昨日から実家に帰ってた。23時に寝て5時に起きた。親が3時ぐらいから起きているから4時ぐらいから布団の中で起きてた気がする。親がだんご転がしで登る山の場所を確認しておきたいというから7時から山登りしてきた。

35日 (だんご転がし)

住職が来る前にだんご転がしを済ませておく。親戚に9時半に近所のお寺に集まってもらってだんご (おにぎり) を持って山登りをする。私は今日2回目。

言うても低い山なので往復20分ぐらいの山登り。登ったところから1人3個、崖に向かって後ろ向きにおにぎりを谷へ放り投げる。三十五日目の山参り というタイトルで日本昔ばなしでも放送されていたらしい。ググれば youtube でみつかるけど、著作権的によいのかどうかわからなかったのでここでは紹介しない。

11時から住職に来てもらってお経をあげていただく。お経後の住職の法話でだんご転がしの風習について話しがあった。そこで日本昔ばなしでも取り上げられたというのを教えてもらった。日本では淡路島にしか残っていない風習だという。その理由を聞いてみたら住職は次の3つをあげていた。

  • 島であること
  • 島民の大半が 真言宗 であること
  • お米が取れる地域であること

仏教の宗派が異なれば葬式の風習も異なる。たまたま島なので外部の影響を受けなかったのではないかという。昔は兵庫の北部や徳島県でもだんご転がしの風習はあったものの、徐々に廃れていったのは他の宗派の影響があるのではないかと話されていた。だんご転がしと言いながら実際はおにぎりを転がすのもややこしい歴史的経緯になっている。昔はお米は貴重であったため、おにぎりの代わりに団子を放っていた時代があって、その後またおにぎりに戻ってきたのではないかと考えられる。現代ならおにぎり転がしというのが正しい。お餅を祀るという習慣も関西では普通だが、関東では行われないという。それもお米が取れる地域の影響があるのではないかと話されていた。歴史の勉強になっておもしろかった。

本髙砂屋の金つば

本髙砂屋 という老舗の和菓子屋さんがある。洋菓子も売っているようだけど。35日に来てくれた親戚に配るためにお土産に買って帰っていた。これまでもお店があるのは知っていたけど、購入する機会がなくて初めてお店に入って買ってみた。詰め合わせは自由に好きなものを組み合わせてくれるという。

現在の「角きんつば」は、神戸元町の紅花堂(現在の本高砂屋)の創業者である杉田太吉により明治時代に考案されたものである。

wikipedia: きんつば

wikipedia によると、当初は刀の「つば」のような丸い形状で、その色から銀つばと呼ばれていたという。大阪で発明されたものが江戸に伝わったときに銀よりも金の方が景気がよいという理由で名前が金つばになったらしい。またいまの四角い金つばは本高砂屋さんがオリジナルで始めたことらしい。なるほど。歴史つきの神戸のお土産として素晴らしい。甘さ控え目で上品な風味になっている。あんこの甘いのが好きな人とそうじゃない人で好みは分かれるかも?私は甘さ控え目の方が好みかな。普通においしいと思う。