第4期のふりかえり
今週は19時に帰ってきてそれから晩ご飯を食べて家でくつろぐという生活に戻ってきた。生活に余裕をもてるようになってきた。
隔週の雑談⌗
顧問のはらさんと隔週の打ち合わせ。先週はリリース前の余裕の無さからお休みしたので1ヶ月ぶり。今日の議題はこれら。
- 第4期のふりかえり
- デザイナーさん向けの発注や契約の話し
先週末にふりかえり資料の叩き台を作って洗練させた資料を説明していたら1時間ほどかかった。もう3年会社を経営したので財務や経営についてわかったことがたくさんある。会社の貯金もある程度貯まって財務が安定してきた。無知の無知が怖かったので創業以来、財務に注意を払ってきた。しかし、これから業務がプロダクト開発へ移行していくに当たって財務のことを気にかける必要はないと私は考えている。そんな油断をしていると足元をすくわれるのかもしれないが。
業務委託の契約の話をしていて、請負契約と準委任契約の違いについて話題になった。うちは創業以来、準委任契約でしか働いてきていない。ipa が公開している 情報システム・モデル取引・契約書(アジャイル開発版) でもアジャイル開発は準委任契約を推奨している。私も開発プロジェクトに入って柔軟に開発するスタイルを好むことから相性がよかった。うちの会社は準委任契約のメリットを十分に理解できている。
準委任契約のメリット
- 成果物の取り決めがないので納期へのストレスや開発遅れに対するリスクが小さい
- がんばって働けば人月単価の金額が毎月売上としてあがる
準委任契約のデメリット
- 普通のサラリーマンと働き方がほぼ変わらない
はらさんと話していてとして請負契約の特徴として次のようなことが上がった。
請負契約のメリット
- 請負契約の方が儲かる可能性がある
- 自分たちが実際に作業しなくても協力会社に発注できる
請負契約のデメリット
- 成果物ができないと売上が上がらず利益率が悪化したり、赤字になるリスクがある
- 納品しないと売上が立たないので資金繰りが難しい
私の基本的な姿勢として協力会社に開発の業務を発注したくない。とくに品質レベルを知らない協力会社に発注することは100%ない。それは私が sier 出身なので他社へ開発を発注するときの難しさや管理のしんどさをよく知っているからだ。私が sier を辞めた理由の1つに自分がミスしたわけでもないのにお客さんに謝り続けるのが嫌になった。開発を他社へ依頼するとそこで発生した不具合やトラブルのすべての責任をもたないといけない。自分がミスして迷惑をかけて謝るのはなにも苦にならないが、他人がミスしたものを自分の責任として謝るのが当たり前の生活をやっていると、私の方がもっとうまくやれんじゃないかと考えてしまったりした。1人だと開発はスケールしないが、他人が品質の低いもの作ってしまうのと比べて開発の満足感が違う。
いずれにしても請負契約は双方に体力がないと資金繰りが厳しくなってお互いにリスクがある。
また資金調達の手段としてのクラウドファンディングは複数の側面があっていいんじゃないかという話題も少し盛り上がった。少し前に私もいとうさんのプロジェクトの応援のために支援した。800,000円という目標金額に対して残念ながら665,540円と未達ではあったものの、76人もの支援者がいることがわかる。私がクラウドファンディングのプロジェクトを作ってもおそらく支援者はよくて数人といったところだろう。いとうさんのメディア力であったり信用のすごさがわかる。クラウドファンディングやってますというのが支援することに関心がなくてもシェアするだけで開始前からマーケティングメッセージになる。そんなプロジェクトがあるんだというのを知ってもらうだけでも大きなことだと思う。
開発合宿の計画づくり⌗
昨年度に workcation と称して行ってきたイベントを今年度も行う。いとうさんから2泊3日のようなちゃっちいイベントをワーケーションと呼んだりしないと教えてもらったので今年は開発合宿と呼ぶことにする。タグも新規に camp に付け替える。前回は6月という閑散期に行って空いててよかったのだけど、今年は最も賑わうという冬の繁忙期に行ってみたい。夏と冬だと情緒も変わるはずなので私にとってどちらがよいかも判断してみたい。身近な人たちから声をかけて、昨年は4人だったが、最大13名泊まれるそうなのでもう2-3人ほど増えてもいいんじゃないかと思ったりしている。まずは日程調整からしていかないといけない。