1時に寝て7時に起きた。いつも通り夕方にホテルに戻って2時間ほど寝て起きたらテレビで WBS をやっていてそのままみてた。そしたら晩ご飯食べるタイミングも作業するタイミングも逃して日記を書いたり雑多なことをしていた。

プロジェクトの進捗報告

出張したときの月例報告の4回目。前回の進捗報告はこちら 。1月にリリース前倒しを提案して颯爽と1ヶ月前倒しをしたのにその翌月に現時点ではまだリリース可能かどうかを判断できないといったことを報告した。まったく情けない。サーバーサイドとフロントエンドの開発はすでに完了しているのに。しかし、もともとこのプロジェクトの開発対象に入っていなかったもので、ほぼ完成していると聞いていたモジュール群の半分が機能不足や低品質で作り直すことになった。残りの半分もそのままでは動かない。

経験の浅いメンバーに1ヶ月以上の時間を与えて作り直してもらうようにお願いしていたが、うまく進捗せず時間だけが過ぎていって、結果的に2月の半ばから私が引き取って大半の機能を開発している。結果的にそのメンバーにお願いしていた開発の8割を私が2週間でほとんど実装した。2月の中旬から私がずっと休祝日に開発のお仕事をしていたのはこの開発遅れを補填するためだった。チームが fix した2月の issue 数が57でそのうちの30を、enhance ラベルが付いたものは28でそのうちの13を私が担当した。今月の半分の開発を私が代替わりして帳尻を無理やりあわせた。もはや遊撃のレベルではなく、私が本気出して全部作っておきましたみたいなことをした。

本当はメンバーに開発経験をつけてもらうために私がいるので私が主担当で開発するのはよくない。とはいえ、このままいくと2ヶ月ほど開発遅延する、しかもこのプロジェクトの中核でもない機能のために、それも悔しいし、うちの会社の信頼にも関わるのでズルしてしまいましたと経営陣へ正直に報告した。自分がやるよりも他人に教える方がずっと難しい。先方からは咎めるものではなかったし、私が開発して帳尻をあわせるのを止めるものでもないという承認は得た。

難しい開発課題を経験の浅いメンバーに担当させてしまった私のマネジメントの誤りであることは、チームのふりかえりでも、経営者への報告でも伝えている。なにが起ころうとプロジェクトの責任はマネージャーの私にあることは理解している。その遅れはマネージャーが責任をもって対応するのだとメンバーが学ぶ機会にもなったんじゃないかという意見も出た。私も過去にそういう上長をみて思うところはあったのでそれはそうかもしれない。なぜ1ヶ月以上も時間を与えているのに芋づる式にスケジュールが遅延するのか。その要因もメンバーの行動や進捗をみていて理解できた。第一に経験が浅いために開発の見通しや見積もりを立てられない。例えば課題が3つあるとして、1つしかみえていないから「できそうです」と言っていても、1つ終えた後にまた1つありましたと報告があり、その1つを終えてもまだもう1つありましたと報告が来る。一定の経験があれば作業を開始する前に3つあることを整理して、その上で納期にあわせて3つを対処する。納期いっぱい使って1つだけやろうとするところの意識の差は大きい。第二に期日までに実装できる一定のスキルをもっていないとコードレビューが1週間とか続いてしまう。そういった開発者にクリティカルパスとなる issue を担当させてはいけないように思えた。

ある issue がクリティカルパスになってしまった時点で、私かスキルのあるメンバーのどちらかへ引き継ぐように2月中旬に調整していればいまの状況は変わったのではないだろうか。その判断が2週間遅れたことに今回は気付けた。結果論ではあるが、厳しい判断をもう少し早めに下さないといけなかった。