ai 進化への不安や危機感をそのまま吐き出す
隔週の雑談⌗
顧問のはらさんと隔週の打ち合わせ。今日の議題はこれら。
- 本番切り替え 後の近況
- ai についての雑談
2月に入ってから ai についての記事を読んだり、知人と話したりする機会が増えてきた。日々の業務で chatgpt (plus 契約) で質問しながら調べたことを裏付けして業務を進めることが増えてきた。顧客のオンプレ環境で起こる問題やその際に気付いた運用の非機能要件を調べる過程でググるよりも chatgpt に質問した方が生産性も品質も高いように実感している。ai を業務で使う頻度が増えるに従い、ai への関心が高まり、ai と協業する業務スタイルへ移行していこうと考えている。
ちょうどお手伝い先でも github copoilot を導入し始めた。うちの会社でも近いうちに導入する。この機会にエディターも vim から vscode へ移行してよいかもしれない。
はらさんと ai の雑談をしたことを書いておく。
課題管理の文脈で ai に指示するために人間がテキストを書く需要は高まるのではないか。
- 課題管理システムは ai へのインプットデータや学習データになっていく?
- ai がドメイン知識を学習する上でイシューをどんどん作る必要があるのではないか?
- ai を最適化するための学習データは人間が作る必要が在るのか?
ai が既存の事業や業務の人件費を削減していくのは間違いがない。小さい会社の有利な点として ai にプロダクト開発をさせて、1人では開発できない規模のプロダクトも開発できるようになるのではないか。
- 今後はマイクロユニコーンが増えていくという予測がある
- si やアウトソーシングが削減されると、自社で稼げるプロダクトが重要になっていく
- ai を活用して自社で収益をあげるプロダクトやサービス開発への転換が大事
デジタルの仕事はどんなものではコモディティ化して総合職のようになっていく
- ここ数年のプログラマーの高待遇は終焉していく
- キャリアアップとともに収入や待遇をあげていく必要があると考えていたが、世の中の変化にあわせて見直す時期にきているかもしれない
- 業務委託の単価やプログラマーの待遇が中長期的に悪化していくことを見込む
- 人間がやらないといけない仕事はなにかを考え直す機会になっていく
私は人間が「ソースコードを書く」という行為のプログラミングがアイデンティティになってしまっている。10年以上のキャリアから、web のバックエンド開発の領域ではシニアプログラマーとして競合優位をもっていると考えてきた。それはプログラミングというスキルの習熟に年単位の経験や学習を要する技能だったからである。いま行っているソースコードを書くというプログラミングは数年以内に別の行為に変わっていく確度は高くなってきている。自身のアイデンティティが失われるのは、40代という年齢もあるのか、精神的な不安が大きいように感じている。
漠然とした不安を一人で抱えているよりも、そういった話しをはらさんと雑談することで少し気が紛れたように思える。話したり、書いたりして言語化することで自分の中で受け入れるための土台になっていくように思う。今後もプログラミングが変わることをしっかりと見定めていきたい。
お昼休みに、やぎさんにも雑談しようと声をかけてみた。