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地方は都会の人たちにとっての消費の場ではない

0時に寝てうまく眠れなくて、吐き気がして3時頃に起きてそのまま起きてたらいつの間にか寝て8時に起きた。夜遅くにアルフォート食べたのがよくなかったかもしれない。

go アプリケーションのライセンスチェック

お手伝い先で開発しているプロダクトは原則として oss ライセンスにするといった方針らしい。公けにソースコードを公開していないものの、お客さんが望めばソースコードも提供するといった運用にしているらしい。実際にお客さんでソースコードを要求されたことはないという。そのため、自分たちの開発したアプリケーションを oss なライセンスで提供可能かどうかを、一応は、調べておく必要がある。プレスリリースもしているし、いつお客さんが使い始めるかもわからないので、プロジェクトの隙間のときにライセンスチェックをした。

ググってみたら google/go-licenses というツールがあってこれを使って自分たちが開発したモジュールのライセンスチェックをした。問題なく apache 2.0 のライセンスで提供できることを検証した。

  • インストール
$ go install github.com/google/go-licenses@latest
  • レポート出力
$ cd path/to/repository
$ go-licenses report ./...
  • ライセンスチェック
$ go-licenses check ./... 2>&1 | egrep "^(W|E)[[:digit:]]+"

コワーキングのオンラインイベント

月例のカフーツさんのオンラインイベントに参加した。前回の所感はここ 。8月は私の予定があわなかったのでイベントを欠席したが、7月の所感がないのはなぜか忘れてしまった。単純に忙しくて書く余裕がなかったのかもしれない。

今回のテーマは都会と地方のコワーキングスペースの運営の違いなどについてざっくばらんに雑談するといったイベントだった。後半に ONOMICHI SHARE というコワーキングスペースを運営しているごとうさんという方が参加されて、広島県尾道市という地方というバックボーンをもっていて、ごとうさんからの視点や考え方を話していただいて、いくつか示唆を受けることがあった。ごとうさんが言うには、都会から尾道市へ移住してくる人たちにはなにかしら目的があって来る、しかし、地方は都会の人たちが求めているなにかを消費するだけの場所ではないという考えを大事にしたいと話されていた。

私が地方出身の都会暮らしだから感じることがある。都会の人たちにとっての地方は娯楽とみられることが多い。わかりやすさのために、地方の不便さや独特の文化などを例にあげるが、そこに住んでいる人たちにとってはそれが日常だから何も思わないことを、都会の人たちは娯楽だと接しているようにみえることがよくある。そのギャップを埋める役割があって然るべきだと私からも思えた。要は勘違いした人たちを、現実に引き戻す役割というべきか。その話の延長上で、地方の人たちは暮らしをよくしようとか、世界をより良くしようとか、ビジネスに挑戦しようとか、そういったことをまったく考えていなくて、自治体がどんなに過疎化していっても、生活が不便になっても、この生活が一生続くと思ってなにもせず、そのまま暮らしているという人たちも多い。都会の人たちの役割の1つとして、そういった地方の人たちに世の中はどんどん進んでいて、新しいことに挑戦する価値や楽しさもあるんだよという気付きを与えることができるんじゃないかと、雑談しながら思えた。

おそらく、ごとうさんの話しを聞く限りでは、そういう仲介をする役割を担っているようにみえた。コワーキングスペースマネージャーも奥が深いという気付きを得た雑談だった。

久しぶりの異文化懇親会

22時頃には戻ってきたそれから準備したらよいところを、だらだらしてうたた寝して気付いたら2時になっていた。もうこのまま寝て朝起きてから準備しようと3時50分にアラーム設定して起きた。それからお風呂入ってストレッチして荷造りして5時18分に三ノ宮を出発した。

実家

6時21分に実家へ着いた。休憩せずに一気に帰ると約1時間ぐらい。先月ジモティーで譲ってもらっていた机とバランスチェアを実家へ持って帰った。朝ご飯を食べてからバランスチェアを組み立てる。ちょうど机と椅子がよい感じにリモートワーク可能な環境になった。

9時半頃まで実家でのんびり過ごして、言うても暇なので少し早めに香川県へ向けて出発した。

オープンセミナー

オープンセミナーとは、中四国地域で開催されている勉強会らしい。コロナ禍前はもっとたくさん開催されていたそうだが、いまは香川、広島、岡山といった地域で復活しているらしい。オープンセミナー2023@香川 に参加した。高松市の高松港の真横にある eーとぴあ・かがわ という行政っぽいコミュニティ施設のイベントスペースを借りて開催された。実家から10分休憩を1度取った上で約1時間30分で着いた。実家から高松市まで1時間半とみておくとよさそう。

てらださん:Pythonの現状からデータ分析やLLM活用への発展

てらださんの応援も兼ねて参加してみた。基調講演のような位置づけ。参加者の python 習熟度のレベルをみながら話す内容をあわせていた。

  1. あまり知らない
  2. ちょっと知っている
  3. がっつり使っている

最初は python の用途や得意・不得意といった、入門的な話しから始めつつ、徐々に最近の話題へと展開していた。

python の用途

  • システム系
  • web 系
  • データ分析や科学技術計算系
  • iot 系
  • 3d グラフィックス

苦手なこと

  • web フロントエンド
  • デスクトップ gui アプリ開発
  • 速度重視の低レイヤーの処理
  • 趙大規模なミッションクリティカルな分野の処理

python は年1リリース & 5年サポートになっている。

いまホットな話題として llm (large language model) がある。 私は chatgpt 以外のものはまったくわからないが、 oss で無料使えるツールや学習モデルがどんどん公開されているらしい。日本語に特化したものも出てきているみたい。

llm のツールチェーンを使って、任意のドキュメントに chatgpt のような質問で検索できるシステムの構築方法を紹介していた。 私が知らなかった技術として、インデクシングすると全文検索インデックスを作成する代わりにベクトル化をしてベクトル DB に保存する。 もっとも煩雑なところがドキュメントのベクトル化してベクトル DB に格納し、検索するときもクエリをベクトル化して、ベクトルの近似計算を行って検索結果を取得できる。 検索結果から回答の文章を生成するところを openai の api を使っているとのこと。有償なのでここだけお金がかかる。自前でやるには強力な gpu をもつマシンがないと処理が追いつかないといった話しだった気がする。 ai の学習モデルをホスティングするサービスとして Hugging Face というものが有名らしい。 github ではなく、なにかしらモデルを管理するときに都合のよいことがあるみたい。 web ui には streamlit を使っていた。私はまったく使ったことはないが、fin-py で紹介しているのを何度かみた感じでよいイメージをもっている。

NPO法人NEMTUS 松岡さん、後藤さん 「ブロックチェーン概要説明 & Symbolブロックチェーンの特徴・活用事例紹介」

NEM を広めるための NPO 法人らしい。ブロックチェーンの技術説明のスライドがめちゃくちゃわかりやすく作られていた。2人で発表していて、前半は技術的な解説、後半は事例紹介となっていた。事例紹介であちこちで使われているのはわかるけれど、その大半はブロックチェーンを使わなくてもできるものばかりだった。ブロックチェーンの特性が活きるアプリケーションはグローバルな仮想通貨のような用途以外にみつかっていないという気がする。既存の web 技術でもできるものをブロックチェーンに置き換えても、効率の悪さ (コスト高) をどうやってカバーするのかを説明しないのは不誠実なようにも感じられた。せめてスマートコントラクトを絡めて話さないと伝わらないんじゃないかと思う。

製造業 dx を意識したときの、iot 用 db 設計の注意点

会社名は公けに書かれていないから伏せておく。名前だけ聞くと、創業400年という、財閥系の JTC の会社の情シス部門のようなお仕事をされていた。工場の運用改善のために iot と社内システムをすべて内製/自前で構築しているという。工場から生データを収集し、それをデータベースに正規化して、分析して日々の業務の運用改善にあてるという、ストーリーは当たり前のもの。工場の売上は数千億円といった規模になるという。例えば4-5人のチームをアサインすると2000万円ほどの経費がかかるが、1000億円の0.1%を改善すれば1億円になるのでペイするという。そういった考え方で工場の運用改善をしているうちに、いまのチームは30人といった規模になったという。

事業会社で自分たちで技術を勉強してがんばっているようにみえる。発表のところどころの細かいところの認識が誤っていて、web のシニアエンジニアかアーキテクトがいれば、もっと効率のよいシステムを運用できるのになぁと思いながら聞いていた。あとで懇親会で詳しく聞いてみると、このチームは凄くてハードウェアまでカスタマイズできるという。基盤や回路まで自分たちで設計して作ったりもする。またメーカー品が自分たちの用途の機能を提供していなかったら、サポートを無視して勝手にメーカー品のハードウェアをカスタマイズして自分たちの用途にあったデータを取得できるようにカスタマイズしてしまうといったことも話していた。

ハードウェアの基盤開発から組み込みのプログラミング、データベース、web と1つのチームですべてやっているという。なかなかこれだけの技術スタックを1チームですべて一気通貫でやっているところはないと思う。web 技術のところではいくつかツッコミ所はあったんだけど、これだけの広い分野をみていると、それは些事だなとちょっと反省した。私が自分の得意な分野だけをみていい気になっていたような気持ちになって反省した。

懇親会で話していて、iot のシステムは基本的に安くて儲からないと話していて、しかし、ここに web システムを付けるだけで付加価値として売上の金額が上がるという。それは多くの iot メーカーは web に疎いため web システムを作れないらしい。ハードウェアと web の両方の技術に精通している会社/組織というのは意外に少ないらしく、iot + web が儲かるモデルとして話されていた。たしかに私は web に精通しているが iot はまったく分からないので納得感があった。

LT

これが私のお仕事の部分だけど、会社としてイベントに登壇してきた。マーケティング活動の1つやね。

懇親会

17時から懇親会で21時過ぎまで飲んでいた。私は車で参加していたのでソフトドリンク。知らないイベントの懇親会で、あまりよく知らない人たちと技術の話題でわいわい盛り上がるのは久しぶりで楽しかった。昔の it 勉強会はこんな感じだったなとコロナ禍の終わりも実感した。

懇親会の参加者には組み込みやハードウェアに詳しい方が何人もいて、私のような web 系の方が少数派でちょっといつもとは違ったメンバーで聞く話しもとても新鮮味があった。iot やハードウェアの話しにさっぱり付いていけなかった。web 系の勉強会やイベントにしか行かないというのも、一種のエコーチェンバーだなと実感した。

あと飲み

21時過ぎから23時まで、てらださんと飲んでいた。てらださんは酔っ払ってどんどん呑むんだけど、酔い潰れるみたいな状態にはならなくて、余裕があるのかないのかよく分からないけど、呑むペースが速いなと感心していた。コミュニティの話し、教育の話し、経営の話し、政治の話し、わりといろんな話しをして時間でお開きにした。

車中泊

その後、車を移動して、24時間空いているサウナで泊まろうと近くまで行ったものの、あまり外観の雰囲気がよくなくて、そのまま駐車場に車を泊めて車中泊にした。1時頃だったと思う。駐車場料金がホテル代のようなものになった。あとで調べたらアイドリングしたまま車中泊するのは、付近に家があると騒音がうるさいらしくマナー違反だという。歓楽街だったので周りは若者が遊んでいて、もともとうるさい場所だったと思うのでそれほど迷惑にはならなかったと思いたい。

お休み前の勉強会

22時に寝て24時に起きて2時に起きて4時に起きて6時に起きた。晩ご飯食べてからオフィスに戻る元気がない。本当は明日の出張に備えて今晩、実家へ帰ろうと思っていたが、まったく準備ができていないので明日の早朝に帰ることにした。

slog 勉強会

チーム勉強会向けに、今日は軽い話題として slog のブログ記事をピックアップしてみた。この内容を deepl で翻訳して社内の wiki に書いてそれをメンバーと共有した。

うちのプロジェクトの logger はすべて slog に移行済みではあるが、一部 slog を使う前に実装したログ関数があって、そのカスタムログ関数の移行だけまだできていない。アプリケーションの振る舞いには影響を与えないし、急ぐ必要もないので先送りにしているだけ。次の開発フェーズでカスタムログ関数周りもすべて移行して slog で万全の状態にしたい。そのための予備知識として slog でこんなことができるという全体像は理解できた。とてもよい記事だったと思う。

LT 資料の推敲

先日 LT 資料のたたき台 を作成した。いくらか寝かして週のどこかの空いている時間に推敲しようとずっと頭の中にはあったものの、現実にはさぼっていて前日に最終見直しをしている。でも、見直した方がよいところのアイディアは2-3個思いついてはいる。少し手直ししたら明日のイベントに備えて早めに寝る。

組織やプロジェクト横断的なメトリクスの視覚化

0時に寝て4時に起きてもう1回ぐらい起きて6時半に起きた。

もうすぐ期限がやってくる。私が担当している issue 対応はあらかた終わってメンバーに「大きいもので見落としある?」って尋ねて「ない」って返ってきたのでもうクローズに向けて調整していく感じ。今週末から月曜日と3日間お休みする (土日も含めて休むというのも変ではあるが) ので一安心。

dirsync 周りのリファクタリング

ずっとレビューが放置されていた。おそらくいま go-ldap のプロジェクトで最も活発なメンテナーが夏休みだったのではないかと推測する。昨日帰ってきたようで怒涛のレビューをされていて、私が3週間前に送っていた pr もレビューしてくれた。

概ね同意してくれて public な関数名をより適切な関数名に変えたところを、1度公開したものは互換性を維持するために deprecated のコメントをして残しておいてと言われたところだけ修正した。修正後、数時間ですぐにマージしてくれた。感謝。

go-ldap にいくつかコントリビュートした機能はうちのプロダクトのシステムに使われていて、それなりの qa テストをやった上で動いているので一定の品質は担保していると思う。直近1年間のコントリビューター を参照すると、私は2番目に貢献しているようにみえる。こういう見える化が自分のモチベーションになるならそれはそれでよいと思う。

組み込みの課題管理のプロダクトを作る上で、個人がみたいメトリクスを簡単に集計できるような機能を提供しようと考えている。それは自分が伸ばしたいスキルやプラクティスに対して、会社やプロダクトを横断的に計測できる仕組みがあるといいと私は考えている。とくにいまどきはプログラマーが転職するのは当たり前だが、転職したら前の会社でやっていたメトリクスがみれないとか、別の会社でのメトリクスと相対比較したいとか、そういうニーズはあるなと私自身が感じているからでもある。

go イベントのパネルディスカッション

mercari.go #23 Go1.21 パネルディスカッション オンライン開催 に参加した。視聴者が少なかったのか、youtube のコメント欄でちょくちょくツッコミもいれたら現場で拾ってくれておもしろかった。私が関心のあった話題を3つあげてみる。

gonew の提供

For a long time now, we have heard from Go developers that getting started is often the hardest part.

Experimenting with project templates

go で新規プロジェクトを始めるときにテンプレートからプロジェクトのレイアウトを作ってくれるユーティリティとして gonew というツールが公式から提供されたらしい。知らんかった。私も新しいリポジトリ作るときに標準的なものはファイルを基本コピペしているのでこういうのできれいに作れると嬉しいかもしれない。 

derrors の是非

pkgsite という pkg.go.dev というサイトのリポジトリの internal として実装されている derrors というパッケージがある。defer を使って必ず関数がエラーを返すときに wrap するという、ユニークな発想で実装されたツール。明示的なコードを書くという go の文化とはあわない気はするけど、ユニークな使い方ではあるのでおもしろい。

この延長でエラーが発生したときにレポートを生成する derrors のユーティリティもあったりする。google がやっていることだから、わりと開発者間でもこれと同じものを自前で実装する開発者が増えているといった話しも聞く。

go 2 はもうリリースされない

The answer is never. Go 2, in the sense of breaking with the past and no longer compiling old programs, is never going to happen. Go 2 in the sense of being the major revision of Go 1 we started toward in 2017 has already happened.

Backward Compatibility, Go 1.21, and Go 2

これまでの go の言語処理系の開発の中で非互換な変更について「go 2 で」とプロポーザルだったり、issue の議論で先送りされてきた。最近コア開発者の Russ Cox 氏が (現時点で) go 2 はもう出ないと宣言した。go は既存のプログラムをコンパイルできない状態で新しいバージョンを出すことはしない。この背景の1つとして、誰もがジェネリクスの導入で go の互換性は崩れると思っていたものが互換性を維持して導入できたことが大きいと思う。(現時点で) go 2 はもうリリースされないらしい。

LT 資料のたたき台作り

3時に寝て朝起きたものの、体調がよくなくて10時まで寝てた。朝ご飯をゆっくり作って食べてからお昼前にオフィスへ着いた。

昨日の翻訳の手直し

昨日の推敲途中で公開した記事 の手直しから行う。後半眠くなってしまいチェックできてなくて、先に公開しちゃえってやったらいろいろ不備があって直していた。どうせ誰も読まないだろうと思ったら、ぽつぽつアクセスが増えてきてお昼ぐらいにはホットエントリーになっていたかもしれない。午前中に読んだ人はひどい記事の体裁でごめんなさいという気分だ。

この記事はうちの会社の社内 sns にしか共有していない (たぶん知人もなにもしていない) のに、ホットエントリーになっているのをみて、本当によい記事ならほとんど宣伝しなくても勝手に広まるというのを実感した。私は基本的に sns をやめようと考えていて facebook 以外はほぼやっていない。facebook を年賀状のような使い方にしている。年に1回、私の近況を見にきた方が近況を分かるようにだけしている。あとはお仕事の依頼がたまにくるのでそういった人たちとのインタフェースとして置いておく。とはいえ、依頼がきても9割は断るしかないというのがうちの会社のいまの辛いところでもある。以前2つの会社のお仕事を掛け持ちして大失敗したため、色気を出さず、できないお仕事は受けないというのを徹底している。

LT 資料の作成

来週 オープンセミナー2023@香川 で LT してくる。そのための資料のたたき台を作った。課題管理に関する話題なので会社として発表してこようと思う。会社用のスライドテンプレートを使って2回目の発表となる。こういったマーケティング活動も、本当は昨年からどんどんやるつもりが、まったくお仕事がうまく進んでなくて後手後手後手といった状況。昨年は1年の計画のうち1割しかやっていなかった。

  • 貧すれば鈍す
  • 窮すれば濫す
  • 貧乏暇なし

こういう言葉が似合う。がんばってもがんばってもお仕事が終わらず、もしかしたら加齢でパフォーマンスも落ちているのか、モチベーションコントロールが出来てなくて集中力が低いのかもしれない。あと実家のいろいろも少しある。そんなことを言ってももうどうにもならんので、今年初めてのマーケティング活動なのでがんばって話してこようと思う。

社員の給与は最低賃金より高いのでは?

晩ご飯を食べるために20時頃に帰ってきて晩ご飯食べて21時過ぎからそのままだらだら寝てた。起きたら23時ぐらいであれ?と思ってその後も2-3時間ごとに起きたりもしながら寝てた。差分比較の開発が半分は過ぎたけれど、調査のコストも大きくてまだ継続している。

インフレ研究会

久しぶりに エンジニアのためのインフレ研究会 #7 に参加した。話している内容を聞きながら普通にお仕事してた。こういう軽い雑談を聞きながら作業をするのは気楽でよい。雑談の話題の1つに最低賃金の話しが出た。私の感覚では時給労働者だからアルバイトやパートのスタッフの給料があがるのが主なのかな?と考えていたけど、正社員にも影響あるでしょうという話しになっていた。

例えば東京だと1080円になるらしい。仮にこの金額で給与を計算すると 8 * 20 * 1080 = 172,800 円になる。学卒者の初任賃金 をみると、令和5年の学歴別初任給が次になる。高卒者の初任給も最低賃金よりは高く設定されている。

  • 大学: 212,500 円
  • 短大: 200,000 円
  • 専修: 200,000 円
  • 高校: 183,300 円

この統計が世の中のすべてではないのかもしれないけど、一般論として社員の給与が最低賃金より下回るといったことは起きないのではないか?と私は考えている。もちろんいろいろな税金を支払うと手取りはもっと低くなってしまうのはあるけれど、それはまた別の問題。

歩くと足がしびれるようになった

1時半に寝て3時頃に起きて5時に起きた。だらだらしているうちに寝落ちして7時に起きた。

ストレッチ

今週は月曜日を休んでしまった分、取り返そうと残りの平日をがんばって働いていたので座っている時間が長かった。だいたい毎日0時ぐらいまでオフィスで作業していたと思う。疲労の自覚症状はないものの、座っていた時間と身体の疲弊は比例するのでよからぬ予感がしていた。すると、ふくらはぎの張りがひどかった。とくに左のふくらはぎがパンパンでかなり苦しかった。あとおしりの後ろの筋肉などもいつもよりずっとよくなかった。下肢全体があまりよくなくて予想は的中した。あとオフィスが暑いから通常以上に体調に負荷をかけているのではないか?という懸念もある。今日の開脚幅は開始前154cmで、ストレッチ後157cmだった。調子の悪いときの数値という印象。

LT 会

こんなことやってみましたLT会 (テーマフリー) に参加した。オフライン・オンラインをあわせて10人ほど参加していた。5人発表して2時間ぐらいだったので LT と言いながら1人20-30分は話していた。

私は前に チーム勉強会で使ったスマートプラグと決済 の資料を再利用した。スマートプラグを tapo と amazon 社のものを間違えて持っていったのでデモできなかった。LT だから資料をかいつまんで話すのでもよいかなとは思っていたけど、ちゃんと準備せんとあかんかった。

おもしろかった発表に FileMaker を使ったモデラーズフリーというアプリケーションがある。作者はアニメをみながらガンプラを作るそうで、アニメみながらガンプラの製作過程を記録するためのツールだという。ガンプラ作るときに netflix や abema を即再生できますよと喧伝していたが、その時点で一般人は???がつくようなツールなのかなw

apple の子会社の claris 社が販売している FileMaker というパッケージがある。もともと カード型データベース というものだったが、いろいろあって、いまはローコードの開発プラットフォームになっているらしい。イメージとしては ms 社の visual basic と access が悪魔合体したようなツール。中小企業の業務システムなら大半のものを作れるらしい。ビジュアルプログラミングな仕組みも提供していて、その制御文は日本語で記述できて、海外のツールなのになんで日本語でプログラミングできるのだろう?と思ったら、そのインターフェイスは i18n 対応していて、フランス語でもロシア語でも変換できるという。プログラミング言語の予約語を i18n 対応しているのだと推測する。無駄にすごいなと感心した。プログラミングできない人が簡単にそれっぽいアプリケーションを作るための仕組みなのでプログラマーが使うツールではないが、40年近い歴史があるので独自のガラパゴス的な進化を遂げていて Feature creep を飛び越えてヤマタノオロチのようなプロダクトにみえた。

足のしびれ

LT 会に出た後、なんかしんどかった。また歩いていて足がしびれることに気付く。体調悪そうと帰って18時頃から寝ていた。横になったり自転車に乗っているときはなんともない。軽くググってみると、歩いていて足がしびれるのは糖尿病、動脈硬化、その他の病気、熱中症の初期症状と様々な原因が考えられるらしい。どれもありそうな気がする。1週間ぐらい様子をみてみようと思う。22時頃に起きて、それからまたオフィスに戻って作業していた。足がしびれているのだから寝とけよっと思うところだが、やることもいっぱいあるので元気になったら動く。夜の方がオフィスが涼しいこともわかったのでその方が効率がよい。

最後は人のチカラがモノを言う

2時半に寝て寝たのかどうかよく分からないながら5時頃に寝落ちして7時半に起きた。

差分比較のための機能

id 連携で運用のための非機能要件の1つとして更新された内容を確認できるようにしたい。非機能要件だから私が作るかと思ってあたためておいた issue に着手した。wikipedia によると差分という言葉には次の2つの用語があるのをみつけた。

数学やコンピューターの用語的には delta (ギリシャ語で変化を表す) という言葉を使う。os のパッケージングシステムで一部のパッケージをアップデートするようなことをデルタアップデートと呼ぶ。一方でコンピューターサイエンスにおいて2つのデータセット間の差分については diff という用語を使う。データの差分においては diff でよいのではないかと思う。そういった用語の定義から始めた。mongodb のコレクションのデータ定義をしたり、結合テストを書いて動かしてみたり、インフラのレイヤーから開発に着手した。

上司道 企業家として生き様と、人として求められること

第92回上司道 企業家として生き様と、人として求められること に参加した。なんとなくタイトルに惹かれた。上司道 に参加するのは3回目。

講師の牛島さんは昨日が誕生日だったらしく90歳だという。90歳になって zoom でオンライン勉強会の講師を務めるというのを、私はまったく想像できないけど、コンサルタントの第一線で活躍されてきた方の貫禄があった。もともとどういう主旨の勉強会だったのかよく分かっていないけれど、内容はビジネスの自己啓発セミナーに近いものになった。牛島さんが90年も生きてきて大事だと思える内容には普遍性や汎用性があるのだと思う。いくつか共感できる考え方もあった。

  • これからは頭の良い人 (IQ が高い) よりも心が豊かな人 (EQ が高い) の方が大事で組織に貢献する
  • 一番大切なのは幸せであること
  • 楽しく生きる (働く)

過去に働いた会社でも頭がよくて何でもよく理解しているのにプロジェクトにあまり貢献しない人がいることに気付いた。さぼっているわけでもない。その違いを「心が豊かな人 (EQ が高い) 人」という言葉でいくつか説明できるのではないかと思えた。新規プロジェクトのような、常に変化して、正解もわからないまま進める業務において、論理や頭のよさだけでうまくいくことはなくなってきつつあるのではないか。なんのためにそのプロジェクトをやるのか、自分はなぜここで働いているのか、といった問いに答えをもっている人は普通の社員とは行動が異なる。自身の価値観や展望と比較して、現状の課題や改善に気付くのでプロジェクトを前向きに進めていける。頭のよい人は「あれが問題」「これが問題」と問題を指摘してエスカレーションするだけで自らが課題をどう解決するかの答えをもっていない。そんなことを考えながらこの話しを聞いていた。

次の2つは最近の私の人生観や働き方と重なるところがある。私はもう無理してがんばったりしないし、自分が嫌なお仕事も一切しないように決めている。一般的にいう「働きたくない」という生き方を目指している。もちろん実際には働いているわけだけど、それはなるべく働く時間を、遊んでいる時間に置き換えられないかと模索している。その過程で辛いことやしんどいことも避けようと考えている。

なぜそれができるかというのも、20代30代と約20年働いてきて自身の価値観を育ててきたからだと捉えている。私はなにが楽しくて、なにが辛くて、なにをやりたくないか。これは人それぞれに違う。私には私にしかない価値観をもっている。それがわかってきたから、いま自分の会社を経営していて、毎日がとても楽しいし、自分の価値観にあわないことはすべて断るという判断基準も明確になっている。そんな勝手気ままでやっていけるの?という懸念を抱く人も多いと思う。ダメかもしれない。仮にやっていけなかったとしても、いまの自分は幸せで楽しいのだからそれでいいんじゃないかと思う。無理をしていまがしんどくても将来がよくなる保証なんてどこにもない。

牛島さんはマザーテレサとインドで実際に会って10日間ほど一緒に過ごしてその体験がその後の人生を大きく変えたように話されていた。マザーテレサに「社員を大事にしていますか?」と聞かれたときに「しています。」と答え、その後に「社員全員の名前を覚えていますか?」と聞かれたという。当時の牛島さんの会社の社員は300人以上いて全員は覚えていなかった。それで「愛情の反対は無関心なのですよ。」とマザーテレサに指摘されて大きな衝撃を受けたという。その後、帰国してから300人以上の社員全員の名前を覚え、日々の業務で社員の行動などに気を配ってすべての社員に声をかけたりするようになったという。このエピソードもなかなか私には効く話しで、私は他人にかなりのレベルで関心がない。もし自分の会社で社員を雇うことになったら待遇がどうとか以前に、その人そのものに関心をもつという姿勢を覚えておこうと思う。

暑さ対策委員会の issue をあげる

23時に寝て何度か起きて7時に起きてから11時ぐらいまでだらだらしてた。近所の靴屋さんに紐なしスニーカーを探しに行ったが適当なものがみつからなくて結局オンラインで検索して購入した。

オフィスの部屋が暑い

普通に作業ができないぐらいには暑くてしんどい。明らかにビルの内側と窓側で温度差がある気がする。サーキュレーターは昔から使っているものの、扇風機は汗を蒸発させて気化熱で涼しいという仕組み上、暖かい空気を冷やせないので温度が高いと効果が半減する。他に冷房機器を増設できないかを調べてみた。エアコン以外で増設する方法が次の2種類がある。

  • スポットクーラー
  • 冷風扇

しかし、どちらも私の要件や状況を改善するものにはならない気がする。

スポットクーラーはエアコンと同じ仕組みのミニエアコンのようなもの。エアコンの室内機と室外機が1つになったものと言える。これは冷風を送れるが、冷却した熱を外に排出しないといけないため、排気ダクトから外へ暖かい空気を排出できないと意味をなさない。うちのオフィスは窓を開けられない仕様なので排気ができない。ちなみにスポットクーラーを密室で使うと、冷却する機器の放熱と排気の暖かい空気の分だけ温度が上がってしまうらしい。あとエアコンの室外機とは異なり、熱をもつ機器が一体化している分だけ冷やす効率も悪化する。名前の通り、冷風を送るところだけ涼しければいいといった用途に使うものらしい。

冷風扇は水の気化熱を利用して冷やすという仕組みで排気を必要としない。原理的には打ち水したところに風を送ればちょっと涼しいといったもの。タンクに水と氷を入れたり、保冷剤を入れたりすることで涼しい効果を強化できるものの、最大のデメリットは水を蒸発させて涼しくするため、湿度をあげてしまうことになるらしい。湿度が高くなって不快指数があがれば元の木阿弥になってしまう。またフィルターで水を蒸発させる仕組み上、水を扱うところはカビや菌が繁殖しやすく、さらにそれを扇風機でばら撒いてしまうのでちゃんと掃除しないと衛生面でもよくないらしい。氷や保冷剤を準備するところまでは我慢できるが、掃除は面倒だなと思えて導入を諦めた。

エアコンってよく出来た仕組みなんだということが理解できた。レンタルオフィスのサポートに問い合わせたら夏場はエアコンを切らなくてよいのでつけっ放しにしておくと少し改善するのではないかというので今日から試してみることにした。これまで毎日朝エアコンを ON にして夜帰るときに OFF にしていた。基本的に私が一番早くオフィスに来て一番遅くに帰る。

対策はまだわからないけれど、この不快さを計測しておいて改善のための施策に役立てるために温度計と湿度計がセットになった計測器を購入した。エンペックス気象計 という会社の製品がよいとみかけたので次の2つを購入してみた。

近所のダイソーで同じような目安品というのも購入してみた。100円だと誤差があるそうでこれを厳密な値として信用するなと書いてある。パッケージに入ったものをいくつか比べても針の指す値にはブレがあるようにみえた。エンペックスの計測器が届いたらそれも比較してみようと思う。

能楽の勉強

能: 敦盛 を観に行ったときに解説を朝原さんが行っていて、その内容がとてもよかったので朝原さん主催の読書会 (?) のようなイベントに参加してきた。

芦屋能舞台 という、外からみたら普通の家のようにみえて入ったら能舞台が現れるといった構造になっていた。能舞台って家の中にあるからびっくりする。初めて行ったからピンポンするのに躊躇する感じ。地図をみたらこの家になっているけど、本当にここなの?って感じで、他の参加者も集まってきて、そのうち常連さんがやってきてここであっていますよと案内してくれて中に入れた。中に入ったら立派な舞台があった。

結論から行ってこの読書会はめちゃくちゃよかった。覚えていることをずらっと書き出してみる。

  • 班女は世阿弥作の能とみなされている
  • 世阿弥が謡を書いたものに「五音」がある
    • 班女、ゲニヤ祈リツ、

    • そこにはこれだけしか記述されていない (失われてしまった?)
    • 世阿弥の息子が世阿弥の芸談をまとめた「申楽談儀」に班女の謡い方についての記述があることからも世阿弥作だと考えてよいらしい
  • 謡は シテ方五流 によっても異同がある
    • 観世流 (かんぜりゅう)
    • 宝生流 (ほうしょうりゅう)
    • 今春流 (こんぱるりゅう)
    • 金剛流 (こんごうりゅう)
    • 喜多流 (きたりゅう)
  • 能を完璧に理解しようとするのはすごく大変
    • 演劇を完全に理解しようといった見方はしないように、能も演劇の一種とみてそのぐらいの感覚の方が楽しめる
    • シテ方各流の謡本の異同を比べたり、併合したりしながらより正しい解釈に努める
    • 大昔の能の謡の意味に正解などない、シテ方各流のそれぞれの解釈はある
  • シテやワキの台詞や謡には歴史、和歌、漢詩、韻を踏むといった、さまざまな意図が含められている
    • 教養がないとその意図に気付くことができない
    • 漢詩は 和漢朗詠集 から引用されている

20人ぐらい参加していた。朝原さんによると、いつもは10人に満たないと話されていた。私のように敦盛の解説を聞いて行ってみようと思った参加者がたくさんいたのかもしれない。

読む会のやり方はいたってシンプルで、詞章のプリントが配られててそれを参加者が数行ずつ順番に音読していく。歴史的仮名遣いだから音読するのもちょっと難しいんやけど。参加者の音読を聞いていると、慣れた人から素人までいるようなので拙くてもそれほど迷惑をかけている感じはしないのでまぁいいんじゃないかと思う。音読した後に朝原さんがその数行の意味や背景や歴史やなんやらかんやらをわーっと解説する。その解説の精度がすごい。

例えば、次のような一節がある。

花巾上 (はなきんしょう) に散りぬれば、

昔の謡の本はカナで書かれていて「ハナキンショウ二 …」と書いてあった。それを豊臣秀次も能が好きで謡抄に書き換えるときに漢字を当てようとしたが、キンという漢字が分からなかったか、なんらかの要因で一時的に「巾」という文字を割り当てた。豊臣秀次はいろいろあって切腹してしまうわけだけど、謡抄の編纂はその後も続いていてそのまま「巾」という文字で残ってしまった。他のシテ方の謡では「花琴上」とあり、意味的にも「琴」で正しいと思われる。音は「キン」で同じなので謡う上では何も違いはない。

秀吉をまねて秀次も能楽を自ら演じるようになったが、彼は公家・禅僧らに命じて最初の謡曲の注釈書である『謡抄』を編纂させ、後世の文芸に大きな影響を与えた。
豊臣秀次

ここには私は覚えていることをざっくり書いているが、もう少し詳細に説明されていた。謡の上でなんら重要でもないこんな歴史の話しを知っている人いるの?と思ってしまった。すごい。

もう1つ紹介すると、地謡の歌に次のような節が出てくる。

夏はつる。扇と秋の白露と。いずれか 先に 起臥 (おきふし) の床 (とこ) 。

この一節は新古今集和歌集の次の和歌を引用している。

夏はつる 扇と秋の白露と いづれかまづは 置かむとすらん 壬生忠岑

前に敦盛の詞章と一緒に観ていてなぜ単語の区切りがこのような感じになっているのか、まったく理解できなかった。それは私が和歌をまったく知らなかったからだと言える。謡や台詞の冒頭の一節は和歌を引用していることも多い。そのために和歌を知っていると謡をすんなりと聞き分けられるのだと思う。

このようにほんの数行の詞章にもたくさんの意図や背景があることを知った。朝原さんは能楽の研究者なので、詞章を読みながらそれぞれの文節の背景や意図を調べていることが伺えた。プロってこのぐらいやらないといけないなと。私は課題管理の文脈なら何気ないワークフローや作業にいろんな意図や背景を見出だせないといけないという気付きや示唆を受けた。

3ヶ月に1回のペースで開催している。次回は蝉丸という能を取り上げる。

その後に蝉丸の能を演じるイベントも開催されるらしい。次回は読む会で詞章を予習した上で能をみるようにしてみる。するとまた違った趣になるのではないかと思う。

アイディアは移動距離に比例する

23時に寝て2時に起きて5時に起きて7時に起きた。

ストレッチ

旅行へ行ってきてからなぜか首の筋を痛めている。寝違えたわけでもないのに気がついたら急にある筋が痛いなと思うようになった。今日の開脚幅は開始前157cmで、ストレッチ後160cmだった。今週もわりと忙しかったり暑かったりして負荷はまぁまぁ高かった。先週からの疲労を加味するとややバテた。すねの外側の筋、右のおしりの一点、腰の張り、肩から首にかけての張りなど、全身あちこち痛いところいっぱいみたいな状態だった。来週は東京出張でまたバタバタするが、帰ってきたら週末休んでもいいんじゃないかと思うぐらいにはしんどい感じ。

カフーツさん訪問

お昼はずっと作業をしていて、それが一段落した後に17時半ぐらいから ブログJelly Vol.133 に参加してきた。他の参加者はいとうさんとながいさんの2人だった。いとうさんはお仕事が忙しいということでずっとお仕事をされていた。私はながいさんとあーでもないこーでもないといった、いろんな話題の雑談をしてきた。

アイディアは移動距離に比例する

なにかのきっかけでこういう言葉があることを知った。家を持たず、デジタルノマドのように地域に縛られずに移動しながら働く人たちは優位性があるといった話題になった。quora でも同じような Q&A がある。

今回は だいやめ を持っていった。いつも通り翌1時過ぎまで飲んで酔っ払ってしまった。飲み過ぎた。歳のせいか、お酒に弱くなっているので摂生も考慮してもうちょっと控えるようにした方がいいかもしれない。

敦盛を観てきた

18時半に寝て22時過ぎに起きて、もう今日は無理やと諦めてまた寝て、6時に起きて8時に起きた。車移動の旅の疲れか、いつもよりよく眠れた。

能: 敦盛

13時から 第四回《真花演能会》能『敦盛』カフーツのいとうさんとながいさん と一緒に観に行ってきた。結論から書くと、私にとってはとてもよかった。前に1度能を観た体験 があるのでその前回の体験との相対比較で観ることもできた。前回は能を2つ、狂言を1つ観たことで時間がかかった。今回は狂言と能を1つずつのセットで観た。初心者は観ていて疲れるのでこのぐらいの規模で十分に思えた。

一番よいSS席が8,000円と、前回よりも少し高い価格設定となっている。その価格差からサービスレベルの違いも伺えた。お客さんの入りは会場のキャパシティに対して7割程度といったところかな。

  • スマホとイヤホンで能の解説が聞けるアプリを提供
    • イヤホンをもっていなかったので聞いてないが、、、
  • 朝原さんの解説が丁寧でわかりやすかった
    • この解説もスマホから英語で聞けると話されていた
  • 資料は英語併記で当日のアナウンスも日本語の後に英語で行っていた
  • 詞章 (ししょう) という、能の台本が資料に添付されていた

詞章があることで演者が何を言っているのか把握しやすい。例えば、次のような台詞を能の独特の謡の表現で聞き分けるのは素人にはなかなか難しい。というのは現代語ではないという点と、明確な1文になっていなかったり、単語の区切りがよく分からなかったりするから。次の台詞から「に」「の」とかで終わっている文章があることがわかる。

ワキ: さては其夜の御遊びなりけり城のうちに。さも面白き笛の音の。よせ手の陣まで聞こえしは
シテ詞: それこそさしも敦盛が。最後まで持ちし笛竹の
ワキ: 音も一節を唄ひ遊ぶ

必ずしもこの台詞通りに謡をしているわけでもないことがわかった。少し飛ばしたり、書いていない内容を謳うこともあった。あくまでこれは参考程度のもののようだ。感覚的には8割ぐらい資料の沿って進んでいた気がする。

前回はちょくちょく寝落ちしてしまっていた。今回は詞章をみながら能を観ていたのでずっと集中して観ることができた。詞章ばかり目で追っていると演者の動きをみれないのでそのバランスも大事だと理解できた。本当はこの内容を暗記して観るのが正しいのだろう。寝落ちしたのは中盤の、詞章がなかった地元に住む男との会話の部分だけだった。

後半は囃子方の演奏とシテの演者の舞いが盛り上がっていって、最後の最後は場面が変わって少し落として終わったように思える。そこら辺はよくわからなかったけど、後半の盛り上がりにかけての、蓮生 (熊谷次郎直実) と敦盛との和解の雰囲気が表れていた。敦盛は2番目物の修羅能にカテゴライズされる。このカテゴリは修羅道に落ちた苦しみを描く作品が多い中、敦盛を討った蓮生が供養し、敦盛が成仏していく?ような終わり方になっていてよい結末のような話しになる。内容も後味がよいものだった。

狂言: 雷

能と狂言をセットにして 能楽 と呼ぶ。日記での紹介は前後しているが、現代では狂言を演じてから能をするという順番になるらしい。狂言は20-30分、能は1.5時間程度といった時間配分になる。現代に当てはめると、狂言はコメディ、能はシリアスなドラマといった演目になる。

雷 (神鳴) という狂言をみた。狂言は演劇に近いので詞章がなくてもだいたい雰囲気はわかるし、笑えるところもわかる。腰痛を治してもらった雷神が医者にお礼を求められ、持ち合わせがなかったことから「近日眷属を連れてそなたの住処に落ちて礼をする」と言うが、医者は「それは迷惑でござる。」と言い放った瞬間が一番受けていた気がする。一緒に行ったながいさんは狂言の方がわかりやすくてよいと話されていた。

大鼓方

太鼓 (たいこ) じゃなくて大鼓 (おおつづみ)、漢字が似ているのでたまに間違う。

前回に能を観に行ったときも 谷口正壽 さんが大鼓を演奏されていた。おそらく関西圏で活動されているのだと推測する。前回はパンフレットに囃子方の名前がなかったけれど、今回は囃子方の演者も記載されていたので名前を確認して調べてみた。観終わった後にいとうさんも谷口さんの演奏について言及しているのを聞いて、私も前回初めて聴いたのに囃子方すごいと印象に残ったのは谷口さんの技量の高さによるものだとわかった。素人が聴いていてもこの人は別格のように感じた。ホームページのプロフィールによると昭和54年 (当時10歳) から能楽石井流大鼓方に入門とあるので40年以上のキャリアになる。

谷口さんが大鼓で出演している能を探したら次がヒットした。前に菊慈童 の動画を見返したときも感じたが、臨場感が全然違う。動画だと谷口さんの凄さは霞んでしまう。生で聴いた大鼓と掛け声の聴こえ方とは異なる。

能楽と郷土を知る会

能楽を演じる前に30分ほど予備知識や背景などを解説する時間がある。今回は 朝原広基 さんという能楽研究家が演目の解説を行った。肩書きの通り、当時の時代背景や風習などをとても丁寧に解説してくれてわかりやすかった。

パンフレットに入っていたチラシをみて 能楽と郷土を知る会 というイベントを運営されているようだ。まさに私が関心のある内容なので今度遊びに行ってみようと思う。

ストレッチ

土曜日は旅行へ行っていたので日曜日の夜にストレッチへ。首が痛いとトレーナーさんに伝えたら、いつもはやらない首のストレッチもやってくれた。感謝。体調の悪いところを伝えるとそこもストレッチしてみてくれるのが助かる。車を運転する姿勢はどうしても前傾姿勢になるのと、運転は意識を集中しないとできないことからデスクワークよりも上位の負荷がかかるらしい。神戸から高知まで何時間もかけて運転しているし、移動の時間は車に乗せてもらうことも多かったので全身あちこちに張りがあって、とくに上半身が全般的に硬かった。今日の開脚幅は開始前151cmで、ストレッチ後154cmだった。いつもとは違う状況での計測なので数値は悪化した。