2時から Connect 2021 のイベントをみてた。3時過ぎぐらいには眠くて耐えられなくなってそのまま寝落ちしたら7時に起きた。本当は6時から金朝ツメトギの朝活の日だったのに寝坊して参加できなかった。なんか疲れて家に帰って13時から17時まで寝てた。生活のリズムを崩すと大きく集中力がなくなる。その後、またオフィスに行って作業してた。

Connect 2021

マーク・ザッカーバーグの基調講演を聞いていると、機械学習の次のテックの波はメタバースなのかなぁとか思ったりもしたけど、あとで メタバースはディストピアの悪夢です。より良い現実の構築に焦点を当てましょう。 を読んでいて、やっぱり違うよなぁとも思った。自分がメタバースの世界で活動したり、アプリケーション開発をやってないから他人の意見に引っ張らられる。いずれにしても自分でちょっとやってみて、メタバースとの今後の付き合い方を考えないといけないということだけは理解した。今日の時点ではこのツィートがおもしろかった。

みんなの Python 勉強会

あべさんから依頼がきて みんなのPython勉強会#75 で発表することになった。いつだったか忘れたけど、コロナ禍になる前だったと思うけど、いつか発表してほしいみたいな話しをしたりしながら機会がなくていまに至るというのもあって、内容があうならいっかという感じで引き受けた。20-30分程度でできるPyとエキPy第3版の話しを半々ずつみたいな内容でやるつもり。週末に内容を詰めて資料を作るつもり。Python は普段使いのツールとして使っているものの、お仕事で Go や Java で開発するようになってからあまり深く関わらないようになってしまった。ずっと Python コミュニティの勉強会に行ってたから、いまでも Python の人とみられるのは仕方ないかなとも思う。

フラクタルスプリント

ある記事で フラクタルスプリント というキーワードをみかけて、なんのことか分からなかったので調べてみた。47機関というチームが実践しているスクラムをベースにした開発方法論と言えるのかな?次の発表動画をみて雰囲気は理解できた。

フラクタルスプリントのやり方はこんな感じ。

  • 基本はスクラムのイベントをそれぞれのスプリントで行う
  • スプリントの中にスプリントを含めるという入れ子構造をとる
    • 1ヶ月 → 1週間 → 1日 → 1時間 → 15分の入れ子
  • それぞれのスプリントの20%程度の時間は自由時間にしてバッファをとる
    • 例えば、1時間のスプリントに含むのは 15分 x 3 のスプリントと残り時間は自由なスプリントの時間にする
  • 15分スプリントは10分タスクを1つだけやるスプリントと言える
    • 残りの5分をスクラムイベントにあてる

極端にイテレーション期間の短いスプリントをすることで、通常のスクラムの開発方法論になかったイノベーションが起きるのではないか?といったところを狙いに47機関さんが業務で実践的にやっているプラクティスと言えるみたい。実際にやってみてうまくいったことなどを話しているので、ある種の学習コストを要求するものの、よいところもあるようには思える。おそらくは意図的に悪いところを話してなかったようには思える。例えば、それぞれのスプリントのイベントにおけるオーバーヘッドは大きくなるので作業時間が減るとか、10分タスクですべてチケット化すると、チケット数が増えるので必然的に過程の記録はチケットに残ってないはず。スプリントバックログを付箋の代わりに使うだけというのはスクラム開発一般の話ではあるけど、このやり方では開発者が何をやっているかを書く場所としてチケットは適切な場所ではなくなる。代わりに wiki にまとめるとは話してた。wiki だとフロー情報を監視するのが難しくなるが、その分、短いスプリントでのイベント (プランニング、レビュー、レトロスペクティブ) が頻繁にあるのでそれをフロー情報の監視の代替として機能するようにみえる。いわば強制で。

15分スプリントと聞いて先入観でイメージするよりも、合理的なところも理解できたのでチームの学習コストとスプリントイベントのオーバーヘッドを受け入れるなら悪くない開発方法論かもしれない。良い・悪いといった是非ではなく、47機関さんが大事にしているチームの価値観や文化、そしてチームをよくするための実践的な方法論と一緒に理解することでこの開発方法論は活きてくる。開発方法論だけをみてあれこれ言うのは適切ではないとも思えた。自分たちの業務や働き方にあった開発方法論を開発チームはずっと考え続けていくべきだと私は考えていて、47機関というチームはフラクタルスプリントという手法を編み出して、それ自体が素晴らしいなと思えた。