0時に寝て6時に起きた。夜あまり眠れない。

算定基礎届

e-gov電子申請 を使って初めて電子申請してみた。昨年もやろうと挑戦したけど、macos からだと不具合があってエラーになるから断念してた。今年は windows マシンがあるので windows アプリケーションをインストールして問題なく申請できた。うちは社員1人なので csv 取り込みを使わず、手入力で申請した。申請した書類は pdf 出力できるし、申請後に送信したデータは xml で控えとして保持できる。本当に紙でやっていたものを文書データと数値データに置き換えたようなアプリケーションになっている。紙の書類と比べて、アプリケーションがよいところは申請の進捗状況がわかるところ。算定基礎届で問題が発生することは過去にないけど、審査開始、審査終了、手続終了のステータスをアプリケーションから確認できる。それはそれで申請者にとって状況の追跡ができて安心感になる。

振替伝票の使い方

前期は赤字決算だったので中間申告で支払った税金が還付される。中間申告というのは、前年度の納税金額から翌年の税金の半分を納めるという仕組み。前年度の法人税額が20万円を超えると中間申告が必要となる。前年度と同じ法人税が今年度もあるという前提で半分納めるけれど、その納めた金額よりも確定申告のタイミングで実際の納税金額が少ない場合は還付金という形で返ってくる。今回は赤字決算となったものの、それも初めてだったので税務署からの還付金をどう会計処理するのかも初めての機会でよくわからなくて調べながら作業した。

会計システムとして普通に行う処理ではないので freee のドキュメントも断片的にしか説明されていない。基本的な操作の考え方を理解した上で自分がやりたい会計処理に変更しないといけない。

まず中間申告のタイミングで振込した納付金額は「仮払金」として登録される。本来は確定申告のタイミングで確定した納付額に対して「仮払金」を相殺するような会計処理を行う必要がある。freee では取引データの決済欄に「+更新」というボタンがあってそこから仮払金から引き落とすようなデータ登録が可能となる。今回は赤字決算ですでに支払った「仮払金」が還付金として戻ってくるときの会計処理をしなければいけない。その手続きのために使うのが「振替伝票」になる。例として金額を10万円とすると次のような振替伝票を作成する。

  • 借方
    • 勘定科目: 未収入金
    • 税区分: 対象外
    • 金額: 10万円
  • 貸方
    • 勘定科目: 仮払金
    • 税区分: 対象外
    • 金額: 10万円

「仮払金」を相殺するための勘定科目は「未収入金」になる。この「未収入金」を還付金の取引 (税務署から銀行口座に振り込まれた金額) で消し込むことで会計システム上の辻褄があう。一般的に還付金の勘定科目は「雑収入」として扱うらしい。還付金は消費税がかからない取引であるので不課税取引となる。ややこしいのは還付金が振り込まれる際に還付加算金というお金も一緒に振り込みされる場合がある。還付加算金というのは、納め過ぎた税金に対する金利のようなものになる。試しに計算してみると金利が 0.46% になった。ある銀行の定期が 0.002% だったので税務署に税金を納め過ぎるとめちゃくちゃ金利のよい貯金みたいな扱いになる。話しを元に戻すと、還付加算金は課税対象になるので「雑収入」の課税売上として会計処理する。

うちの会社では、振替伝票は決算のタイミングでしか使わない。振替伝票の使い方を忘れていてたまに使うときに右往左往する。

はんなりDAO

はんなりDAOをはじめてみます に参加した。イベントで話した内容は notion で公開されている。

まだ全然、計画段階で段取りの計画も目処もたっていない。dao が良いものかどうか、私はまだよくわかっていないが、実際に自分で試してみることには肯定的である。そして組織の取り組みは実際に複数人いないとあまり実用的ではないことからコミュニティのような、一定以上の信頼のある実際の人間が関わってくれるならそれはそれで実証実験の場としてはおもしろい取り組みになるかもしれない。初回だったので dao とは何かとか、dao や web3 を取り巻く世の中の状況はどうかとか、はんなり dao の目的をどうするかとか、計画段階の雑談が主だった。最初はそんなもんかもしれない。私もスマートコントラクトとか、何が嬉しいのかよくわかってないので dao を運営する中で実際に実装してみる機会があれば、それはそれで学びの機会としてよいかもしれないと考えている。

aragon という dao を作るためのプラットフォームがあって、これを使うと dao そのものはすぐに準備できるらしい。あとは組織運営のルールやスマートコントラクトを実装していくだけみたいな話し。ethereum で動かすと手数料がかかる。しばらくは testnet であーでもないこーでもないみたいなやり取りをしながら dao の運営を学んでいこうみたいな話しをしていた。