先週のナイトハイク に引き続き、3回目。金曜日の夜から天気が崩れそうだったので木曜日の夜にナイトハイクを企画してみた。

登山計画のコースタイム倍率 1.0 で2時間43分のコースが、実際に歩いてみると1時間43分で歩いてこれた (平均ペース170 ~ 190%) 。yamap のコースタイムは、次のように安全なペースで歩いているユーザーの歩行データを用いてモデル化して算出されているらしい。基本的には安全なゆっくり歩いた時間として算出される。

YAMAPをご利用いただいているみなさまの活動記録データをもとに、コースタイムの基準値(標準コースタイム)を地形から算出する手法を開発しました(注1)。まず運動生理学的な知見に基づき、普段から安全なペースで歩いているユーザーのみを抽出しました。抽出したユーザーの歩行データを用いて斜度とペースの関係を表すモデルを作成し、このモデルを使って整備された登山道の地形から標準的なコースタイムを算出する方法を考案しました。この標準コースタイムは、著名な登山ガイドブック等に記載されているコースタイムともよく一致することが示されています。

標準コースタイムの採用について

無理をしないという意図でナイトハイクの登山計画もコースタイム倍率 1.0 で算出してきた。しかし、ナイトハイクは周りの景色をみる余裕はないし、怖いから早歩きになるし、休憩もほとんどとらない。結果的に昼間のハイキングよりもはやくなる。見積もり時間があまり乖離しても予定をたてにくいので今後は 0.8 で見積もる。最低限の装備は整ったし、夜の山道を歩く経験も増えてきた。2-3時間を目処に活動範囲を徐々にひろげてみようと思う。

今回はながいさんと2人でナイトハイクへ行ってきた。これまで1人で行っていたのと比べて2人だとまったく違う。1人で歩いているときと比べて誰か他の人がいることそのものの安心感が大きい。

  • 不案内・迷いやすい山道を通っても不安が軽減する
  • 人と話していると周囲の環境音に対するこわさが減る・気にならなくなる
  • ライトの光源が増えるので山道が (相対的に) やや明るく感じる
  • 事故に遭遇しても助けを期待できる (保険)

逆に2人のときに感じる心配のようなものも感じた。

  • 後ろをついてきているかがわからない (定期的にふりかえって確認したりしていた)
  • 数人とか、人が多いと誰かいなくなっていても気付きにくいかも?

ナイトハイクは圧倒的に1人よりも2人の方がずっといい。但し、事故のリスクが大きいので無理には誘わない。

今回のナイトハイクで一番怖かった瞬間。舗装道路を歩いていたら頭上からバキバキって聞こえてきて山側から倒木が落ちてきた。暗くてよくみえなかったが、人間大ぐらいの倒木だったように思う。10mほど後ろに落ちてきた。木が裂ける音が聞こえて少し足を早めたせいで距離を取ることができたのかもしれない。事故にはいたらなかったが、なにが起こっているのかを把握できなくて対処できなかった。おかげで倒木が落ちてくることもあるんやという経験を得た。倒木で発生する裂けるような音もはっきり聞くことができた。次回、そういう状況に遭遇したら逃げるようにしたい。