がずっと痛い。ちょっと休養した方がよいかもしれない。

隔週の雑談

顧問のはらさんと隔週の打ち合わせ。今日の議題はこれら。最近は1時間をちょっと超えることが多い。

hugo のハンズオン資料を作っていて、私自身、これは誰向けに必要なものなのかよくわからなくなってきた。プログラマーならハンズオンしなくても自分でドキュメントを読んでやるだろう。なので日曜大工的なプログラミング初学者か、ビジネスパーソンが主なターゲットとなるだろう。そういった人たち向けには hugo はちょっと難しいかもしれないなと思うようになってきた。それはテーマのカスタマイズが、個々のテーマによって大きく異なるため、テーマのサンプルファイルをみながらトライ&エラーで設定を理解する必要がある。プログラマーなら慣れたデバッグ作業ではある。しかし、そうじゃない初学者にとってこの作業はちょっと敷居が高過ぎるかもしれない。はらさんも「静的サイトジェネレーターは時代の流れとしてピークを過ぎたのではないか」とも話されていた。

開発合宿の準備はもうほとんど完了している。いよいよ残り1ヶ月をきってなにか忘れていることがないかをはらさんにも聞いていた。新たにもう1名追加したので合計で8名になった。車に搭乗可能な最大人数でもあるのでこれ以上は増えない。はらさんは五輪書を読むらしい。私もこの kindle 版を昨年の11月に購入したものの、積ん読している。開発合宿の機会に一緒に読んでもよいかもしれない。

はらさんと話していて前回の開発合宿で全員プレゼン大会がよかったとのこと。前回は4人だったが今回は8人だから長時間になるかもしれない。おすすめ本を当日紹介したりできるとよいかもしれないと話されていた。私自身、本をたくさん積ん読している。そして kindle で購入すると、普段目に入ることがないので買ったことすら忘れていることがある。積ん読とはよく言ったもので物理的に目に入ることに意味があって、たまにみかけて思い出して本を読むことがある。kindle 本には思い出す機会がない。そこで chrome 拡張などで、たまに amazon の本棚から読み終えていない kindle 本を無作為に選出してポップアップするみたいなアプリがあってもよいかもしれないとアイディアが出てきた。はらさんはそれを xr で仮想本棚を作って積ん読させてみたらおもしろいかもしれないと話されていた。

ファイナンシャルプランナーとの打ち合わせ

テレビ会議で打ち合わせした。前回のやり取りはここ 。法人向けの医療保険と個人向けの資産形成の2つのカテゴリについて提案してもらった。それぞれ、法人向けの医療保険を3社、個人向けの資産形成を2社、合計5社の保険プランの、契約内容の異なるバージョンも含めると7つのプランを提案してくれた。さすがファイナンシャルプランナーという感じで、私の要望を伝えて用意してきたプランはどれも私の想定していた状況に合致したもので魅力的なものだった。会社は年間30万円まで医療保険を損金扱いにできるらしい。会社の経費になるなら保険に入ってもいっかというお気持ち。私の考えとしては基本的に元気だったら働き続ける。保険を資産形成や節税にする意図はまったくなく、本当に事故や病気で働けなくなったときの補助になればよい。

ファイナンシャルプランナーさんと私との打ち合わせには一切の相談料が発生していない。おそらく私が保険に加入したときに保険会社からバックマージンのようなものがあるのだと推測する。保険の契約さえしてしまえば、その後はあまり関与がないのかな?と思っていたら、どうやらそうでもないらしい。

例えば、資産形成のあるプランに入ったとして、為替や金利が大きく動いたときにはお客さんのプランを眺めて、個々のお客さんに解約するかどうかなどを連絡したりしているらしい。そういった世の中の状況の変化があったときに、自身のすべてのお客さんの保険プランを眺めて、影響が大きそうなお客さんだけピックアップして連絡しているという。契約後の顧客に対してそんなサポートするんや?と思って驚いた。それはプランナーさんの半ば趣味みたいなものだとも話していた。ファイナンシャルプランナーの全員が全員そんなことをやるわけではないみたい。解約の手続きなども基本的にプランナーさんが窓口になってやってくれるらしい。いま話しているプランナーさんが特別なのかもしれないが、サポートを丁寧にやっているエピソードが説明を受けてきてちらほら出てきて「そんなことまでやるの?」と私が驚くぐらい。丁寧な人なんだと思う。

年明けからコーポレート業務いろいろ

23時に寝て4時半頃に起きてそのまま6時半までだらだらして起きた。早寝早起き。

今日の筋トレは腹筋:20x1,腕立て:15x1,スクワット20x1をした。

隔週の雑談

顧問のはらさんと隔週の打ち合わせ。今日の議題はこれら。内容が多くて1時間超えた。

  • 電子帳簿保存法対応の事務処理規定の共有
    • まだ始まったばかりで税理士さんの温度感も低い
    • 事務処理規定が省令に沿っているかどうかの判断はプロセス監査で行われる
    • 電子帳簿保存法には規定されていないため、事務処理規定の妥当性の検証は行われない
  • 融資を受ける構想作り
    • 日本政策金融公庫のみで検討していたが、融資実績を作りたいなら信用金庫も加えた方がよい
    • 借金のメンタリティ、担当者との折衝や審査など余裕のあるときに経験を積んでおくことはよいように思えた
  • ファイナンシャルプランナーさんとのやり取り
    • 会社の経費で役員のための保険に入ろうと考えている
    • 個人の保険控除は8万円らしい
  • ローカル複業化プロジェクトの考察
    • IT コミュニティに老人や子どもたちは入りにくい。農業なら老若男女誰でも入れる気がする
    • 農業や地元の特産品を切り口にコワーキング (コミュニティ) で街の人たちと田舎の人たちをつなげるのはすごいことだと思う (関係人口の創出)
    • 地元の有力者と仲良くなると、行政の口利きもしてくれて活動しやすくなる

はらさんが よりひろいフロントエンド を始めたそうでその話しも聞いていた。個人のブログサイトにするのか、複数人で記事を共有するサイトにするのかもまだ曖昧だという。Contentful + Next.js + Cloudflare Pages という構成らしい。Contentful というツールを私が知らなかったのでまた時間のあるときに調べてみようと思う。

母が一人暮らしをしていて体調もよくないことから要介護状態になるリスクがそこそこあると考えている。最悪の場合、会社を休眠させてしばらく介護をするかもしれない。はらさんが仰るには休眠はよいアイディアだという。会社員に例えると退職した日の帰り道を想像するとよいと話されていたのだけど、私は過去の記憶があまりないというのもあるが、これまで6回も退職してきたのに退職日を特別に思ったことはあまりない。退職日と他の日に大きな違いはなくて、次のお仕事の準備や調査をしていることが私は多かったと思う。それでも退職にあわせて有休を1-2ヶ月とってゆっくり過ごしていたことには変わりない。私もそういう、メリハリのある働き方が好きだ。

smtp 接続のタイムアウト

たまたまメンバーが誤った設定で smtp サーバーに接続したときにタイムアウトするまで5分ほどかかるという現象を発見した。タイムアウトの設定をせずに接続しようとするからそんなことが起きるのかな?と考えて smtp クライアントのタイムアウト設定を調べてみると net.DialTimeout を使えばよいという。

多めに見積もって30秒のタイムアウトを設定して接続するようにして再度メンバーに再現検証してもらったら直っていないという。接続そのものは出来ていたのだ。ソースを読んでみると、smtp クライアントを生成するときに 220 というレスポンスを読むことがわかる。誤った接続設定でもコネクションは確立するが、レスポンスが返ってこなくて待ち状態になっていた。

func NewClient(conn net.Conn, host string) (*Client, error) {
	text := textproto.NewConn(conn)
	_, _, err := text.ReadResponse(220)
	if err != nil {
		text.Close()
		return nil, err
	}
	c := &Client{Text: text, conn: conn, serverName: host, localName: "localhost"}
	_, c.tls = conn.(*tls.Conn)
	return c, nil
}

調べてみると Conn インターフェースにデッドラインを設定する API が提供されている。注意事項としては接続した後にデッドラインをリセットしないといけない。

デッドラインとは、I/O操作がブロックされずに失敗する絶対時間のことである。デッドラインは、ReadやWriteを呼び出した直後のI/Oだけでなく、将来の保留中の I/O すべてに適用される。デッドラインを超過した後は、未来にデッドラインを設定することで、接続をリフレッシュすることができる。

デッドラインを超えた場合、ReadやWrite、その他のI/Oメソッドの呼び出しは、os.ErrDeadlineExceeded をラップしたエラーを返します。これは、errors.Is(err, os.ErrDeadlineExceeded)を使用してテストすることができます。errorのTimeoutメソッドはtrueを返しますが、期限を超過していなくてもTimeoutメソッドがtrueを返すエラーが他にもあることに注意してください。

アイドルタイムアウトは、ReadまたはWrite呼び出しに成功した後、デッドラインを繰り返し延長することで実装できる。tの値が0であれば、I/O操作はタイムアウトしない。

https://pkg.go.dev/net#Conn

次のように SetReadDeadline() を使ってタイムアウトを5分から30秒に短縮できた。

func (s *Clinet) connectWithReadDeadline(conn net.Conn) (*smtp.Client, error) {
	if err := conn.SetReadDeadline(time.Now().Add(dialTimeout)); err != nil {
		return nil, fmt.Errorf("failed to set read deadline: %w", err)
	}
	c, err := smtp.NewClient(conn, s.config.Host)
	if err != nil {
		return nil, fmt.Errorf("failed to connect to the smtp server: %w", err)
	}
	// clear read deadline
	if err := conn.SetReadDeadline(time.Time{}); err != nil {
		return nil, fmt.Errorf("failed to reset read deadline: %w", err)
	}
	return c, nil
}

ハンズオン資料の作成に着手

晩ご飯食べてくつろいでからまたオフィスに戻って作業してた。3時過ぎに寝て8時に起きた。寝不足のせいか、今日も夕方に眠くなって家に戻って3時間ほど寝てた。

今日の筋トレは腹筋:25x1,腕立て:10x0,スクワット15x1をした。

ストレッチ

今週もとくにお仕事で疲労や負荷はないものの、筋トレを継続しているせいか、やや腰が痛いかなといったところ。トレーナーさんによると、筋トレで筋肉痛になっていると体が硬くなるという。おそらくそのせいでやや硬めの印象になっているのだと思う。腰や太ももの前・後ろの筋に張りがあったのでこれらはスクワットの反動ではないかと思われる。今日の開脚幅は開始前152cmで、ストレッチ後157cmだった。先週と同じだ。

ハンガーラック受け取り

ジモティーで「ハンガーラック」を500円で購入した。これもコワーキングスペースで使う。この前帰ったときにジャケットを掛けるものがないと気付いた。引き取りに東灘区へ行く機会が増えてきてだいぶ道を覚えてきた。マンションの駐車場まで行って、そこでハンガーラックを受け取った。解体してくれていたので難なく荷室に積めた。丁寧な方で駐車場から車が出ていくときまでお見送りしてくれた。ジモティーだと受け渡しが終わったらすぐ帰る人の方が普通なので性格なのかホスピタリティの違いが出るなと思った。

iostat-tool のメンテナンス

日記を書こうと決めて初日に書いた内容 が iostat-tool の保守だったなと思い出した。2年半ほど前。一昨日からプルリクエストが届いていたのでレビューしたり、CI 環境の設定を更新したりしてマージした。

マージしてから 0.3.1 として https://pypi.org/project/iostat-tool/ にパッケージをアップロードした。

ファイナンシャルプランナーとの打ち合わせ

先週の続き 。17時からの予定だったが、プランナーさんの前の予定が早く終わったそうで15時半からに変更になった。お昼以降ならいつでもよいと伝えていたのでこういった調整ができてよいと思う。卓上カレンダーをお土産にもってきてくれた。今日は次のような内容を話した。

  • 人生のキャッシュフローに問題ない
  • 預貯金が多いのでもう少し運用にまわしたい
    • どういった運用があるのかノーアイディアなので提案してほしい
  • 資産形成ではなく万が一のときのための役員向けの保険を提案してほしい

先方もどうせ来るならもっと準備して来たらいいんじゃないかとも思うが、次は teams でテレビ会議にしましょうと提案した。30分の打ち合わせのために三ノ宮のオフィスまで来てもらうのも申し訳なく思えてきた。その際にメールアドレスを伝えていて「すべて小文字ですか?」と聞くのでメールアドレス (ドメイン名) は大文字小文字を区別せず、大文字でも届きますよと教えてあげたら思いの外驚かれていた。昔からある古い仕様は大文字小文字を区別しなかったりする。大文字小文字を区別しないというのは、多くのケースで百害あって一利なしだけれども、互換性のために変更することもできない。

hugo のハンズオン資料作り

先日の打ち合わせ を受けて資料作りに着手した。hugo のサイト構築やテーマ設定は一度行ったらそうそう変更することはないので久しぶりに設定したら忘れていて、これどうだったかな?とか、このフォーマットはどこからきているのか?とか、いろいろ調べて思い出しながらやっていた。

hugo は設定ファイルを yaml, toml, json で記述できる。フォーマットを複数対応するというのはよくないということに気付いた。json はみたことないけど、テーマのサンプルの設定ファイルを yaml と toml の、開発者が慣れた方を使う。そうすると、テーマのサンプルの設定ファイルを yaml で提供していて、hugo.toml でサイトの設定をしていた場合、テーマの設定を yaml から toml に変換する作業が発生する。コンテンツの markdown も toml と yaml の両方で記述できるからフォーマットの統一感もなかったりする。なによりも初心者が調べたときに設定ファイルが toml だったり、yaml だったりして混乱する。

デフォルト設定は toml になっているので hugo で yaml は使わない方がいいんだろうなと思えた。

さらに設定ファイルの名前も昔は config.toml だったのが、最近は hugo.toml に変わり、さらにどちらのファイル名でもよいという仕様になっている。こんなことになんの意味があるのかもわからない。

With v0.109.0 and earlier the basename of the site configuration file was config instead of hugo. You can use either, but should transition to the new naming convention when practical.

まずはサイト構築して github actions で github pages へアップロードする環境構築を完了した。

徐々にコンテンツを追加していく。

経営の価値観にもの思い

2時に寝て途中起きて7時半に起きた。久しぶりによく眠れた。

今日の筋トレは腹筋:10x2,腕立て:10x1,スクワット15x1をした。

経営の価値観と財務

年末から読み進めて 昨日読み終えた本 の書評を書いた。こういったアウトプットをすることで学びを強化できるし、忘れてしまったときにまた自分の記事を読み返すこともできる。南原さんの経営の価値観に共感するところも多かった。

以前読んだ 貧乏はお金持ち にも書いてあったことだけれども、会社の資金繰りが厳しくなって、いざお金を借りようと思ったときに返済実績がないと借りられないことがあると書いてあった。余裕のあるときに借りて返済したという融資実績を作ることは会社の信用において意味があることだという。南原さんも同じことを指摘していて、その融資を受ける上で事業計画書が大事だという。これまで事業計画書を作るという考えが私にはなかったが、融資を受けるタイミングで試しに作ってみて外部の人たちが私の作った事業計画に対してどういった評価をするかで、やりたい事業の客観的な評価をするのもよさそうだと思い始めた。

2024年度中には投資フェーズに入り、その時点がもっともうちの会社の財務諸表の見栄えがよいと想定される。そのタイミングで事業計画書を作り、この先の5年程度の財務の安定化を図るというのも戦略の1つとして構想を進めていこうと思う。

機械の調子がよいと嬉しい

6時頃に寝て8時半に起きた。昔の トリック のドラマをみていたらついついみてしまった。

今日の筋トレは腹筋:10x1,腕立て:10x1,スクワット15x1をした。

ストレッチ

お正月休みだったので疲労はないのだけど、だらけ過ぎたせいか全体的に体がちょっと硬かった。トレーナーさんと年始の災害や事故の話しなどをしながらいつも通りのストレッチのメニューをこなしていく。先月ぐらいか太もも後ろの筋に張りがずっとある。今日はとくに右太もも後ろの筋が張っていてかなりきつかった。年始から軽い筋トレを始めために、その影響もあって肩から胸周りは軽い筋肉痛で硬くなっていたのかもしれない。1ヶ月は継続して習慣化したいと共有した。今日の開脚幅は開始前152cmで、ストレッチ後157cmだった。

社用車の1年点検

13時から1時間半の予定が12時12分にディーラーさんに着いてしまった。営業さんからは13時からの予約なのでそれまで待ってもらうとお断りがあり、それは全然構わないと 年末から読みかけの本 を持ち込んで、ディーラーさんの待合室で本読みながら待ってますと伝えて、それから1時間半ほど読書していて、ちょうどその本を読み終えて、スマホを触っていたら13時38分には整備士さんから点検を終えたと一報があった。整備士さんによると、点検の順番を入れ替えて先にやってくれたみたい。

今回の点検で初めてのオイル交換となる。整備士さんから説明を受けると、なんの問題もなくて調子がよいという。私も1年間乗ってきて調子がよいですと答えた。ただのプラセボ効果だと思うけれど、整備を終えたばかりの車はさらに調子がよいように感じた。

走行距離の推移は次の通り。

  • 購入時: 49,426 km
  • 6ヶ月点検: 50,156 km
  • 12ヶ月点検: 52,594 km

1年で 52594 - 49426 = 3,168 km 走ったことになる。学生の頃にバイクに乗っていた。そのときは1-2ヶ月で3000kmほど走ってオイル交換していた。もっともよく走ったのは北海道にツーリングへ行ったときで1週間で3000km走ったことがある。それと比べるとまったく走っていない。いまは月に1-2回実家へ帰るのが主な用途で片道約80kmとして往復で約160kmになる。3168 / 160 ≒ 20 回なので感覚的にも合致する。今後もコワーキングスペース作りのためにちょくちょく実家に帰るかもしれない。

ファイナンシャルプランナーとの打ち合わせ

本当は点検の終了が14時半だったので15時から打ち合わせを入れていた。点検から家に戻ってきて、すぐにオフィスへ行ったら14時14分だった。

ファイナンシャルプランナーさんに電話して、もうオフィスにいるので早く来られるならいつでもよいと一言伝えた。すると、プランナーさんも14半過ぎには着く予定だという。これは私もそうなんだが、初めて行く場所で打ち合わせ時間ぎりぎりの時間にあわせて訪問するということはない。不測の事態に備えて20-30分は余裕をもって行き、ビルの場所を確認してから周りをうろうろしたりする。プランナーさんもそういう性格なのかどうかは知らないが、早めに来られていたので早く打ち合わせして早く終わる分には問題ないだろうと思えた。早起きは三文の得。その後14時33分にオフィスへ来られて、いろいろお話しして15時半頃には終えた。また来週、人生のキャッシュフロー表のようなものを作ってくれるそうなのでそれを踏まえて話しをしてくれるらしい。

そのプランナーさんは大阪支社に勤めている。「大阪からわざわざ来ていただいてすみません。」と伝えると、今日は西宮、姫路と2件まわってその帰りだという。その会社は47都道府県すべてに支社があり、兵庫県は、姫路と姫路中央、神戸、三宮と4つの支社があるらしい。兵庫県は広いので移動に時間がかかると話されていた。おそらく姫路支社の担当者は赤穂や加古川をカバーして、神戸や三ノ宮の担当者は三木や三田、丹波もカバーするのだと推測する。とはいえ、三ノ宮に支社があるので時間調整は行いやすいため、うちのオフィスに来るのは大した労力でもないと話されていた。

ファイナンシャルプランナーさんとの相談そのものは無期限・無料でいくらでも行ってくれるらしい。その際に保険を提案して、保険会社からバックマージンを得るようなビジネスモデルにみえる。私は保険とは無縁の人間なのでしがらみも競合もなく、相手からするとターゲットそのものにみえる。話しを聞いていて、会社の経費で役員向けの保険に入って、私が重病になって働けなくなったときにその保険を解約して、保険金を現物支給するといった取り組みは検討に値するように思えた。そのときの保険金は退職金として支給されるので税金も優遇されるという。

いまのところ、個人で保険に加入する気はない。一方で 家族信託を介して相続税対策における母の生命保険 に今後加入する可能性がある。軽く説明すると、プランナーさんも「はいはい」って感じですぐに意図を汲み取っていたようにみえた。あとは会社の損金になるのであれば保険に入るのもやぶさかではないかもしれない。しばらくファイナンシャルプランナーとの打ち合わせを継続してみようと思う。

年末のデスクワーク

0時に寝て何度か起きて気分が悪くて吐きそうになりながら7時過ぎに起きた。昨日は飲み過ぎた。やはり年末でだらけているのでオフィスへ出勤したのが9時44分だった。

slack コネクト

昨日の 税理士さんとの打ち合わせ内容 の1つに chatwork のフリープランの メッセージの閲覧制限 への対応がある。以前は制限がなかったらしいが、どこかのタイミングで40日制限に変更されたという。slack もフリープランは3ヶ月に制限しているので世の中の流れとしては仕方ないのかもしれない。それはともかく、chatwork に (先方の負担で) 課金するか、slack コネクト へ移行するかの相談をしたら slack でも構わないという。先方も slack を有料プランで事務所内では使っているという話しだった。問題提起してヒアリングしてみたらなんのコストもなく移行できることがわかった。

早速、今日、調べて税理士さんを招待した。その際に社外の個人アカウントを使って slack コネクトの振る舞いも検証した。slack コネクトのよいところは次になる。

  • 通常のメンバー同様、slack コネクトで招待したメンバーはチャンネル、プライベートチャンネル、ダイレクトメッセージを使える
  • 自分のワークスペースに他組織のワークスペースのチャンネルを追加できる (参加するワークスペースが増えない)
  • チャンネル名、トピック、説明はそれぞれのワークスペース管理となる
    • とくにチャンネル名を自組織のワークスペースの都合で名前を付けられるのがよいと思う

無料ワークスペースに設定されている使用制限 によると、フリープランは slack コネクトを利用できない。invitation を送るとフリープランでも接続できるが、それは pro のトライアルになるため、3ヶ月だけ使えるみたい。

開発合宿の打ち合わせ

先日 作成した旅のしおり を使って開発合宿の打ち合わせをした。打ち合わせをする前に見直していると、いくつも不備や誤りに気付いて1時間前ぐらいから修正したりしていた。私の作る資料は手直ししないと小さい誤りがいくつもある。参加者は現時点で7名で、いまのところ、これ以上増える見込みはない。昨年は4名だったのでおよそ2倍に増える。きのいえは9名まで宿泊できるようにみえる。神戸組4人に対して関東組は3人参加してもらえる。関東からわざわざ来てもらえるのは本当にありがたい。このぐらいの規模で数年継続できるような仕組みや体制を作るのが当初の目標でよい気がする。昨年は初めてだったので手探りだったが、今年は2回目なのでもう少し段取りやノウハウを使ってうまく運営できればと思う。

みんな時間通りに打ち合わせに集まってくれて、自己紹介して、主旨を説明して、大雑把なタイムスケジュールを紹介して、質疑応答をした。私の知人に声をかけているので神戸組と新規参加の関東組とはまったく面識がない。そういった人たちを少しでも話しやすいよう話題を設けたり、きっかけを作ったりすることがコミュニティマネージャーとしては求められる。別に私がコミュニティマネージャーを目指しているわけでもないが、コワーキングやコミュニティの価値の実践的なものを理解していく上で避けられないと考えている。私自身コミュ障で他人と話したくない人間なので、役割としてやらないといけないというポジションに追い込むことでその機会を得ていると言える。あと2ヶ月、詳細の詰めをしていく段階に入ってきた。

マネーの虎たちのその後

たまたまみたらおもしろかった。昔リアルタイムでみていた。いまの感覚でみればハラスメントやら人格否定しまくりの時代背景の史料の1つも思える。そのときボロクソに言っていた社長たちもその後破産している社長は多いみたい。そして、すごいのが数十億といった負債を抱えて破産してもまたやり直して復活している社長もいるということ。その再起のきっかけにセミナーや講演をしてマネーの虎を宣伝文句として使っているところが本当にダサいとは思うけど、そういったなりふり構わず売上を上げるためなら何でもやるといった姿勢が復活するためのバイタリティになっているのかもしれない。昭和世代のハングリー精神のようなものを感じる。

その中でも南原竜樹さんがすごい。年商100億の会社が取引会社の突然の倒産から資金繰りが悪化して破産して、2年かけてすべての負債 (20億円) を返済して、ホームレスになってからまた再起してまた年商100億まで復活したらしい。経営能力がある人はゼロから成功できるというのがよく分かるモデルケースにみえる。失敗して門前払いする人がいる一方、助けてくれる人もいたみたい。

一方で、手を差し伸べてくれる人もいた。中でもありがたかったのは、旧知の社長が会社の空きスペースの提供を申し出てくれたことだ。すべてを失った南原さんは、間借りしたオフィスで「過去の成功にとらわれず、心を入れ替えて再出発する」ことを心に誓った。

「僕は、“老害化”した経営者をたくさん見てきました。高齢になった経営者がいきなり頓珍漢なことを言い出して、周囲を困惑させるケースも少なくない。だからちょっと早めに準備して、いろんな方に事業を引き継いでもらいました。(…中略…) 頭も体もしっかりしているうちに、自ら退くのが一番なんです」

手持ちの資金はゼロだったので昼夜を問わず働いた。
「資金を得るためにオートバックスで8時間、吉野家で8時間、モービル石油で8時間バイトして、吉野家ではお客さんがいない時に立ったまま寝ていました(笑)。

資産運用の新たなツール

3時に寝て6時半に起きた。晩ごはん食べて、夜の作業して、寝る前に paypay 証券の積立の仕組みを調べて設定したりしていた。昨日あまり寝ていなかったせいか、今日は17時でお仕事を終えて、帰ってきて晩ごはんを食べて、すぐ1-2時間寝落ちした。あまりこういう居眠りは少ない。21時過ぎに起きてまたオフィスへ戻って作業していた。

決算後の評価

昨日の続き 。おそらくネガティブな評価になるだろうという予測通り、寄り付きの価格は大きく下落して場中もどんどん下がって次のような結果になった。

日付始値高値安値終値出来高調整後終値
2023-11-096,1526,3336,0986,3057,250,9006,305
2023-11-106,0006,0165,7215,79027,804,3005,790

寄り付きの成り行き、指値、前場引け、後場引けと段階的に空売りの返済が進んで1日で約 77% を返済した。今月中には完済してしまおうとは考えているものの、今日1日で思ったより捌けたのは予想以上にザラ場でも価格が落ちていったから。十分な収益にはなったので来週中には適当なタイミングで完済してしまう。

paypay 証券の「つみたて」

口座を開設していたものの、ずっと放置していた paypay 証券のアプリを久しぶりにたまたま開いてみた。だいぶアプリも改善されたようで機能が増えているようにみえる。適当に触っていて、投信や外国株の購入オプションに「つみたて」があることに気付いた。定期的に決められた金額を購入できる。paypay 証券のよいところは最低1,000円から購入できるところ。これなら財形貯蓄のような用途に使える。

私は2016年ぐらいから株式投資を始め、もう5年以上は継続している。そのぐらいやって気付いたことはたった1つで、私には投資運用のスキルもなく、そのモチベーションも高くない。資産運用の効率を考慮して貯金に懸念があるから株式投資をしているに過ぎない。あとは経営の勉強の延長で投資や経済の先行きを自分なりに組み立てて予想したりするのにも応用している。それはともかく、これまであまりうまく投資運用してこれなかった経験から、私にとっての株式投資の最適解は ドル・コスト平均法 になる。中二病の1つだと思うが、自分ならもっとうまく資産運用できると思ってあれこれやった結果、普遍的なドル・コスト平均法の凄さを理解しただけだった。一番よくない投資は一度に大きなお金を動かすことだと思う。一方で、自分の好きな会社に投資したいという思いはあって paypay 証券のような、会社を指定して「つみたて」というドル・コスト平均法のようなオプションはもっとも望ましいとずっと考えていて、これまで手動でやっていた方法だった。

試しに毎週1,000円ずつ購入する「つみたて」をいくつか設定してみた。どうやら外国株もすべてが選択できるわけではなさそう。アトラシアンやアームは検索結果に出てこなかった。

  • ファイザー
  • クラウドフレア
  • アマゾン・ドットコム

あと投信も1つぐらい設定しておこうと思って、これも同じように「つみたて」してみた。

  • ひふみプラス

とりあえず1,000円から始めて、世の中の状況をみながら期間や金額を調整するぐらいの、その程度のカスタマイズで十分。いままでも証券会社のアプリケーションでそういったことができたのかどうか、私はよく知らないけど、スマホアプリだと、ちゃちゃっと触って操作できるのでお手軽でよい。自分が詳しくないものを扱うのはスマホアプリが便利でよい。

勉強会が2つ

0時に寝て6時に起きた。涼しくて体調は抜群。

インフラ引き継ぎ勉強会

先週引き継ぎのためのインフラドキュメントを書いていたものをチームの開発者に共有した。今日は開発者向けの話しなので 5日以上かけた非開発者向けのインフラドキュメント は使わないが、社員さんによると、(私が参加していない社員さんだけの) 別の開発者チャンネルで読まれているとのこと。時間をかけたので多くの人に読んでもらえるに越したことはない。但し、そのフィードバックは私には一切ないので役に立っているのかどうかの判断しようがない。業務委託にそういう外様感を与えるかどうかは組織によって大きく異なる。過去に働いたある会社では自由に勉強会に参加したり他チームのメンバーとも技術の議論をできたりした。私は技術の話題に対しては真摯なので当たり前のように感じていたが、あの会社のあの文化は特別だったのだとそれから別の数社で働いてみて気付いた。

書いたインフラドキュメントに沿って一通り説明して、ほとんど実務をやっていないメンバーではあまりイメージができないと思うので質問もそれほどなかった。次回は実際にどうやってインフラのデプロイをするかの作業をみんなで確認しながら cdk の使い方などの話しをしようと思う。

インフレ勉強会

fin-py の月例のインフレ勉強会に参加した。背景はわかってないが、connpass イベントではない。市場調査や金融の勉強のために最近は毎月出席している。

直前に政府の円買いの為替介入あったのが話題になってた。政府が本気?出せばこんな勢いで5円も動くらしい。為替介入はサプライズが大事らしくて、サプライズという側面ではみんなびっくりしたので効果はあったのかもしれない。

fin-py の中の人もこんな勢いで動くのは珍しいと話していた。日本が為替介入するときは米国にお伺いを立てないといけないらしく、米国がうんと言わないと実弾の為替介入はできないことが多いらしい。中の人によれば、いまも米国は日本の為替介入をよくは思ってないだろうと推測されるので、こんなことをずっと続けられるかどうかは懐疑的だという。さらに世の中のトレンドはドル高なので為替介入しても一時的なもので意味がないという考え方もあるとのこと。今回の介入の意味があったかどうかは今後の為替が安定するかどうかで判断される。日本は世界でトップクラスに外貨準備のドルをもっている国なのも事実なので為替介入の実弾もたくさんあるから今後も介入する可能性はある。

一日中議論してた

1時に寝て7時に起きた。

会計監査と数字の着眼点

note で300円で販売している記事をみかけた。監査法人に勤めていた公認会計士が勝手にレビューしてみた的な記事になる。

タイムラインでみかけたことをきっかけに私も過去3年分の会計報告を眺めたり、社内コミュニティで時事問題として取り上げていたので関心があった。経営者として他社の財務諸表をみる機会は私もあるので、会計士さんがどういった数字の見方をするのかの視点はとても勉強になった。現時点で不正をしているという話ではなく、会計報告からみえる数字だけを追いかけても経費の数字のいくつかに不可思議なところがあるという会計士からの指摘だった。ヒアリングすれば解決するかもしれないしそうじゃないかもしれない。一方で国や都からの少なくない金額の助成金 (税金) を受け取っているので会計報告に不明瞭なところがあるのであれば、精査して説明責任を果たす必要はあるだろうというのは一般的な共通認識ではないかと思う。

スクラム雑談

【三宮.dev オンライン】語り合おう!スクラム開発雑談会! に参加した。常連のメンバー3人で話し始め、途中から主催者の先輩が加わって、sier のマネジメントのしんどい話しみたいものになって、最後はフロント/バックエンドの技術談義とかハックバーどうよみたいな話しになって、まさに雑談イベントみたいなものになった。ニフティのスクラム という本があるよと教えてもらって無料なので読んでみた所感をつぶやいたりもしてみた。あるイベントでも スクラム雑談 をしていて気付いたことの1つに、スクラムうまくいかない話しの大半は、スクラムというガイドライン上に洗い出された組織の課題を議論するようになるのではないかと思う。組織の課題の洗い出しにスクラムは使えるが、スクラムをやれば組織の課題を改善できるわけではないとわかってきた。

コーポレートファイナンスの入門

0時に寝て6時に起きて7時半に起きた。

ストレッチ

今日の開脚幅は開始前158cmで、ストレッチ後162cmだった。まだ右腰と右股関節、両腕の張りは少し残っているものの、先週末の田んぼ仕事の疲労はかなり抜けた。今週は暑くて家に帰ってきたらエアコンをつけてだらだらしていたのであまり数値はよくならないんじゃないかと思っていて、実際に開始前の数値はいま一つだったんだけど、ストレッチを受けたらいつも通りに戻った。トレーナーさんと雑談しているときにふと「毎日パソコンを使いますか?」と質問を受けた。トレーナーさんからプログラマーの自分にとってそんな質問をされるとは予想外で思わず吹き出して笑ってしまった。その質問は「毎日水を飲みますか?」と私にとっては同じですよと答えた。トレーナーさんも愚問だったと理解して一緒に笑ってた。

もてなしだけではもう食えない

第7章 ホテルが客を動かせ

ホテル側が自分たちの問題を解決するために客の行動を制御するといった展開になっている。米国のスーパーマーケットでは Express Lane という、購入品目が少ない客向けに手早く決済するためのレジが設けられているらしい。日本にはないのかな?この運用には客に学習コストを強いるのが欠点となる。キャパシティ問題の問題解決のアプローチは次の3つになる。

  1. キャパシティを増やす
  2. 供給を変える
  3. 需要を変える

本章の展開としては3番目の客側の導線や行動を変えてしまう方法で需要を変える手法が説明されている。本題ではないけど、さらっと出てくる説明にも納得感がある。ダメなホテルの共通点として、他社でうまくいった改善策、ベストプラクティスに飛びつき、それ以上考えようとせず、問題の本質を理解しようとしない。そういうホテルはコンサルタントが去ってしまうといずれでダメな経営に陥るとある。ホテルに限らず、ダメな会社の特徴だと思う。

客にピーク時の利用を避けてもらうための施策として次の2つがある。

  • 混雑することをあらかじめ伝えておく
  • 混雑を避けることのインセンティブをつける

ホテル側が客の行動をコントロールするのは構わないが、客にとってそれが不利益にならないように配慮する必要がある。人間の心理として混雑することがあらかじめわかっていればクレームにならず許容できたりする。人は不意に混雑に出くわして不満をもつことが多いという。そういった人の心理を利用して人の行動を制御して経営に生かすという考え方は比較的新しい研究領域である。行動経済学などもその分野の1つで、古典経済学では人は合理的に行動するとされてきた。しかし、現実では必ずしもそうではないことも行動経済学によってわかってきた。

第8章 リスクを知らないリスク

親会社の不動産会社からリスク管理報告書を提出しろという業務に沿ってリスクマネジメントについての話題が出てくる。契約の話しだったり、建築に関する話しだったり、あまり一般的な経営とは異なる内容にみえる。余談だけど、過去にうちの会社で業務内容が変わったにも関わらず、契約内容を更新せずに更新された新たな業務を継続してうまくいかなかった経験がある。うまくいかなかったときに原点に立ち戻る場所が契約であり、契約を曖昧に扱うと後でしっぺ返しがあるという失敗をまさに経験した。ふりかえりをするときにそもそもの基準が適切でないとその反省や改善点も曖昧になってしまうという話し。

さて、リスク管理報告書のアウトラインとして次の用語が出てくる。

  • ハザードコントロール
    • ハザードとは危険を生じさせるもののこと
    • ホテル経営だと、食中毒を防ぐ施策とか、横領できないように決済承認に2名以上必要とか
  • ペリルコントロール
    • ペリルとは事件・事故のこと
    • 起きてしまった事件・事故から最小限の損害・被害に食い止める施策
  • ロスコントロール
    • ロスとは事故発生時に発生してしまった経済的損失のこと
    • 具体的には保険購入であり、どんな保険にどのぐらいの補償額で加入するかになるが、これがなかなか難しい

peril という英単語の辞書を引くと、差し迫った危険という意味が出てくる。リスク管理の文脈の用語と英語の意味はやや違うのかもしれない。

第9章 タイムバリューを理解せよ

親会社に投資ファンドからホテルの買収提案があり、ホテルの事業価値を測るコーポレートファイナンスの話題が出てくる。上場企業であれば株価 x 発行済株式数で時価総額がすぐにわかるが、未上場企業の価値を査定するのは難しいという説明からその手法が紹介される。

  • 類似業種比準方式
    • 上場している同業者の株価を参考にする
    • 但し、ビジネスモデルを無視して業種だけで比較しようとしても単純比較はできない

不動産を所有しているかどうかで株式評価は大きく異なる。単純に不動産をもっていればよいというわけでもなく、資産と負債のバランスが取れているかが大事。「また貸し」のことを業界用語で転貸 (サブリース) と呼ぶ。

  • 純資産方式
    • 会社のもっているものを全部売って借金を返した残りのお金という評価方法
    • 貸借対照表の資本がマイナスになっているとすべてを換金しても負債が残る = 債務超過

株価の利回りを株価収益率 (Price Earnings Ratio: PER) と呼ぶ。時価総額 / 純利益で計算される。この計算式から時価総額を知りたければ、純利益 x PER で計算できる。比較可能な会社の PER がわかれば未上場会社の株価を計算できる。但し、PER は会社が未来永劫事業を継続させることを前提としている。会社の継続性に疑義があると PER を用いる根拠がなくなる。株主に説明するときの利益とは、正式には 税引き後当期利益 になる。この金額から配当がなされる。うちの会社だとざっくり粗利から20-30%ほど (法人税 + 消費税) 引いたものが税引き後当期利益になる。会社が予定する配当額は同じだが、株価をディスカウントすることで配当の利回りをよくするという考え方を リスクプレミアム と呼ぶ。会社の展望や事業の不確実性を数値化したとみなすことができる。

  • 株価1000円で配当額が20円だと、利回りは2.0%
  • 株価500円で配当額が20円だと、利回りは4.0% (この 2.0% の差がリスクプレミアム)

いま現在もらえる現金の1万円は1年後もらえる1万円よりも価値が高いと言える。それは1年後にはもらえないかもしれないリスクや運用機会損失リスクが含まれるから。その価値をどの程度低く見積もるかを 割引率 と言う。この割引率を用いて将来の現金をいまの現金価値に置き換える評価方法を DCF (Discounted Cash Flow) 法 と呼ぶ。仮に割引率を10%とすると、1年後の100万円をいまの価値にすると、100 / (1 + 0.1) = 90.9 万円になる。2年後の100万円だと 100 / (1 + 0.1)^2 = 82.6 万円になる。

本文中ではこの計算式を使って年間の利益と割引率を考慮した現在価値をエクセルでモデル化している。python で書くと次のようになる。

>>> def f(profit, discount_rate, year):
...   return profit / pow((1 + discount_rate), year)
>>> for i, profit in enumerate([100, 120, 125, 130, 135, 140, 145, 150, 155, 160, 165], 1): i, round(f(profit, 0.1, i), 1)
... 
(1, 90.9)
(2, 99.2)
(3, 93.9)
(4, 88.8)
(5, 83.8)
(6, 79.0)
(7, 74.4)
(8, 70.0)
(9, 65.7)
(10, 61.7)
(11, 57.8)

例えば、割引率が10%で5年後の利益が135万円ならば、その現在価値は83.8万円になる。本文の中ではこの金額が投資ファンドが提示している金額だとだいたい一致していることから、これ以上の精度の高いモデルを作らないといけないみたいなストーリー展開になっている。いずれにしてもパラメーターの変数の精度が高くないと適切なモデルとは言えない。割引率を用いた現在価値を計算する考え方を タイムバリュー (時間の価値) と呼ぶ。意思決定が遅れるほどプロジェクトの収益化も遅れるため、割引率を計算する現在価値が小さくなっていくという考え方ができる。