0時に寝て6時半に起きた。夜にコードを書こうと思いながらネットで遊びながら寝てしまった。今日は echo 移行のコードを書いていてレビューしてもらったりしていた。11月入ってから業務中に数時間コードを書いたのは初めてかもしれない。

あるサービスの社長とマーケティングと承認欲求と

昨日たまたまタイムラインであるサービスを退会したというツィートをみかけて、なんかあったんやろかと調べたら note の記事が原因だとすぐにわかった。私が読んですぐ思ったことは次の曖昧な姿勢でこれはまた物議を醸しそうだと思えた。

  • 事実はどうだったのかの結論が曖昧
  • 事件はなかったと明確に書いているのに相手と示談したという矛盾
  • 自社の当該社員に落ち度があったという矛盾

被害の有無について私はまったく知らないし関心もないが、虚偽なら虚偽と書けばいい。内容からなんらかの被害はあったようにも受け取れるため、被害者への配慮がまったくないことに懸念を感じた。いかなる背景や理由があろうと、被害を被った人がいる場合にその内容について書く文章はただ事実と謝罪のみである。過去の謝罪会見などで言い訳して余計に非難を浴びる事例はたくさんある。当事者としてできることは謝罪することしかない。これがまず鉄則。当該記事にはその姿勢がまったくみられなかったために炎上に至ったのではないかと思う。

リスク管理の専門家とも相談していてなぜこんなことが起きるのか。sns 慣れからの承認欲求もいくらかあると思うが、社長として「世間の耳目を集めるネタ」を入手したと思ってしまったのではないか。コンテンツを作るにはネタが必要でそうそう毎日おもしろいネタなどない。今回の事件は滅多に起きる事件ではなく、マーケティング的におもしろいネタになるとそのサービスの社長は考えたのではないかと推測する。リスク管理の裏側を語っていて、その在り方にクレームをつけている人たちもいる。私からみたら会社なんてそんなもんという内容でしかない。しかし、それを公けにすることで被害者が傷つかないかというのをまず第一に考えるべきである。もしこの被害者のインシデントが虚偽であればまったく問題ない。しかし、そうではないにも関わらず、会社のリスク管理の詳細を被害者が読んでどう思うかという配慮がまったくなかった。私からみて嬉々として詳細を書いてしまい、会社の危機に陥っているようにみえる。

おそらく社長個人の人柄や性格は悪くないのだと思う。自分の会社や身内を守ることのみに頭がいっぱいになってしまった結果、被害者への配慮という視点が抜け落ちてしまったのではないかと思える。私自身、そう在れるかどうかはともかく、経営者として客観的な視野をもって日々の業務の判断を下すように努めている。自社の損得ではなく論理的に考えて落とし所はここだろうという、私なりの論理最適解を顧客に提案するようにしている。このインシデントは社長が自分たちの会社のことしか考えなかったから発生したもので経営者の姿勢を問う事例の1つであると私は考えている。この状況からその会社がどういった顛末になるのか、今後の動向もみていきたい。