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投資詐欺にあっている懸念

0時に寝て何度か起きて7時に起きた。昨日は1週間先に変更されてた定例の予定を間違えていて段取りをミスった。

何度も投資詐欺に騙される人

母からある会社の投資について事業説明をみてほしいと zoom のリンクが送られてきた。先日からお金を貸してほしいとか言い出しておかしいとは思っていた。その元凶はこれかと思って、会社のサイトをみるとクレジットカード + 仮想通貨のビジネスで、一般消費者から投資のお金を集めているらしい。「あっ、はい」って感じの怪しい投資ビジネスで、インターネットで会社名を軽く検索した感じではまだ詐欺とわかっているわけではないらしい。一方で怪しい口コミも散見される。

論理的に考えれば、一般消費者からお金を募るようなビジネスがまともな事業でない可能性が高い。現時点では事業者が投資詐欺であるかどうかの断定はできないが、こんな怪しい会社に投資する、その信頼の源泉がどこから出てくるのかにも理解に苦しむ。うちの親は投資詐欺に何度も騙されている。過去20-30年でおそらく5-6回ぐらい。それでも学習しない。どういう経緯で騙されているのかわからないが、信じてしまうようだ。

母に電話して、こんなよくわからない事業のスタートアップに投資をするのはリスクが高いこと、この手のビジネスの投資詐欺は多いことを伝えた。成年後見人の弁護士さんにも共有して、もし可能なら弁護士さんの視点からも母に投資詐欺のリスクが高いことを説明してほしいとお願いした。こんなやり取りをすることが本当にしんどくて疲れる。

ftx 事件

眠くて19時には帰ってきて、20時ぐらいには寝て、夜に何度か起きても寝て、9時まで寝ていた。疲労過多でなんもやる気しない。

ftx 破産事件

金曜日ぐらいから大きな事件のようにタイムラインで話題になっていたので経済や金融の勉強の1つとして事件の成り行きを調べていた。いくつかニュース記事を読んだ。直近の数日間の時系列をまとめたものが次の記事になる。

過去の経緯や人間関係がわりと複雑らしいので時間がない人は次のフィクションを読んで雰囲気を理解するとよさそう。あくまでフィクション。

twitter のタイムラインでもいろいろみつかる。数億円もの暗号資産をすべて ftx に置いていて資産を失った人。

今後の暗号資産や web3 界隈の資金繰りを心配する人。

破産申請された内容から負債総額は100億ドルから500億ドル (1.4超円から7超円) の間とされていて、リーマンショックの負債総額は約6,000億ドル(約64兆円)だったことから規模はその10分の1ぐらい。また取引所にある顧客資産を流用していたことが発覚していることから、これはポンジ・スキームに近いものらしく、会社ぐるみで不正をしていたエンロンショックに近い詐欺事件として当局の調査もこれから行われていくらしい。今後、不正の手口なども明らかになっていくのだろうから経営や財務の勉強材料にする。

現時点で私が ftx 破産事件から学んだことはこれら。どのぐらい経済の影響を与えるのか、まだよくわからないのでしばらく注視していく。

  • 姉妹会社であるアラメダリサーチ社の資産の大半が ftx トレーディング社が発行するトークン (ftx token) で構成 (25%) されていた
    • 他の資産も流動性の低いトークンで構成されていて売却時のコストを考慮すると資産の評価は適切ではない懸念が指摘された暴露記事が騒動の発端
    • 現金及び現金等価物は20億ドルしかなかった
  • 取引所が発行するトークンを、取引所同士で大量に持ち合いして価値の下支えをしている
    • こういったトークンは流動性がないことから、大量保有者が売ると大幅に価値が下落する
    • ftx トレーディング社は自分たちで発行したトークンでグループ企業の資産価値を過剰に高くみせていた
  • ftx トレーディング社の社長 (Sam Bankman-Fried) は経理システムにバックドアを作っていて顧客資産を流用していた
    • 破産申請の前夜にそのバックドアが使われて100億ドルの顧客資金が社長の投資会社に移され、そのうちの10億ドルから20億ドルの行方が分からなくなっている
      • 誰が何のためにバックドアを利用して資金移動したのかはまだ調査中
  • 1つの取引所にすべての暗号資産を置かないこと
  • 取引所に暗号資産をずっと置きっぱなしにしないこと
  • 暗号資産はまったく安全ではないこと
    • 取引所という脆弱性、普通に盗難されるし、不正されるし、破産したら資産を失う