2時過ぎに寝て6時半に起きた。晩ご飯食べてからちょっと自転車で走って運動してオフィスで軽く作業するつもりが、ブログ読んだりして結局意図した作業ができなかった。
今日の筋トレは腹筋ローラー:5x1,スクワット:20x1,縄跳び(両足跳)30x3をした。腹筋ローラーは腹筋も使うけど、肩や腕の筋肉もパンパンになっている。
ストレッチ
筋トレを継続しているので軽い筋肉痛を引きずったままストレッチを受ける。トレーナーさんもストレッチしていて、体が硬めにみえるという話しはあるものの、筋肉痛をストレッチで伸ばすのは悪いことではないので問題ないという。昨日ルミナリエの案内に歩き回ったせいか足も腰もやや疲労していた。お尻の後ろのツボのようなところも普段平気なのに効いた気がする。トレーナーさんとネットで調べた情報をベースに筋トレの話しをしていて、毎日同じメニューをこなすよりも違うメニューをやった方が筋肉が回復する日を設けられて効果的らしい。ちょうどいま習慣化できてきたタイミングでいくつかメニューを増やそうとしているので1週間の筋トレのメニュー作りをしてもよいかもしれない。今日の開脚幅は開始前152cmで、ストレッチ後156cmだった。
縄跳びの跳び方
筋トレのメニューの1つにしようと FEELCAT なわとびを購入してみた。
今日届いたので長さを調節して早速オフィスの近所の駐車場へ行ってやってみた。縄跳びなんか学校の体育でやって以降やったことないんじゃないかとすら思えた。最初はどうやって跳ぶんだっけ?みたいなところから始めて、段々記憶が戻ってきてリズムよく跳べるようになった。長さ調節の説明書に初心者は少したるむ感じの長い方がよいと書いてあったから長めに調節していたものの、跳んでみると縄がたるんだ分の回転するリズムが自分の感覚と違って返って跳びにくかった。戻ってきてさらに短く適性な長さに調節した。ひとまず両足跳び30回を3セット跳んでみた。これだけで息が切れた。
縄跳びの動画をみていて回数をこなすよりも跳び続ける秒数を測った方がよいようにみえる。これなら縄跳びが上達することで同じ時間でも回数が増えて負荷を上げていくのにちょうどよさそうに思える。まだ両足跳びも怪しいので慣れてきたら時間に移行していく。他のいろんな跳び方にも挑戦したい。
能楽の勉強
4半期に1回ぐらいの「能のことばを読んでみる会」へ行ってきた。前回の所感はここ 。久しぶりで最寄り駅は阪急芦屋川駅なのに、なぜか阪神だと勘違いしていて阪神芦屋駅に行ってしまい、そこから速歩きで20分かけて芦屋能楽堂に辿り着いた。1kmほど歩いた。そのせいで10分ほど遅刻した。よい運動にはなったけれど。
今回のお題は「難波」という、世阿弥の祝言能だという。世阿弥が自筆した本物の文献は国の重要文化財としてお寺に保管されている。その文献をすべて写真に撮ったものを影印 (えいいん) と呼び 世阿弥自筆能本集 として販売されている。講師の朝原さんがその本を持ってこられてみせていただいた。おそらく難波の詞章もそこに書かれていたのだと思う。現代人は世阿弥の自筆をそのまま読めないが、びっしりとカタカナが書かれていた。発音どおりの表記をするために意図的に漢字やひらがなを使わずにカタカナで書いたと考えられている。この文献は世阿弥が自筆したことは間違いないが、書いてある内容がすべて世阿弥のオリジナルかどうかまではわかっていない。世阿弥が活躍したのは室町時代なので本は書き写すしかなかった。他人の創作物や文献を世阿弥が書き写した可能性もある。
朝原さんによると、現代に伝わっている難波の詞章の内容と、世阿弥が自筆した文献に書いてある内容はいくつか食い違っているという。その理由としていくつかの仮説が考察される。
- 世阿弥が書いたものは編集中の草稿だったのではないか
- 世阿弥が書いたものを現代まで伝わる過程で誰かが改変したのではないか
- 実は難波が誰かの創作物で、世阿弥はそれを書き写したものの、それはオリジナルではなかったのではないか
難波の次第は次の言葉から始まる。
山も霞みて浦の春。山も霞みて浦の春。波風静かなりけり
七・五・七・五・七・四と七五調になっている。この冒頭の音を聞くだけで、いまから始まる物語はきれいな美しい物語を展開するよという意図が込められているという。また「波風静か」とは能の中では世の中が平和ですよという意味をもっているという。
やまもかすみて うらのはる やまもかすみて うらのはる なみかぜしずか なりけり
といった具合に、この1文だけで解説が10分といった、いつも通りの詳細な解説で進んでいく。
難波は 仁徳天皇 の仁政を讃える内容となっている。所々、仁徳天皇の徳によってなにもしなくても平和で穏やかで人々は幸せに暮らしているみたいな表現が出てくる。現代人が習った仁徳天皇という呼び名は、奈良時代中期に中国を真似て漢字2文字で天皇の名前を表すようになって以降の話しだという。したがって奈良時代に成立した 日本書紀 では仁徳天皇という名前は出ておらず、仁徳天皇を表す大鷦鷯尊 (おおさざきのみこと) という日本式の名前が使われている。難波の中でもその名前で出てくる。こういった漢字2文字で天皇の名前を表す以前の日本式の天皇名前を 和風諡号 と呼ぶらしい。
咲くや木 (こ) の花 冬籠り
「木の花」は「こそあど」言葉の指示語としての「これ」の意図がある。わざわざ「木の花」とあるのは 木花開耶姫 (このはなのさくやびめ) と掛けているのだという。しかし、木花開耶姫は桜の女神 (または火山の女神?) として現代では伝わっている。難波の物語で出てくるのは梅についての問答なのに木花開耶姫が出てくるのはそもそもおかしいのだけど、当時は梅の女神でもあったのか?それともただ言葉を掛けただけなのか?といった複数の考察ができるという。
難波の物語自体は仁徳天皇がいかに素晴らしくて、その治世によって世の中は平和で美しくて、様々な情景を浮かべるような表現がたくさん出てくる。もし能をみて幻視できる人であれば、暖かくて穏やかで華やかな景色をたくさん眺められるのだと思う。いつもどおり和歌や漢詩の引用があちこちにあって、朝原さんも解説しきれないぐらいの背景の脱線しまくりしながら進めていた。おもしろかった。
ホットクックに初挑戦
先週末に 部屋のレイアウト変更 してホットクックのための居場所を作った。その翌日の日曜日は出掛けてそのまま外食して、平日はなぜかいろいろ忙しくて、夜に用事があったり、寒くてスーパー行くのが億劫で冷凍食品で晩ご飯を済ませたりしているうちに1週間が過ぎてしまった。今日は満を持してスーパーへ出掛け、食材を購入してきた。最初は作り方や材料をよく知っていて慣れたものがよいだろうと思ってカレーにした。ホットクック は KN-HW24G を購入した。大き過ぎたかな?とも思ったけど、実際に作ってみたらスーパーで買ってきた食材を使い切って3食分ぐらいの作りおきにするにはちょうどよいサイズに思える。
牛すじカレーを作ってみた。約1時間。レシピはこんなところ。
- 牛すじ 400-500g
- 玉ねぎ x 2
- にんじん x 1
- さつまいも x 1
- じゃがいも x 2
- ミディアムトマト x 8
- しめじ
- 水 100 cc
- 業務カレールウ 1箱 (業務スーパーで売っているPB)
私はどろどろカレー派なので水分の少ないこういうカレーは好みの方。牛すじも思ったより煮込めていてよい感じだった。従来の圧力鍋で作ったカレーと食べ比べしないとわからないぐらいには、いつも作っているカレーの水分少なめのカレーが出来上がった。普通においしかったと思う。食材を切って鍋に入れるところまでは圧力鍋と同じだが、カレールウまで最初から入れてしまうというのが従来の調理と大きく異なる。圧力鍋なら火を通した後に蓋を開けてからカレールウを入れてかきまぜるという調理が必要になる。さらにホットクックでは調理中にも食材をかきまぜるから 味がしみ込む という。圧力鍋とホットクックの大きな違いの1つとして「かきまぜ」を自動化したことで手間をなくして料理の質も上げたようにみえる。素材の栄養も逃げないからこれは素晴らしい。
またホットクックは料理を作った後にそのまま保温ができる。今回作ったカレーをひとまず保温にしてみた。但し、この保温温度は75℃と細菌が繁殖しない設定になっているのでご飯の保温には向かないとのこと。保温と似て非なる機能が予約調理になる。予約調理は次の図のように、まず一旦火を通した上で適温をキープして最後の仕上げになる。夜に予約したら深夜のうちにできてしまって朝まで保温するような仕組みにみえる。夜にセットして朝食べるか、朝にセットして夜に食べるか、どちらのパターンもありそう。
理想的な1日だと6-7時頃に起きて8時過ぎにオフィスへ行って18-19時までお手伝い先のお仕事をして、一旦家に帰ってきて晩ご飯を食べて、またオフィスへ戻って21-24時ぐらいまで自分の会社のお仕事をする。晩ご飯が遅くなっても若い頃はなにも起きなかったが、いまは寝る前に晩ご飯を食べると最悪の状況では吐く。ここで21時頃に家でくつろいでいると、もう働きたくなくなってオフィスへ戻らないときもちょくちょくある。要はさぼってしまう。人間が弱い。
オフィスには 冷蔵庫 もあるから、ホットクック用の食材セットを冷蔵庫に保管しておいて、オフィスにも小さいホットクックを置いといたらそのまま晩ご飯を食べられるのではないかと考え始めた。フロアには給湯室もあるからご飯を食べてからホットクックの鍋を洗うこともできるだろう。徒歩5分で家に帰れるのだから帰ったらよいと普通なら考えると思う。当初は私もそう考えた。オフィスにいたらいくらでも働けるのに、家に帰ったらもう働きたくないという誘惑に打ち克つのはなかなか厳しい。理想的ではない1日だと18-19時頃にお手伝い先のお仕事を終えて、そのまま22時頃まで自分の会社のお仕事をする。そうすると晩ご飯が23時をまわってしまい、そのまま寝たら気分が悪くて3時頃に食べたものを吐いて眠れないというのが最悪の状況になる。それも何度かやってもう慣れたけれど。
閑話休題。調理に「かきまぜ」という進化をもたらしたことがこれほどすごいことだと理解できていなかった。ということでオフィス用に一番小さい KN-HW10G を購入してみた。また今度、家とオフィスのダブルホットクックの運用も考えてみる。