1時に寝て何度か起きて8時に起きた。朝起きれなくなってきた。

オプトランのボラティリティ

オプトラン というオプトナノテクノロジーによる光学薄膜成膜のプロセスソリューション提供を生業にしているメーカーがある。光学薄膜装置という装置がデジカメやスマホを作る上で必要なものらしい。数年前 杉村 富生 さんがラジオの「ザ・マネー」でオプトランという会社がよいと解説していたのをきっかけに株を購入した気がする。いまチャートで調べると2017年の終わり頃だったと思う。

それ以来、ずっとホルダーというわけではないが、チャート をみながら、買ったり売ったりをしながらかなりの期間をホルダーとして会社の成長を期待している株主の1人でもある。チャートをみてもらえばわかるが、全体としてはいまは右肩下がりであまり評価されていないようにみえるが、売り買いの波がはっきりしている会社でもある。もしかしたら他の会社もそんなものかもしれないが、私はこの会社を上場直後からずっと観測してきているので、ボラティリティの波が推測できるようになってきたかもしれない。

11月13日に第3四半期の決算発表があった。内容は 決算説明会資料 をみてほしい。私の所感は決算自体は普通の内容で良くも悪くもない。しかし、株価は大きく下がるだろうと予測して、1731円のところに窓が空いていたのでそれを埋めるような1600円台まで下がると予想した。もともと下がった価格で買い増しするつもりだった。

実際の今週の時系列の株価が次になる。

日付始値高値安値終値出来高調整後終値
2023-11-131,8261,8401,7911,797347,1001,797
2023-11-141,5701,5791,4201,5481,330,8001,548
2023-11-151,5751,6361,5441,631555,1001,631
2023-11-161,6711,6741,6361,668377,8001,668
2023-11-171,6581,6681,6311,647272,4001,647

翌日の株価は1,791円から1,570円寄り付き、ストップ安手前の1,420円まで下落した。5年以上観測している私にとってはたまに見慣れた現象で、オプトランの株価は仕手筋で操作されるようなことが起きる。よい決算でもトレンドで大きく売り込まれることがある。オプトランの経営陣もそれがわかっているのか、予算を保守的に見積もって終わってみれば超絶よい決算に終わることもある。そのせいか、コンセンサスもとんでもないハードルをあげて、決算資料だけをみたらよい決算なのに、コンセンサスに届かずで悪い決算であるかのように売り込まれたりする。その波が明らかなボラティリティになっていて、もう数年それをみてきたので決算の数字にあまり関係なく、決算後の株価の推移の予測がしやすくなってきている。もちろん、たまに超絶によい決算が出て、非のうちどころのない状況に仕手筋を打ち負かすときもある。しかし、超絶によい決算が出るのは稀なので大抵は予定調和のような推移になる。

今回の1,420円というのは上場来最安値になる。決算説明会資料 を自分の目で見直してほしい。赤字でもなく、ビジネスも好調で、過去と比べて受注残が減っていることからたしかに昔ほどの勢いは失われつつあるのは否めないが、ストップ安に近い評価を受けるような決算ではない。それをみて、今回はいつもより多めに買い増しした。1,420円をつけた後に今週だけでもどれだけ買い戻されているか分かるだろう。

今後の推移について予測してみる。この四半期がトレンド転換する時期だと私は考えていて、1ヶ月ほど1,600-1,500円を行ったり来たりしながら、次の決算へ向けて少しずつ上げていくだろう。次は本決算になるが、おそらく少しよい決算が出てそれが大きな上昇トレンドに変わるのではないかと予測している。但し、もし普通の決算だと1,420円以下に売り込まれる可能性も2割ぐらいはある。いまこの株を買うとしても、目論見が外れてさらに株価が下がってもまだ買い足せるぐらいの余裕をもって買う方が良い。そして、2年後ぐらいには30%程度は収益を期待できるのではないかと予測している。

戦争やインフレなどによって世界経済の動向はまだまだ混迷している。中国の2大不動産大手が倒産したことがどんな影響を及ぼすのかも未だよくわかっていない。生きているだけでリスクはたくさんある。現時点ではオプトランの株は買いだと私は考えているが、また本決算が終わったときに予測が当たったか外れたかをふりかえる。そのときのためにこの記事を残しておく。