実際に動くようになってからわかること
東京出張しての、隔週の定例会議にて、ある仕様について話しをした。これまでもずっとそういう仕様ではあったが、実際の本番運用が近づいてきて、実運用を考えているうちにある要件が出てきた。しかし、現状のシステムの構成上、その要件は満たせないことがわかった。1年半にわたって開発してきて初めてこの要件は現状のシステムの制約でできないと発言した。出来ないものは出来ないで仕方ない。それでも今更そんな要件が出てくるところに課題管理として出来ていなかった反省もあるし、気付きが足りなかった。私は20年も開発してきたからたいていの要件への対応は出来るだろうと、自身の経験から過信してしまっているところもあったなと思えた。やはりお仕事になるエンタープライズの要件はなかなか難しい。難しいからお客さんはお金を払って si 的なお仕事になるとも言える。自分への情けなさとそれでもできる範囲でやっていかないといけないという現実とを実感したひとときだった。
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