非を背け続ける行方
元総務部長が百条委員会の証人尋問で公用 PC の内容を漏えいさせたかどうかの証言を拒否していた 。その情報漏えいの第三者委員会の調査が完了した。
第三者委員会によれば、さいとうさんが次のように元総務部長へ指示を出して、それを受けて元総務部長が県議に情報漏えいを行った可能性が高いと結論づけた。
そのような文書があることを議員に情報共有しておいたら
元総務部長ともう1人同席していてそのような発言があったとのこと。しかし、具体的に誰にどのように情報共有するかの具体的な指示されていないため、結果的にファイルや印刷物を漏えいさせた元総務部長にも一定の非があるということで懲戒処分が決定している。同席していた人が指示を聞いているのと、そういう指示があったとその同席者から又聞きした元副知事が根回しとして県議に情報共有するように指示したこともあり、そういった一連のやり取りも含めての、さいとうさんに一定の責任があるのではないか?と注目を集めている。
しかし、さいとうさんはこの指示すらしていないと主張している。記者とのやり取りは定例会見の44分30秒あたりからの質疑応答を聞いてみるとよい。
以前からもそうだけど、今回のさいとうさんの論理もめちゃくちゃでそれぞれの担当者が認識を述べただけ、誤解されることもない、という結論で責任の所在はどうでもよいという姿勢がみえる。第三者委員会の結論と自身の証言が完全に食い違っていることは無視するようにみえる。
辞職される前からコミュニケーション能力不足と指摘されていたが、なにか問題があったら一方的に自身は関係ないという姿勢を貫徹している。これは暗黙的に部下へ責任を押し付けているのと同義になる。非を問われたときに指摘を受け入れるが、過去の対応は適切だったと答えながら、なぜか改善のための対策もやるという論理の整合性が取れない状況をずっと続けている。
これは職員も大変だろうなと察してしまう。元総務部長は No.3 のポジションの側近だったそうで、さいとうさんの味方として関わった人がまた1人不幸な状況に陥った。こういう姿勢を続けていると、また不信任決議が出てもおかしくない気がするし、支持者もどんどん離れていくと思われる。