今日は運動も体操も余裕がなくてお休み。
保証金 (敷金) の会計システムの扱い
保証金のような、契約を完了したときに返ってくるお金を経費として扱ってはいけない。駐車場を移行したことで前の駐車場の保証金が返金された。完全に忘れていて会計登録しようと調べて失敗に気付いた。駐車場を借りたのは2期前で、初期費用として全部まとめて「地代家賃」として会計登録していた。経費として扱ってしまっていた。本来は「敷金」として資産計上し、返金されたらその敷金を取り崩すことで損益に影響を与えない、つまり法人税に影響を与えないようにしないといけなかった。
これは過去の誤りで当時の決算も終わっているため、今回の返却された保証金を「雑収入」として会計登録することでその分の法人税を支払うということに税理士さんから助言された。しかし、期をまたがっているため、これは厳密には正しい会計処理はできないという妥協策でしかない。悪意でやったことではなく事務ミスなので、税務調査で指摘されても大目にみてもらおうという作戦。今後はお金を払うときに経費なのか、資産なのかの違いを意識しておかないといけないと反省した。
キャンプ飯部と居場所
バドミントンに外部から参加してくれた方 が神戸へ引っ越して来られたばかりで友だち探しをされていた。私も居場所探しを考えているところだったのでその人にもコワーキングスペースを紹介しようと考えた。ちょうどカフーツさんで やりたいこと宣言報告会とコワーキングキャンプ飯部Vol.7 というイベントがあって、カフーツさんの特異なところやおもしろさを実感するのにいいなと思って一緒に参加してきた。平日にカフーツさんへ行くことは少ないから稀な機会。焼きものや炊き込みご飯もおいしかったし、ながいさんがどんどんお酒をだしてくれるからまた飲み過ぎてしまい、帰ってなにもできないみたいな状態になってしまった。カフーツさんへ行くと楽しくてだらけてしまう。
やまさきさんのやりたいこと宣言報告会も facebook でうまいこといってそうな雰囲気をうけていて関心があった。私も一時期、家出して野宿したり、シェアハウスを点々として暮らしていた時期があるから家がないという状況にも親近感がある。まったく他人ごとではなく、自分も運が悪かったらやまさきさんのような状況になっていた可能性はあったし、これからだってあるかもしれない。やまさきさんは、家がなくても、なんとなく楽しそうに生活しているように傍からみえる背景をみんなで話したりしていた。私からみて次の3つかなと思う。
- ポジティブ
- 仕事がある
- 仲間がいる
やまさきさんもいろいろ訳ありなようにはみえるが、いまは開き直ってモノゴトを肯定的に捉えているようにみえる。おそらく悲嘆していたフェーズは終わっていて、いまの状況をポジティブに前向きに捉えて過ごしている。悲嘆してもなにもかわらないのだから前向きに生きる方がずっとよいことがありそうという様子を伺えた。
いとうさんの note からもいくつか引用する。
家がないと言っても、仕事を持ちながら移動するので、自分で稼ぐという点でいわゆるホームレスとは違う。テクノロジーの進歩のお陰で、「移働」が容易になった。実はこれ、若い人に限らず、どんな世代にも憧れを持つ人は多いのではないか。
そして「仕事がある」というのもやはり大きのだろう。仕事があるから社会的欲求や自身の存在意義なども満たされる。日本で仕事がないというのは、本人が意図的にその状況に身を置いているのではないか?という意見も出ていた。たしかに何でもいいから働こうと思えば、仕事をみつけること自体は容易なのかもしれない。やまさきさんはレンタルヤマサキやコミュニティマネージャーのお仕事をしながら生計を立てている。ちゃんとキャッシュフローも計算していて経営者向きな性格のようにもみえた。私からは信じられない話だが、脱サラする人はキャッシュフローを考慮しない人がいて、多くのケースで失敗するという話しも聞く。私は最低でも月に1回はキャッシュフローをチェックして、数ヶ月の展望などを考えたりする。
で、コワーキングは、そういう生き方を許容、いや奨励するコミュニティだ。「やりたいこと宣言&みんなで応援する会」は、そういう考え方が底辺にあって開催される。決して悩み相談会でも自慢大会でもない。「自分はこうしたい」という内発的な意思表明であって、そこに共感する人たちの助けを借りて前に進める、極めて自律的なカツドウなのだ。
そして、コワーキングスペースで応援してくれる仲間がいてがんばれるところもあるのだと思う。やまさきさんの生活にツッコミどころはいくらでもあるのだろうけど、この場はそういう性格の場ではない。その人のやりたいことがあって、シンプルにその可能性を伸ばしたり、応援したりする場になっている。私もここ最近 居場所づくり を考察している。やまさきさんの事例は居場所にいる仲間たちとうまくコラボレーションできて、よい方向へ一歩を踏み出して変化できた一例だと思う。孤独にならない、独りよがりにならないための仕組みとしてコワーキングスペースはうまく機能するようにも受け取れた。素晴らしいことだと思う。