7時に寝て9時半に起きた。昨日は遅くまで起きてたのでこのまま寝たら寝坊する懸念が高かったからそのまま起きてて6時55分の新幹線に乗って移動中寝てた。祝日だったせいか、新幹線は空いてて快適だった。

もくもく会

出張もくもく会 を開催した。品川駅から飯田橋駅へのアクセスが予想外に悪くて30分ほどかかって10分ほど遅刻した。5人ほど部屋の前で待っていて悪いことした。午前中は8人参加していて、みんなそれぞれの課題をもってきて取り組んでいた。午後から1人来られた。参加者は全部で9名だった。参加者の属性も時代の変化を表していてデザイナーやプログラマーにジョブチェンジして勉強していますという参加者が数名おられた。私は svelte のチュートリアルをいくつかやっていた。あまり寝てなかったので15時頃は眠くてほとんど作業にならなかった。16時頃から眠気も覚めて本を読んでいた。17時30分まで借りていたが、17時過ぎには撤収して軽く飲みに行った。9名中7名が参加してくれていろんなお話が聞けて楽しかった。コロナ禍前の勉強会の雰囲気に戻ってきた。

会場は スペースアイエレガンス飯田橋 という貸し会議室を借りた。10時00分から17時30分まで7.5時間借りて税込7,425円。他の貸し会議室に比べると安い方に分類される。ワンルームのマンションの一室を貸し会議室にアレンジしたような部屋で築年数は感覚的に15年以上は経っているのではないか。古い。机に向かって座れる定員が10人。パイプ椅子が4つ置いてあって座れる定員は14名。部屋はやや窮屈で机に10人が向かって座るといっぱいいっぱい。3人掛けの机は間を空けて2人で座るのがよさそうにみえた。快適にもくもく会をするなら8人の定員が望ましい。トイレは普通。wifi の速度は200Mbps程度で十分に速かったし、8人接続していても安定していた。エアコンも普通かな。部屋が狭さに対してエアコンは有効で寒いということはなかった。

フリーランス、40歳の壁

フリーランス、40歳の壁 の後半を読んだ。

  • 「第8章 都築響一 還暦を迎えても奔放なフリー人生。」
  • 「第9章 フリーランスの上がりとしての創業社長。」

都築氏は1956年生まれて私よりも2周り近く上なのでさらに昔に活躍された方のようだ。 現場主義な方で実際に起こっている事実を観察して自分なりの解釈や判断でフリーランスとして活躍された方のようにみえる。本書に出てくるフリーランスの方々は私からみてあまりピンと来なかったのだけど、この方の生き方や考え方がもっとも私に近くて参考になった。

編集者と作家を兼ねるこういう仕事スタイルをとる人を、私は「編集家」と呼んでおり、自分自身の肩書きにも使っています。都築響一さんは、私の定義を完全に満たした「編集家」です。

やりたいことがあれば自分で試してみて試行錯誤しながらやっていく雰囲気を感じる。都築氏は仕事で大変なことはあったが、壁には当たったことはないという。ある歳を境に仕事が減ることもあったそうだけど、ネットが年齢差や対面でのお仕事を不要にしたという。

僕は、過去に仕事が途絶えることもありましたが、壁だとは思いませんでした。仕事がない時期にこそ、はじめて自分にとって大切なもの、必要でないものが見極められるんです。そのときは大変でも、後になってみたら、立ち止まって考える時期を持つことは大切かもしれません。

こういう考え方も私の好み。ピンチはチャンス。

「違いますね。(大手は)給料が良すぎるっていう、それだけが問題なんですよ。その若い社員編集者も、会社に不満があるのなら、辞めて自分の会社を作れば良いんです。でも、高い給料を捨ててまで自分の道を貫こうという気迫がない。僕もいまの出版界に不満はありますよ。だからこそいまの僕は、自分で直販の道を探して、メディアを作っているわけです。」

若い編集者が上司の愚痴を昔とは時代が違うとこぼしているのに対する答え。もともと会社に頼っていない人間だからこそこういう考え方ができる。私も不満があれば区切りのよいところで会社を辞めてきた人間なのでこういう姿勢も似ている。ググるとインタビュー記事をみかけたのでまた後で読んでみようと思う。

最後の章は著者が会社を作ったときの話し。最初の起業は大失敗したものの、なんやらかんやらでなんとかなってますといった雰囲気。著者は会社員はできなくても社長ならできるという。創業社長には発達障害だと思われる人がたくさんいるとも書いている。これは流石にバイアスが強過ぎると思う。会社を作ることは誰でもできるが、ある程度長く会社を存続できる人は少ないし、その続けられている人の割合に発達障害と思われる人はずっと少ないと思う。たまたまそういう属性の人が活躍すると有名になるだけで多くの創業社長は普通の人だと思う。一方で橘玲氏の本にもよく出てくる話しだが、日本は解雇規制がために中途採用の敷居がとても高いため、経歴がよくない人は年齢とともに転職がとても難しい。そんな経歴のよくない人でも会社は作れて、取引は法人を介して行われるので個人の経歴を隠蔽もしくはリセットできるという側面をもっている。だからフリーランスの上がりが創業社長なのではなく、経歴の悪い人が最後に働く手段が創業社長なのだと私は認識している。

期待した内容ではなかったものの、賛否も含めて示唆に富む本だったと思う。また余裕があれば書評をブログの記事として書こうと思う。