1時に寝て5時半に起きた。体調はよいが、新しい環境で働き始めたのと勉強会が続いたのでややバテた。今日は軽めの活動で休むことにした。今日は打ち合わせが3つ入って、作業が途中でズタズタになって集中力を書いた。打ち合わせするなら固めて連続的にやらないとなかなか難しいな。今週は新しい環境での仕事もあって疲れてたので17時にお仕事を終えて、夕方にお昼寝して、夜にオンライン飲み会でだべってた。

朝活: ミクロ経済学入門の入門

[金朝ツメトギ] 2021-11-12 AM 6 金曜朝6時開催のもくもく会 で第8章のリスクと保険を読んだ。用語を次にまとめる。

  • 条件付き財: 将来に特定の条件が成立したときのみ特定の行為を可能とする財
    • 例) 保険、賭けごと、宝くじ、投資など
  • 確実性等価: 不確実な対価と、それと無差別になる確実な金額における経済価値
    • 例) 50%の確率で1万円もらえるくじを、千円払って購入するときのくじの価格を確実性等価という
    • 人々のリスクへの態度を分類する上で便利な概念になる

ある人は、それぞれの金額 m について、満足度の指標 U(m) をもっているとする。このとき U(m) を効用、U を効用関数と呼ぶ。

m が増えると U(m) 、つまり効用も高まるが、それには限界がある。増える量は 限界効用逓減 の形になる。次の図では U(5) から U(10) になると m は2倍になるが、効用は2倍にはならない。ここで 期待効用理論 では「人は条件付き財を、効用を発生確率で加重和した 期待効用 で評価する」と考える。この 期待値 は 0.5 * 1万円 + 0.5 * 0円 = 5千円となる。効用は 0.5 x U(10) + 0.5 * U(0) となる。

確実性等価が期待値より高いか低いかは個人によって異なり、少額でも確実にもらえるお金を好むと確実性等価が期待値より低くなる。これを リスク回避的 と呼び、多くの人々がリスク回避的だからこそ保険という商品が成立する。その逆で確実性等価が期待値より高くなることを リウス愛好的 と呼ぶ。また確実性等価が期待値が等しいときは リスク中立的 と呼ぶ。そして確実性等価と期待値の差額を リスクプレミアム と呼ぶ。

保険会社がある疾病の保険を提供し、顧客が加入する。顧客は自分がその疾病にかかりやすいかどうかを知っているが保険会社からはわからない。そのため一律の価格で保険を販売する。これを 情報の非対称性 と呼ぶ。この状態で疾病のリスクが高い人たちが増えていくと、保険会社はさらに保険料を引き上げる。それによってリスクの低い人たちが加入しなくなり、さらにリスクの高い人たちの割合を高めてしまう。これを 逆選抜 と呼ぶ。逆選抜の解消方法は、個々人のリスクとは無関係に強制的に保険に加入させてしまう。これが日本の国民皆保険制度と言える。さまざまな人のリスクを社会全体でヘッジ (低減) する仕組みであり、リスクの社会化と言える。

民間の保険会社が遺伝子検査などにより、利潤の追求のため、ハイリスクな顧客を除外しようとすることは不当なのかどうか、保険倫理に関わる難問である。この難問の存在が公的保険制度の意義が高めている。