縁の下のマネージャー
20時にホテルに戻ってきてのんびりしながら気付いたら22時ぐらいになって、少しテレビをみて0時に寝て4時ぐらいから起きてその後はあまり眠れなかった。それでも7時過ぎまでだらだらしていた。
7月後半に実装予定の新機能の設計⌗
9月までに実装する新機能のうち、唯一、私の頭の中で設計の見通しをもっていなかった機能の設計を行うことにした。
ざっくりした機能概要から私がふわっと想定していたものはずっと複雑なものだったのだけど、プロダクトオーナーに要件をヒアリングしているうちにそんな高度なものは求められていないことに気付いた。逆にその高度な機能の仕組みを提供しても、実際に運用の現場で使うにあたって手間暇だけかかってそんなものを求めていないと言われそうな気がした。そこで私が作りたいなと思っていた設計のアイディアは封印することにした。既存の先行プロダクトがもっている機能とほぼ同様のものを、うちらの開発しているプロダクトで実現するだけでよさそうにみえた。そのシンプルな機能の設計を軽くやっておいた。詳細を詰めるのは次のマイルストーンで私ではないメンバーに実装してもらうことになるけれど、なんとなく当初の想定よりも早くできそうに思えた。
ログ出力のリファクタリング⌗
id 連携の処理で複雑なリソースを map 型で扱うときデバッグ用途でリソースを丸ごと dump したい。しかし、パスワードのような機密情報が含まれる場合はそれらはログに出力したくない。この処理をいまは連携種別ごとに実装していて、本質じゃないところで個別実装の手間があるのと機密情報の出力というセキュリティに関するところを毎回プログラマーが手で実装するのもどうかな?という気がして汎用のログユーティリティとしてロガーのライブラリ側で提供することにした。インフラやプラットフォーム的な機能に私は積極的に開発に介入している。
やり方の1つとしてオリジナルのリソースをコピーして機密情報だけ削除した一時的なリソースコピーを dump してログ出力する。go 1.21 で標準ライブラリに追加される maps パッケージを使うと map の操作が簡単にできる。コピー関数もある。しかし、この機能は shallow copy なので map の値にネストした map が含まれる場合はオリジナルの値を書き換えてしまう。ネストした map を調べてそれらもクローンしていく処理を実装した。excludeKeys に除外したい任意のキーを渡し、map の値を再帰的にチェックして取り除く。最終的には次のようなコピーユーティリティになった。
func copyWithoutExcludeKeys(
fields map[string]any, excludeKeys []string,
) map[string]any {
cloned := maps.Clone(fields)
for k, v := range cloned {
switch t := v.(type) {
case map[string]string:
strMapCloned := maps.Clone(t)
for _, sk := range maps.Keys(strMapCloned) {
if slices.Contains(excludeKeys, sk) {
delete(strMapCloned, sk)
}
}
cloned[k] = strMapCloned
case map[string]any:
cloned[k] = copyWithoutExcludeKeys(t, excludeKeys)
case []map[string]any:
for i, v := range t {
t[i] = copyWithoutExcludeKeys(v, excludeKeys)
}
default:
if slices.Contains(excludeKeys, k) {
delete(cloned, k)
}
}
}
return cloned
}