今日の運動は旅行でおやすみ。

体験ダイビング

沖縄でなにをしていいか、まったく分かっていなかったものの、周りで初めてダイビングに挑戦する方が多く「体験」とあったので「あーっ」と思って参加してみた。ダイビングチーム クール さんでガイドをしてもらって体験ダイビングへ行ってきた。これまで周りに何人もダイビングはよいとお勧めする声を聞いていたものの、私は出不精だからわざわざ付いていったりすることもなく、そうなんだ程度で済ませていた。自分から進んで体験ダイビングへ行こうという気持ちもなかった。

今回は沖縄へ行ったついでに時間があるからやってみようという程度の考えだった。実際にダイビングを体験してみてすごくよかった。非日常感が半端なくて地上では得られない体験ができた。海中の魚や亀、植物などを眺めるのもきれいだけど、私は海中に沈んで無重力感を味わっているかのような体験そのものがすごくよかった。空気のボンベがなければ絶対にできないこと、現代に生まれてよかった。

初めて潜るときは緊張して怖くて、ガイドさんがどんな状況になっても、パニックにならないことと事前の諸注意を聞いていて、その背景も理解できた。海中のような体を固定できず、なにも掴まるものがない状態は本質的に不安になる。さらに海中だと空気のボンベのレギュレーターを口に咥えているから話すこともできない。こちらの状況を伝えるのはハンドサインしかない。不安になったら目を閉じるとよいと教えてもらっていたので、耳抜きがうまくできなくて焦ったとき、やってみたら確かに少し落ち着いた。

海猿でプールでは優秀だった候補生が耳抜きできなくて実地で苦しむといったエピソードがあったと思う。耳抜きの辛さを初めて理解できた。私も右耳だけうまく耳抜きできなくて、キーンと痛くて辛かった。

耳抜きは地上から潜るときの最初の数メートルが一番きついらしい。私もそうだった。2回ダイビングをして、1回目は初めてだったからうまくできなくても仕方ないか?と思ったものの、2回目も要領を掴んだはずなのに、右耳がうまく耳抜きできなくて、これは耳ぬき不良のなにかなんだろうと、後で調べてわかった。時間をかけて耳抜きをしていれば、楽になる瞬間がくるので完全にできていないわけではない。しかし、痛くなってからすぐできる状態でもなかった。

ダイビングの回数は空気ボンベをいくつ使ったかで数えるらしい。今回は2つの空気ボンベを、2回に分けて潜ったので2本潜ったという体験になる。体験だと1回あたり20-30分といった潜水時間だった。これは典型的な セレンディピティ の体験だったかもしれない。

シーフードスタイル

今日の晩ごはんは シーフードマーケット「ランブルフィッシュ」 でとった。カフェスタイルのレストラン。高級な鉄板焼き (ステーキハウス?) やフレンチレストランよりも、こういった雰囲気のレストランの方が、私は慣れていて落ち着く。サラダやイカリングもおいしかった。

「生牡蠣を食べる人?」って声が聞こえたから反射的に手を挙げてしまった。もう1-2年は食べていない。そうしたら、過去に食べた記憶にないぐらいの大きな生牡蠣が出てきた。生牡蠣の食感やおいしさをどう表現していいのか、私には語彙がなくてわからない。シンプルにコクがあってとてもおいしかった。

メインにバーベキュースタイルのようなジューシーなステーキが出てきた。私はこういう雰囲気のお肉料理が好みだ。一方で初日の鉄板焼きのステーキや2日目のフレンチの子羊のソテーと比較すると、素材の質や料理の手間暇は大きく違っているようにみえる。そういう比較をしていたのかどうかわからないが、私の席の周りの人たちはあまり手をつけることはなかった。ステーキが出てきて時間が経ってからも半分以上余っていて、メイン料理を残すと、この料理を作ったシェフがかわいそうじゃないかとか考えるようになってきて (私は好きなスタイルなのに) 、私自身も少し多めに食べたし、周りにも斡旋して完食することを促した。

素材の品質や料理の完成度は置いておいて、レストランの雰囲気や食べ方のスタイルに関して、私にとっては緊張せず落ち着いて過ごせるところで今回の晩ごはんで一番よかった。