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家族信託の手続きを完了

今日の運動は散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。今日は親を迎えて泊まっていくので運動する時間をあまりとれなかった。

家族信託の投資信託

先日 家族信託の口座開設 を完了して、最後に残った手続きが信託口口座にあるお金の一部を投資信託で運用すること。銀行の担当者が言うには、いま家族信託の口座を開設しようとする人が増えているらしい。成年後見人による制約にうんざりしたうちらにはその気持ちがよくわかる。親が高齢化して財産管理できなくなったときに成年後見人が意図せずつく状況を考慮したら家族信託の方がまだ制約が緩い。一方で家族信託の財産を投資信託で運用しようという人は珍しいですとも言われた。そうなんや。

投資信託するには母の意思表示が必要であり、今回は銀行の担当者2人と母と私の4者面談の打ち合わせとなった。銀行の投資信託の担当者から投資リスクの説明や母の意思確認をしっかりとやるのかな?と思っていたら全くそんなことはなかった。私の投資運用の経験や知っていることを話したりしていたので安心したのか、いろいろ説明は省略して最低限の内容を母がわかるように易しく説明してくれるといった形で打ち合わせは進捗した。この背景には fin-py でニュースを見聞きしている効果も大きかったと思う。最近の経済や投資に関する話題を提示すると、金融機関の人たちは専門家なので雑談が盛り上がって、それで投資の初心者向けの説明は不要かなって感じでさくさく進捗したように思える。私自身、この投資運用で利益を大きくしようと考えていなくて預金するよりもまし程度にしか考えていない。だから5年、10年放置するつもりと話したことも銀行の担当者を安心させたようにみえた。リスク分散の意図で次の3つに資金を分割して運用することに決めた。

  • S&P500
  • オルカン
  • グローバル債権

現時点では株高に進んでいるし、これから利下げも期待できるから債権も上がってくるだろうとのこと。債権は株価よりも下げ幅が小さいそうで不景気になったときのリスクヘッジになるという。長ければ打ち合わせ時間は2時間と聞いていたものの、1時間10分と手早く打ち合わせと手続きを終えることができた。おそらく先方の説明をいくらか省略できたのだろうと推測する。なんらかの都合でこの投資信託を運用する口座は特定口座ではなく一般口座になってしまうらしい。基本的に売らないし、売ったときはレポートがあるのでそれを参照すれば所得税を納めるのも難しくないとのこと。母はどのぐらい話している内容を理解できたかわからないが、不審には思っていないようだし、銀行の担当者と私が雑談しながら話しを進めていたので安心できたのではないかと思う。別にまったく悪いことをしているわけでもないし。

税理士さんの変更

睡眠時間は fitbit で毎日計測できていて運動の記録にも書いてあるので今後は日記に含めない。

今日の運動も病み上がりなのでお休み。午前中はずっとお腹が痛かった。

列車予約

本当は昨日が次の出張日の1ヶ月前でサンライズ瀬戸・出雲の予約を取らないといけなかった。体調がよくなかったために予約を忘れてしまった。今日はもう予約いっぱいで購入できなかった。みんな開始日に予約するんやね、1日過ぎたらもう予約できない。仕方ないので前日の夜に新幹線で移動してカプセルホテルに泊まることにした。始発の新幹線に乗ること には疲れたので寝台列車の予約が取れなくても自腹の前泊でいいやという気持ちになった。

家族信託手続きの完了

先日 信託銀行の口座開設 ができた。その後、信託銀行の担当者さんから弁護士さんへ連絡してもらっていた。先週、通帳やカードも送られてきて、インターネットバンキングのアカウント登録もできた。今日、弁護士さんが管理している母の財産を信託銀行の口座へ振り込みしたと連絡があった。この報告をもって成年後見人の弁護士さんのお仕事の一切を完了したという報告もいただいた。この弁護士さんとは3年半ほどやり取りしてきたのでお礼を伝えた。家族信託の残り作業は口座にある現金の一部を投資信託で運用するための手続きをするだけ。これは母の意思確認も必要になるのでまた別途3者で打ち合わせが必要になる。仕方ないことなのだろうけど、銀行のやり取りに2度・3度と手間がかかる。逆の見方をすれば、詐欺からは安全になる。

税理士さん打ち合わせ

知人から税理士さんを紹介してもらって打ち合わせをした。

3月26日にいまの顧問税理士さんに関するちょっとしたインシデントが発生した。結論としては顧問税理士さんの設定や運用に不備があり、要は先方の瑕疵であったにも関わらず、その対応を真摯に取り組んでいるようにはみえなかった。原因の究明は私が行い、インシデントからの復旧は6日後になった。さらにこちらから問い合わせしないと先方から連絡も来ないという状況だった。こういったインシデントに対するサポート対応をないがしろにする姿勢に懸念をもって、知人にお伺いをたてた次第だ。

打ち合わせした税理士さんとは、もともと以前から fin-py でやり取りしていた。私と年齢が同じぐらいかな?いまの顧問税理士さんよりも若そうにみえた。うちの会社が税理士さんに求める要件が定まってきた。

  • freee を使えること (freee 認定アドバイザー)
    • (基本的には法人決算のみやってくれればよい)
  • slack connect でやり取りできること
  • 普通にアプリケーションやシステムを使えること

いまの顧問税理士さんよりもよさそうに感じられたので即決で新たに顧問税理士としてお願いすることにした。

税理士さん解約手続き

いまの顧問税理士さんに解約の手続きを行った。各種システムのアカウントを停止していく。幸いにもこの方は契約はいらないと言っていたから契約期間の定めがない。こちらの要望でいつでも解約できる。顧問のはらさんに解約の連絡方法などを確認して、ストレートに別の税理士さんにお願いすると伝えた方がよいだろうという話しになったので、その旨も書いて解約する意志を伝えるメールを送信した。自分の会社だと、こういった決断を即時でくだせるのがよい。3月26日にインシデントが発生して2週間ほどで解約を決心した。10月半ばから今日まで半年ほど顧問をしていただいた。電子帳簿保存法のガイドライン策定 を手伝っていただいたので感謝はしつつ、うちの会社は次のステージへと進んでいく。

家族信託の口座開設

3時過ぎに寝て6時半に起きた。疲れていたせいか、お風呂入ってストレッチしてお布団入ったら fitbit 充電したままで CPAP 装置も付けるの忘れてそのまま寝てしまった。

今日の運動は腕立て,スクワット,散歩をした。統計を 運動の記録 にまとめる。

家族信託の口座開設

本来は先週に終わっていたはずの手続きに再挑戦した。先日 公正証書の正本を紛失した ために信託銀行の担当者との打ち合わせをドタキャンしてリスケした。事前に担当者から手続きに長ければ2時間かかると聞いていたものの、私の場合、実際には40分ほどで終えることができた。担当者さんが言うには質問が多いとそのやり取りに時間がかかってしまって2時間とかかってしまうときがあるという。私はよくわかっていないせいか、そんなに質問もなくて、迷うこともなくて、さくさく手続きのための書類を記入していって早く終わった方みたい。作成した書類は次になる。基本的には住所と氏名を書いて、担当者の説明を聞きながら要項を記入していくだけ。とくに難しいことはなかった。

  • 確認事項記録書
  • 入金申込書
  • 印鑑届
  • 実特法新規届出書
  • キャッシュカード暗証番号届
  • 三井住友信託ダイレクト取引申込書
  • 受託者による取引に関する届出書
  • 受託者による三井住友信託ダイレクト利用に関する確約書

私からいくつか質問して確認できたこと。

  • オンラインでの振込30万円/日まで (上限設定をカスタマイズ)
    • 大きなお金が必要なときは窓口へ行くか、上限設定を都度、変更する
  • キャッシュカードによる振込200万円/まで (これはデフォルト設定)
    • 通常はオンラインで操作するので基本的には使わないはず
  • 大きなお金を動かすときに窓口でやり取りするなら上限はない
    • 但し、オンラインやキャッシュカードよりも手数料は高くなる
    • その理由を証明する書類は不要、窓口で口頭による説明でよい
      • 例) 家のリフォームで100万円必要といったときに見積もり書は不要
    • このときに直接、銀行から業者へ直接振り込みするといった対応もできる
  • 投資信託は可能だが、委託者 (母) の意思確認が必要になるため、後日、一緒に打ち合わせする
    • NISA は不可

この後、口座開設したら担当者さんから弁護士さんへ連絡して、その後、担当者と母と私で一緒に面談して、投資信託の手続きをしたら終わりかな。当面は信託口口座 (しんたくぐちこうざ) のお金を使うことはないと思う。一番の目的は高齢者に対する詐欺の防止になる。

インボイス制度の開始

0時に寝て何度か起きて7時過ぎに起きた。いろいろ作業していたんだけど、お昼からインボイス制度の開始に伴って請求書や会計処理がちょっと変わるのでそのシステムの運用や調べものをしていた。

インボイス制度の開始

10/1にサブスクリプションの請求が届いているものを経費登録しようとしていて税区分が変わってくることに気付いた。適格請求書発行事業者向けの支払いであればこれまで通りだが、そうじゃない場合に経過措置期間用税区分が新設されている。合理的に考えたら経過措置の控除割合80%を選択することで節税になる。ここで会計システムに経費登録する際、適格請求書発行事業者なのかどうかについて、これまでは未確認だったものを請求書 (領収書) から判断する必要が出てくる。いまみたらセブンイレブンのレシートにも登録番号が記載されている。こうやってシステム (仕組み) で世の中を変えていくのは強力だなと思えた。

その後、取引先の設定に適格請求書発行事業者の登録番号を設定できることがわかって、明らかにそうだとわかっているものは検索して設定したりしていた。外国企業については 国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について に書いてある。例えば、google workspace を使っていると請求書には Google Asia Pacific Pte. LTd. と書いてある。しかし、請求書には登録番号がない。これは 登録国外事業者名簿 をみると、有効であることがわかり、さらに法人番号もみつかる。法人に関しては法人番号と登録番号は基本的に同じなのでそれを登録しておけばよい。

涼しくなる前に暑さ対策を

0時に寝て何度か起きて7時過ぎに起きた。6時に起きようと思ったけど、気付いたら7時になってた。

ドキュメント書き

8月前半にやっていた非機能要件である差分比較の仕組みについてドキュメントを追加した。但し、この機能はまだ品質を保証できないところがあるため experimental という機能にした。そのためのドキュメントとサポートポリシーについても明記した。利用者からのフィードバックを得られることを目的にした開発途中の機能をプロダクトに追加する仕組み化した。あまりエンタープライズ向けの業務システムでそういった機能を多用するようなことはないと思うけど、QA を十分にできなくてまだ品質に自信がないといったときにも使えるかもしれない。

実務スタッフの訪問

先日の 暑さ対策委員会 の続き。

そろそろ電話しようかと考えていたところ、スタッフが訪問してくれた。7月の中旬からクレームを上げていて、初めてオフィスに来てくれて室温が高いことを確認してくれた。いまだと昼間は30℃ぐらい。その人は過去の経緯をわかっていないようで、フィルター交換と冷媒交換をしたが、まったく効果がないことを丁寧に説明し、エアコンのコントロールパネルの温度・風量設定もまったく機能しないことを伝えた。明日の午前中に工事の業者と一緒に調査してくれるという。ようやく人が来てちゃんと確認してくれた。明日の作業に期待。

クレジットカードの明細のリアルタイム連携

先週末の小旅行にかかった経費の領収書を会計システムに登録した。30分もあればできるのにずっと後回しにしていた。

唐突だが、freeeカード Unlimited がすごくよい。起業時に作った法人向けのクレジットカードは所持しているが、クレジットカードの盗難・紛失時の冗長化の目的で4月に携帯用のカードとして導入した。これが後発のせいか、freee のシステムとの親和性を考慮しているのか、まだ使っているユーザーが少ないからなのか、ほぼリアルタイムで決済情報が会計システムに連携される。

もともと使っていた旧来のクレジットカードと比較できるため、会計システムと決済情報のデータが迅速 (ほぼリアルタイム) に連携すると、実際に運用してみて事務手続き工数を削減できることに気付いた。旧来のクレジットカードは決済情報を取得するのに2週間ほどかかり、さらに先方のシステムの都合で月の負荷が高くなりそうな期間 (10-14日とか) は連携不可といった運用になっている。2週間経ってから決済情報をみても何にお金を使ったのか思い出すのに少し時間がかかったり、請求書などを調べて確認したりする作業が発生する。クレジットカードで支払った直後に会計システムに取引登録するのがもっとも事務手続き工数を削減できることに気付いた。

半年間ほど新旧のクレジットカードで運用してみて、旧来のクレジットカードによる決済を置き換えていくことに決めた。今後は Unlimited なクレジットカードを2つ使って冗長化した運用にしようと思う。

速さは正義。

全身疲労と気分転換

23時に寝て何度か起きて6時に起きた。疲労でバテバテ。

ストレッチ

先週もあまりよい状態ではなかったけれど、今日はことさら悪かった。疲労は着実に蓄積するんやと実感する。左足は筋肉痛やなって感じだけど、右足はそのうち足が動かなくなるんじゃないかとすら思えた。ふくらはぎは左右ともにパンパンだし、右の股関節の部位はピキッて感じで痛みが出たりするから根本的に悪そう。足全体が硬かったように思える。腰もいくつか張りがあって、特定のツボはかなり痛くてなにかが悪いのだと思えた。臀部のツボも一部だけすごく効いて痛かった。肩周りも凝りや張りはいつもより大きかったように思う。今日の開脚幅は開始前154cmで、ストレッチ後156cmだった。久しぶりにこんな調子の悪いのも珍しいなと思えた。あと2週間ぐらいがお仕事のピークだと思うのでもう少しだけもてばよい。

請求書のテンプレート作り

10月から施行されるインボイス対応の請求書として 10%, 8% の消費税の税率を明記して別々に小計を記載しなければならない。そろそろ個々の企業でも運用が始まるところ。うちの会社が扱う商品は10%のみだが、請求書のフォーマットそのものを変更しないといけない。ちょうど freee 側でもその対応で6-7月に新しい帳票管理の機能をリリースしていた。8月から順次切り替えとなっていた。私は開発にいっぱいいっぱいだったからベータ版は見送って正式リリース後に対応することにしていた。それが今日だ。今月分の請求書はインボイス対応の新しいフォーマットで作る。

その移行をしていて、この機会に会社のロゴや角印も請求書に載せることにした。はらさんに角印をどうやってデータ化したらよいかを尋ねたら、普通に白い紙に押印してスキャナで取り込んで、白色を透過処理して使っているとのこと。

オフィスの複合機で白い紙で押印した角印をスキャンする。pdf でダウンロードできる。pdftoppm で pdf を png に変換する。

$ pdftoppm -png corporate-seal-square.pdf corporate-seal-square
$ ls corporate-seal-square-*
corporate-seal-square-1.png  corporate-seal-square-2.png

あとは白い背景を透過処理するだけ。pinta, incscape とやってみたけど、どうもうまくできない。最終的に次の記事を参考にしながら gimp を使って「ファジー選択」で透過処理したいところをちょこちょこ選択しながら変換していくのがもっとも私にとって簡単だった。

請求書のテンプレートに対して角印を読み込んで、社名に重なるように配置するのが慣習らしい。なぜ社名に角印を重ねるかというと偽造や改ざんを防止するという意図になる。電子データの請求書に角印を載せる意味はないけれど、紙の慣習にあわせるという意図なら重ねた方がよいだろうと考えて社名に角印を重なるようにして作成した。請求書に角印とロゴが入って見栄えもよくなった。

立ち呑み屋 本番

先週行った立ち呑み屋 さんにコミュニティのメンバーと一緒に行ってきた。ずっと休日も開発してきて疲労困憊ないので気分転換しようという思いつき。

19時開始でたまたまオフィスを出たときに雷が鳴り始めて、私がお店に付いたすぐ後に豪雨になった。今日はついている。豪雨は1-2時間で止んでいたと思う。その後、さなださんとすみよしさんと合流して飲んでた。わいわい雑談できて楽しかった。いくつか始めて注文してみた料理もおいしかった。このお店の料理は何を頼んでもおいしい気がする。お酒も料理もマスターが1人で運営しているせいか、非常に良心的な価格設定になっている。もう1.5倍ぐらい値上げしたらいいんじゃないかと思う。それでも安い方だけど。立ち呑みだとしんどいので22時前にはお開きになった。長居せずに帰りやすいのも立ち呑みのよいところだと思う。

輸入した機器の会計処理

昨日は夕方から天気が崩れるという話しを聞いて夕方から家に戻ってゆっくり過ごしていた。ドラクエタクトやったりアニメの Dr.ストーンを見返したりしていた。

海外から輸入したときの会計処理と税金

昨日に引き続き、yubikey bio の設定や検証を一通りやって issue や記事にまとめていた。それが終わった後に会計処理についても調べていた。yubico 社の日本代理店はあるものの、指紋認証ができる yubikey bio の在庫を取り扱っていなかった。そのため、直接 yubico のオンラインストアで購入して日本へ発送した。インターネットで買いものをしているとあまり実感がないけれど、この場合は輸入手続きをして税関で関税を支払わないといけない。一方で用途が個人使用か商用利用かで関税がかかる基準額が変わってくる。これまでも個人使用で輸入して関税を支払ったことがなかったのは1.6万円以下のものは関税がかからないからだったんだと理解した。技術書ぐらいしか買ったことないけど。

1万円以下の輸入については関税がかからない、且つ個人使用のものは商品代金の0.6掛けで金額を算出するという2つの法律の合わせ技で1.6万円みたいな中途半端な金額が基準になるらしい。当初は商用利用というのは自社ビジネスや転売のようなものを指すのかと考えいた。yubikey bio はうちの会社内で主に調査目的で使う。会社の経費で購入しているが、これは個人使用の範疇かと勘違いしていた。調べているとそれは誤りで 【輸入】個人使用と商用の線引き 法人輸入との違いは? によると、業務やオフィスで使うことを前提にしているものは商用利用となるらしい。商用利用の場合は0.6掛けで金額を算定できない。yubikey bio は1万円ちょっと超えているので関税を支払わないといけない。

オンラインストアでの決済時に yubico 社は関税や輸送費を徴収しないと書いてあって本体価格しか支払っていない。調べていると、郵便局または輸送業者が関税を立替ているので商品を受け取るときに支払うという記事が出てくる。しかし、うちの郵便受けに商品がレターボックスで届いていたので私は関税と輸送費をまだ支払っていない。あれー?と思ってなにか手続きを誤ったのかどうかを調べ直したりしていた。おそらく輸送業者からまた後日、関税と消費税と輸送費の支払いに関する請求書が送られてくるはず。まだ届いていないだけなんだと推測する。もう少し待ってみる。

輸入したときの会計処理も通常の取引登録とはまったく異なっていてまた1つ税金の勉強になるなと分かって楽しみにしている。また後日、輸送業者から請求書が届いたときに輸入したときの税金を精査してみる。

予算作り

1時に寝て夜中に気分が悪くて何度も起きて吐き気と戦いながら7時に起きた。なぜか体調がよくなかった。

来季の予算策定

いつもは3月の上旬には出来ていて、外部の有識者にレビューしてもらって雑談したり意見をもらったりしているところが、今期は納期に追われていてまだ何もできていない。ひとまず来季の予算策定から着手した。ざっくり算出すると来季は数百万の赤字になる。数字をみるのが嫌になる。半年ほどで受託開発を辞めてプロダクト開発へ移行する年にしていこうという展望はある。とはいえ、お客さんがいることなので私がいなくなっても開発が問題ない状況に調整してからの話しにはなる。なるべくそれを半年以内に完了させて自社のプロダクト開発へ移行していければよいと考えている。が、そんなうまく予定が進むかどうかはわからない。事業の移行が遅れて受託開発期間が伸びればその分の赤字は減るので会社の財務的にはその方がよいという見方もできる。

本当は来期から役員報酬を半減させて社会保険料も下げて3年間ほどプロダクト開発に投資しようと考えていた。会社も個人も3年ぐらい遊んでいても支障のない程度の蓄えができた。おそらく私の人生において挑戦するのはこれが最後の機会になるだろう。この挑戦が終わったら私の人生は十分かなと思う。父の介護を完了 して、いずれ母の介護が必要な時期も来るだろう。来季は実家に出張所のオフィスも作る予定。社用車 を購入して神戸と淡路島の行き来もしやすくなった。淡路島で業務できるようになれば実家で田んぼしながら開発に注力する時期なんかもあるかもしれない。

業界研究を再開した

23時に寝て9時に起きた。昨日の疲労でよく眠れなくてバテてた。午後から会社の雑務をしていた。

もてなしだけではもう食えない

少しずつ読んでいく と書いてから3ヶ月読んでなかった。ホテルに限らず、ビジネス一般論としても通じるところが多かったように思う。経営の一般論とでも言うべきか。

第3章 お客さまは神様とは限らない

  • ビジネスの世界は大学のケーススタディみたいに物事がきれいに整理されているわけじゃない
  • 顧客満足度とは本来、企業収益と正の相関関係があるはず
    • 正の相関関係とはAが1増えたらBが1増える
    • 相関係数は-1から1まで
    • 1だと正の相関係数が最大で、0だと無関係、-1だとBが1減る
  • 顧客のロイヤリティとは、再訪するか、他者に推薦するか、商品やサービスに対する信頼や共感を指す
    • ロイヤリティには2つの意味があって、これはマーケティングの分野で使われる意味
  • 従業員満足度の向上が対外サービスレベルを上げ、それが顧客満足度を上げ、結果としてオーナー満足度を上げる
  • 放置できる不満は放置される、経営学的にみて正しい行い

主人公は学生時代の成績が悪かったことから分からないと言えることが強みという説明文が出てきて、教授の説明が理解できないときにどんどん質問して丁寧に説明してもらうというやり取りになっている。この言葉を引き出すために主人公は仕事ができない人設定にしているのかとも考えられる。異世界モノにしてしまえば、こんな説明はいらないなとか読んでて思った。

第4章 「立ち入り禁止」の向こう側

会計は用途によって会計基準が異なる。

  • 財務会計: 損益計算書や賃借対照表といった財務諸表に集約される
  • 管理会計: 経営者が経営状況を把握するための会計書類作成の基準となる
    • 部門別損益やセグメント別の分析などをする
    • 会社ごとにばらばらでもよい
    • 経営者が知りたい情報が指標になっていればよい

ユニフォームシステムという部門別損益を計算するホテル業界の標準的な会計基準について紹介されていた。米国発祥なので日本での普及率は低いらしい。この話題の中でマネージャーの業績考課やボーナス査定の話しが出てくる。そして、マネージャーのコントロール外の非配賦費用を部門別会計に含めないのはマネージャーの実績を測れないからだと説明されている。つまり、ユニフォームシステムという管理会計の仕組みと人事システムはセットでないと業績改善効果が薄いという話しにつながる。人事というのは本当に難しいことが伺える説明だと思えた。

管理会計によって部門別の損益の悪いところが明らかとなり、そこに対する改善案が進みそうなストーリー展開になってきた。小説風なのでストーリーが進むと、その先の展開も楽しみになってくる。

第5章 数字を分解せよ

投資計画に対して懐疑的になる背景としてフィージビリティスタディの話題が出てくる。私は言葉を知らなかったので勉強になった。ここではセグメント別に分割して大雑把な小さい数字を推定していくことから始め、その数字の裏付けをより精度の高い手法で行うことで現実的な企画ができるみたいな組み立てになっていた。

  • 投資がどのぐらいの経済効果をもたらすのかを予測することをフィージビリティスタディ (feasibility study) と呼ぶ
    • 日本語では事業化可能性調査、または採算性調査と呼ばれたりもする
    • 収益と投資額の2つの情報から利回りが何%かがわかる
    • できるだけ数字を分割して考えるのが基本
      • フェルミ推定を使って大雑把な数字から算出するやり方もある
    • 投資によって「追加的な売上」ではなく「追加的な粗利益」を測るべき
  • RFP (Request For Proposal): 提案提出依頼書を作る
    • 専門家へ依頼するときにコンセプトデザインを明確にする
    • コンセプトを専門家に正しく伝えないと適切な提案を受けられない
  • 自分の会社のリソースを確認し、その比較優位に従って企画を立てるのがマーケティングの王道の考え方

主人公からなぜ横文字を多く使うのか?という質問に対して、コンサルタントの教授が答える。まだ定着していない概念を的確に表すには英語のまま使っておいた方がよいという説明が出てくる。私もこのことは全く同意で、もっと言うとカタカナにせずにアルファベットのまま英語で使うとよいと考えている。本題ではないけど、大型連休はプロジェクトの進捗に影響を及ぼすので考慮にしとけよというやり取りが急に出てきてリアリティがある。私がいま手伝っているプロジェクトは GW の休暇を考慮せずにロードマップを策定していて、私が2回ぐらい指摘してあるとき修正されたことがあった。

不正の調査報告書を読んだ

不正の調査報告書

少し前にタイムラインでグレイステクノロジーという会社の粉飾決算が話題になっていたので関心をもっていて、調査報告書が公開されていたので読んでみた。100ページ超あるので目を通すだけでも数時間ほどかかった。

うちはマイクロ法人なんでなんのプレッシャーも目標もない、お気楽な会社ではあるけど、失敗事例から経営や会計を学ぶ機会にしている。多くのケースで成功する方法はわからないけど、失敗しない方法はいくつもある。凡人は成功しようとせずに失敗しないように注意するのがよいと私は考えている。これは麻雀で振り込まなかったら勝てるというのに近い考え方だ。

閑話休題。報告書を読んでいて最初は1社員による小さな不正だった。もちろんそれもよくないことだが、経営陣がまともであれば、いくらでも訂正することも立て直すこともできた。しかし、経営陣もおかしかった。すぐに個人の不正が組織ぐるみになり、創業者の虚栄心も拍車をかけて、2-3年後には数億円規模の不正となり、不正を働いた関係者が一蓮托生となった。これは構造的な問題もしくは失敗を学ぶ教材となる。関係者個人の道徳心や正義感などを批判することもできるだろうが、それよりも構造的にそんな状態に陥らないように会社の仕組みを作ることが重要で、一般論ではそれをコーポレートガバナンス (企業統治) と呼ぶのだろう。しかし、経営者がみずから不正をすることに対するガバナンスとはどう在るべきなのか、この問題に対する構造的な対策はなかなか難しいのだと、この調査報告書は語っている。

なんら擁護するものではないが、読み進めていて、関係者みんな辛かっただろうなと不正をしなければいけない状況や心境を察してしまった。目標数値が高過ぎる、過度なパワハラ、コーポレートガバナンスの不備などがその状況を5年も維持し続けてしまった。もっと早く明るみに出ていたら、いまより関係者は苦しまなかっただろうが、歴史に if はないので推測でしかない。不正の中心人物である創業者は急性大動脈解離で急逝しており、それは認知的不協和のストレスによって引き起こされた可能性が高いのではないかと私は考えてしまった。不正に限った話ではないが、なんらかの間違いというのは早期に検出できて、早期に改善のための取り組みをする方が短期的に大きな損害を被ったとしても、中長期的には最大の利益を得るというのを、多くの人は人生の経験の中で学んでいくと思う。たまたまその経験をもっていない人たちがこの会社には集まってしまって、不幸な事件が起きてしまったように私は受け取ってしまった。