Posts for: #2022/01

進撃の巨人をみてた

0時に寝て8時に起きた。

進撃の巨人

進撃の巨人 の最終章の第2クールが始まるみたい。去年、マガジンの連載であと数話で終わりと発表があって、その後、最終話がマガジンに掲載されたときに漫画喫茶で完結したのを読んだので結末がどうなるかはもう知っている。懐かしかったので過去の話しをいくつかみていたらついつい見続けてしまった。アニメは話の展開がスムーズなせいか、視聴者を飽きさせずに次の展開へ引き込める気がする。進撃の巨人は不思議な作品で、初期のときは世界観にすごく衝撃を受けて楽しみにして漫画を読んでいたが、途中から組織のどろどろした内部抗争になって興味が失せてしまった。そして、その後、外の世界のもっとどろどろした国家間抗争になってしまってさらに興味が失せてしまった。何よりも漫画で読んでいると文章が多くて読むのに疲れる漫画になってしまった印象を受けていた。複雑な設定を追加したことで必然的に説明が増えてしまった。アニメをみていてそこまで説明調の台詞が気にならなかったのは制作スタッフがうまく作っているのだろうなとは思えた。完結して振り返ってみると、(私の好みではなくなったけど) 話の展開も伏線の回収もうまくて見事な物語になったなぁと思う。単行本の一気読みやアニメをまとめて見るとすごくおもしろいようにも感じる。こんな複雑なややこしい物語をちゃんと完結させたというところだけでも素晴らしい作品だとは思う。

初詣

0時に寝て3時に起きて、2度寝して9時ぐらいに起きた。前日はあまり寝てなくてバテてたんでよく寝てた。

ストレッチ

年末年始を挟んでやや忙しかったのとだらけてたの2重奏であまりストレッチができなかった。今日の開脚幅は開始前164cmで、ストレッチ後167cmと12月よりもかなり数値が悪くなってしまった。気温が下がって寒くなってほとんど外に出掛けなくなってそれも悪影響を及ぼしているのかもしれない。また右足の内転筋まわりの張りが大きくなっているのを実感している。新年になって心機一転して日常生活を改善していかないといけない。

初詣

気分転換に 湊川神社 に初詣してきた。JR 神戸駅のすぐ近くにある。歴史が好きな人なら南北朝時代の武将、楠木正成公を祀っている神社として有名みたい。足利尊氏と戦って敗れた最後の地として 湊川の戦い の「湊川」がこの辺りになるらしい。なので楠木正成の墓所も境内に含まれている。立派な門構えでよく前を通る度にみかけてはいたけど、実際に参拝するのは初めてだった。境内も普通の神社の2-3倍ぐらいは広くて立派な装いをしている。江戸時代に徳川光圀公により立派なお墓が建立され、幕末には維新志士から崇敬の対象となって明治維新の尊王思想にも影響を与えたといったことが掲示されていた。時の権力争いの戦に敗れた武将がいろいろあって主祭神として立派な神社を構えているのも時代の流れを感じた。

「聞かなくてもわかる」という価値観

0時に寝て3時に起きた。4時までドラクエタクトしたりもしてたけど、夕方に PoC のデモ打ち合わせがあるのになにも準備できてなくて不安で起きて5時からお仕事してた。久しぶりに早起きしたせいか、打ち合わせ終えたら眠いからすぐに帰って、夜はオンライン飲み会しつつくつろいでいた。

情報共有とコミュニケーションコスト

課題管理システムのことを考えていてふと思いついたことを書き出す。私からみると、多くの人たちは「聞かなくてもわかる」という価値を過小評価しがちである。というのは、その価値を定量化するのは難しいので評価されにくい。そうすると、評価されないことはやらないといった合理的な働き方をすればそうなるのは理解できる。しかし、私はその価値を理解しているので軽く考察してみる。

  1. 聞けない
  2. 聞けばわかる
  3. 聞いてもわからない
  4. 聞かないとわからない
  5. 聞かなくてもわかる

情報共有の過程でパッと思いつくことを段階ごとに書いてみた。1に近い方が容易で5に近い方が難しいという難易度を表しているとも言えるし、組織の情報共有のレベルを表しているとも言える。少し言葉を補うと次のように解釈してもよいだろう。

  1. (メンターが気難しくて/メンターに無能だと思われたくなくて) 聞けない
  2. (メンターに余裕があって) 聞けばわかる
  3. (メンターのスキル不足で/担当者が退職してて) 聞いてもわからない
  4. (背景が文書化されていなくて) 聞かないとわからない
  5. (課題管理システムを検索すれば) 聞かなくてもわかる

昔は1のような状況を発生させる人もちょくちょく職場にいた気がするけど、いまは淘汰されてあまりみかけない。多くの組織は3か4ぐらいのレベルだろう。5まで達している組織は少ない。課題管理システムについて議論していると、たまに「知っている人に聞けばいいじゃない?」という意見があがる。この質問をしている時点で目指している働き方のレベルや生産性が大きく異なっていることがわかる。というのは、他人に聞くというのはコミュニケーションコストが非常に高い。これは他人に聞くなと言っているわけではない。他人に聞かないといけないことを減らすことで生産性を上げるという話しをしているだけだ。他者へ同じ情報を伝えるのに1時間の打ち合わせが済むのか、3時間の打ち合わせを要するのかという比較をしている。当然、打ち合わせ時間を減らしても伝えられる情報量が同じであれば打ち合わせ時間は少ない方が望ましい。そういう話しをしている。

5のレベルに達していれば、例えば、いまのシステムの仕様はなぜこのようになっているのか?変更するとしたら影響範囲はどのぐらいか?どういったモジュールに注意して改修すればいいか。もちろん前任者やリーダーに聞けばわかるだろう。聞くために打ち合わせの予定を調整するかもしれない。するとリーダーは忙しくて時間を調整できるのは来週になるという。もし課題管理システムにそういった情報が残っていれば、来週まで待つ必要がなくなる。理想的にはリーダーとの打ち合わせも必要なくなる。リーダーは他に重要な業務に時間を割ける。これが「聞かなくてもわかる」という価値である。

昔はなんらかの理由で1の状態にあった組織において、職場の風通しがよくなると、コミュニケーションコストを軽視しがちになる。職場の風通しがよいことは重要だが、打ち合わせや会議ばかりするようになると、キーパーソンの時間を湯水のように使う。キーパーソンはすぐに会議だらけになって物理的に実務ができなくなって、結果的に生産性や品質が下がる。ここで重要なのは権限委譲だが、この話しは長くなるのでここで筆をおく。

朋あり遠方より来る

0時に寝て6時に起きた。起きてはいるんだけど、寒いから布団にくるまってネットで記事を読んだりして7時ぐらいまでだらだらしてしまったりしている。結果として始業時間が遅くなって生産性が下がる。

近況報告

ありえる時代の元同僚のかわのさんから連絡があった。Little Help Agency LLC というマイクロ法人を経営している。1人でやってて、自社サービスで、起業後1年ですでにお客さんが100社を超えているらしい。手放しですごいと言っていいと思う。たまたまお客さんからこんなシステムを開発してほしいという依頼案件があって、うちで受託開発を受けられないかというお話しだった。残念ながら、私も新しいお仕事を始めたばかりなのと、自社プロダクトの開発にも時間を割いていきたい背景もあるので、お手伝いをするお仕事は慎重に検討してからにしている。軽く打ち合わせして物理的な制約と業務のマッチングを考慮すると、今回はお手伝いできませんという結論になった。とはいえ、またいつか一緒にお仕事する機会もあるかもしれない。自分の知っている人たちが活躍しているのを聞くのは嬉しいし励みにもなるな。

かわのさんは、まったくリアクションしないけど、私の facebook の投稿を読んでいると話していた。承認欲求のために facebook やっているのに「いいね」しろよとか思いつつも、そうやってなにかしら書いていると読んでくれている人がいるんだなとわかった。前に何かの記事でブログなどを読んでいると読者が著者に親近感を抱きやすいと書いてあった。もしかしたら、かわのさんが私に連絡してくれたのもそういう効果があったのかもしれない。ここに日記を書くのも自分のためではあるけれど、いつか起点となって縁がつながるのかもしれない。

datadog のログ管理

0時に寝て5時に起きた。昨日は早く寝たので早く起きた。

ふりかえり

お仕事でのスクラムのふりかえり。課題管理システムの一本化slack のマルチチャンネルゲスト移行 について、メンバーのよかったコメントがいくつか出た。私は経験者なので、これらの結果がどうなるかは最初からわかっていて、移行中に運用面からもあれこれプラクティスを提案しながら結果が出やすいようにサポートしていた。まだまだもっとうまく運用できるけれど、経験則では、他のメンバーの運用がついてくるには半年ぐらいかかるだろう。仕組みを取り入れただけではまだ効果が半分で、適切な運用を継続することでさらにその効果を実感できるようになる。これからも注力していく。

ともあれ、私がお手伝い始めた初日から非効率だと考えていた3大課題のうちの2つは2ヶ月経って対応された。ついでに書いておくと、最後の1つはカレンダー共有の課題がある。お手伝い先の社内で使っているカレンダーを協力会社のメンバーはみることができない。その逆も然り。したがって、正社員と協力会社でカレンダーを共有できない。これがスケジュール調整コストやコミュニケーションコストを高くしている。カレンダーを共有していると、例えば、slack でメンションして予定が入っていないならすぐに返信がくることを期待するけど、会議中だったらその会議が終わってからかな?といった予測が働く。仮に会議が3つ連続していれば、PR のレビューはすぐできないだろうと推測される。プロジェクトメンバーでカレンダーを共有できないと、相手の行動予測の精度が下がり、結果としてコミュニケーションコストが高くつく。

生産性をあげるには特別なことをやらなくても、当たり前のことを当たり前にしていくだけでも効果がある。同じ職場でずっと働いていると、当たり前じゃないことがわからなくなってしまって非効率になってしまうことも多々ある。そういうところは外部の人間が指摘することで改善できる余地となる。

datadog のログ管理

お仕事で datadog の ログ管理 機能を調べている。メトリクスしか使ったことがなかったけど、ログ管理も一通りの機能は揃っていていろいろできる。なぜか私が手伝う会社は datadog を使っていて、他のサービスも試してみたいという気持ちもあるんだけど、やっぱり datadog は優れたサービスということなのだろうか。

仕事始め

3時に寝て6時半に起きて2度寝して7時半に起きた。お正月にだらけたのですぐ起きれなかった。

仕事始め

今日から仕事始め。お昼におにぎりを買いに外を歩いたけど、あまり人気がなかった。14時過ぎに散歩がてら 生田神社 へ初詣に向かったが、なかなかの混雑ぶりで断念した。初詣失敗。普通の休日の3倍ぐらいはいたんじゃないかと思う。神社は学生さんも多いとは思うけど、まだ休み中の人も多いのかもしれない。

償却資産の申告

固定資産税を支払う根拠となる固定資産台帳の内容を申告した。毎年1月1日時点の償却資産を1月31日までに申告する。去年は紙の書類で行った手続きを、今年は eLTAX (ダウンロード版) でオンライン手続きした。神戸市は事前にプレ申告データとして去年の申告データを送ってくれるので、それを再利用して手続きをすると去年時点のデータ入力の手間を省ける。実際に手続きしてみたら紙の書類そのままの画面が表示されて、空き項目を埋めていくだけだった。ほんの10分で入力を完了した。あとはマイナンバーカードを使って電子署名して送信するだけ。送信後、受付のメッセージが返ってくる。なにか不備があれば、データチェックをしているオペレーターから数日以内に電話がかかってくる。かかってこなければ問題ないということ。

関連する話題として、No.5408 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例 という制度がある。通常、減価償却対象となる固定資産の基準額は単品で10万円になるが、この中小企業向けの特例を用いると30万円を基準額にできる (合計で300万円まで) 。パソコンなどのデバイスは10万円を超えることも多い。そういった固定資産を複数年で減価償却しなくても取得年度で即時償却できる。具体的にはその事業年度で利益がある場合は経費が増えることになるので法人税や地方法人税 (名前に「地方」という文言が入っているがこれは国税) といった国税の節税となる。

他方で、償却資産に対して固定資産税という地方税がある。償却資産として毎年1月に申告する。これは特例で即時償却した固定資産に対しても適用される。例えば、神戸市では次の FAQ に特例とは関係ないという注意書きがある。償却資産の合計金額が150万円未満のときは免税となる。小さい規模の企業なら免税になりやすい制度にみえる。

※租税特別措置法の規定により中小企業者等の少額資産特例を適用して損金算入した資産については申告の対象となります。

Q.申告の対象にならない資産は、どのようなものがありますか。

国税と地方税の違いを理解していないと調べ方を誤る懸念がある。国税庁のサイトには国税のことしか書いていないし、地方税のことは地方自治体のサイトにしか書いていない。というか、私は国税だけを調べて地方税の扱いを誤解していた。

帰省のUターン

3時に寝て7時に起きた。新撰組の時代劇をみてたら遅くなった。お正月っぽい感じ。午前中に ポツンと一軒家 の再放送を少しみた。この番組はもはや家族紹介の番組になっていてほのぼのするコンテンツになっているなと思えた。

田んぼ作業

草場になる前の田んぼをトラクターで耕した。スケジュールの都合上、3日しか空きがなかったけど、昨晩ふらっと雨が降って土地が湿り、今朝は天気もよく寒さも和らいでちょうどよかった。日頃の行いがよいみたいな話し。野菜を植えていない空きスペースなので耕す面積は少ない。8時半ぐらいから作業を始めて10時半には完了した。今回は草刈り代わりに耕しているだけなので手間がかからない。アルミブリッジを使って少し段差のある隣の田んぼも耕したいという意図もあるのだけど、事前に軽油を購入しておくのを忘れててあまり燃料がなかったので断念した。冬はあまり草が生えることもない。また春にやり直すのでいいだろう。

作業前

作業後

Uターン

午後から高速バスで三ノ宮に戻る。バスの停留所で待っていたら列が並び始めて40人ぐらいと見積もっていた。バスに乗車すると、乗車人数は39人と運転手さんが無線でやり取りしているのが聞こえた。前の停留所から乗ってきた人たちが7人なので、私と同じ停留所で乗った人は32人になる。見送りで一緒に並んでいた人たち (家族の付き添いとか) が数人というのは理屈にあうので、私の目算の40人ぐらいというのはそこそこ信用できる数字だったなと胸を張ってみた。その後も運転手さんが業務連絡で、どこそこの停留所で何人ぐらい待っているかをやり取りしていた。私が載っているバスで43人までは乗せたが、それ以降は臨時バスを出したようで、その後の停留所では別の臨時バスが乗客を乗せていた。高速バスは乗れないとお客さんからのクレームが厳しいと推測する。乗客が1台のバスから溢れそうなら臨時バスを出している。それはバス会社のスタッフが事前に停留所で数えたりして無線でやり取りしながら判断しているみたい。バスの停留所にチェックインする仕組みがあればリアルタイムに乗車人数をカウントして人間が人数を数えるみたいなことはしなくていいんじゃないかとか考えたりしてた。

お手伝い先は今日から働いている人もいたので、バスの中でコードレビューしたり、レビューの指摘事項を修正したりしながら軽く仕事始めのリハビリみたいなこともしてた。

86―エイティシックス―

以前 86―エイティシックス― の第2クールが始まることについて書いた。戻ってきてから、その第21話をみた。dアニメストアでみているので1週間遅れてみている。ここ最近は隔週放送になっていたから、なんとなく制作が難航しているのだろうとは伺えた。22話・23話の放送日時に関してのお知らせ で最終2話が3月以降に延期された。盛り上がってきたところ、残念だけど、職業がら人手不足な現場に感情移入するところもあるので、制作スタッフの方には無理のない形でがんばってもらえればと思う。最初のうちはあまりおもしろいとは感じていなかったけど、音楽と世界観が好きで見続けているうちに思い入れもできてきて、全体としてはよいアニメだと思う。あまりネタバレにならないよう、第2クールの本編とは直接関係ないところの話しをする。第2クールで登場するエルンストという暫定大統領がかっこいい。国家の命運を左右する作戦が失敗しそうになったときに次の台詞がある。

僕なんかを大統領に据え続けた、それが君たちの責任だ。

エルンストは (おそらく) 政治能力に長けていて、且つ人格者なんだけど、ちょっと狂気な思考をもつ人物として描かれている。しかし、だからこそ、自分よりも有能な為政者が統治すべきだと自覚していて、他に適任者がいないから仕方なく自分が長期間責任者をやっているといった設定?になっている。そういう多くの人の期待に応えているうちに精神がすり減っていく、関わる人が増えれば増えるほど、しがらみが大きくなっていく世の中の常みたいなものを伺えて、最後の最後は自分の精神を守るために何がなんでも期待に応えるという考え方よりも、自分なんかを責任者にした人たちが悪いという考え方で自分の精神を守ることに共感できた。現実として、すべての期待には応えられないし、すべての人の利害調整なんかもできない。責任のあるポジションでお仕事するとぶつかる課題だと思う。

電源アダプター入手

電源アダプター入手

3時ぐらいまで本を読んでて、それから寝て8時に起きた。

USB-C の電源アダプター

大晦日、高速バスの乗車待ちの列に並んでいるときにふと気付いた。macbook の電源アダプターを持ってくるのを忘れた。その後の予定も詰まっていたので今更取りに帰るわけにもいかない。これまで10数年帰省してきて1度も忘れたことはなかったが、人間の注意力に頼っていると、いつかは失敗するというよい事例だ。完璧に自分の不注意で電源アダプターをバッグに入れ忘れた。反省はあとでやるとして、列に並びながら amazon のサイトをスマホで開いていた。検索すると、手ごろな価格帯で類似品がいくつか出てくる。調査する時間の余裕がなかったのであまり迷わず互換性があると書かれたものを選択した。3,588円。12月31日の15時過ぎに注文して1月2日の9時半に実家で受け取った。見た目は macbook の電源アダプターとほぼ同じ。この日記は購入した電源アダプターにより充電開始した macbook で書くことができた。お正月にも関わらず届けてくれた物流センターや宅急便の関係者に感謝。

バッタを倒しにアフリカへ

時間があるのと中盤を過ぎたのもあって一気に「第7章彷徨える博士」「第8章「神の罰」に挑む」「第9章我、サハラに死せず」「あとがき」と読み終えた。本書を読み終えてから著者のブログ記事である 『バッタを倒しにアフリカへ』行き、必殺技を見つけてきました を読むとまた違った印象を受ける。本書は著者の研究成果として論文を書くための、下積みの期間の物語と言える。アフリカへ行き、フィールドワークを通じてバッタのデータを収集し、研究資金が底をつきながらも著者の熱意や活動により、研究資金を得て、研究に専念するための環境を、文字通り、自ら作り上げていったという、言わば、著者がこれから評価を得るであろう研究の序章のような位置付けになる。あとがきでも研究内容の詳細は意図的に書いていないと書かれており、それは論文として提出できていれば詳細を書けるが、執筆時点では論文を完成させていなかったので詳細を伏せたとある。

著者は研究資金を得る活動の一環として広報活動やネット上の露出もあったため、そういう活動は時間を取られるため、研究に集中できない期間もあったことが伺える。2018年からSNS断ちして3年間、研究に没頭して論文を仕上げたというのも理解できる。また SNS でファンが増えるにつれ、誹謗中傷も増え、多くの励ましよりも数少ない誹謗中傷で傷つくといった話題も出てくる。私も SNS は時間の無駄だと考え、なるべく利用を減らそうとしているが、暇なときや時間つぶしにはよいサービスであることも確かでなかなか SNS と縁切りするところまではいけていない。

閑話休題。後半は著者の熱意に感情移入して研究がうまくいくといいなと応援しながら読み進めていた。研究がうまくいきそうな雰囲気のところで本書が終わってしまう。おそらく論文発表を一通り終えたら詳細も含めて続編を書いてくれるようだが、それはもう数年、もしかしたら10年以上先のことになるのかもしれない。著者は1980年生まれと私と1つしか違わない。40歳を過ぎて、私も周りもミドルエイジクライシスに悩む人たちをみかけるようになった。本当に価値のあることや世の中の役に立つことを研究できるのは著者にとっても幸せなことだろうというのがひしひしと伝わってくる。誰でもできるお仕事は基本的に受けるつもりはなく、自分の目指すキャリアにつながるお仕事、もしくはやる価値があると自ら判断したお仕事しかしないようにこの1年で方針を調整してきた。なにか新しいことに挑戦してみようという人にとって本書は勇気をもらえる内容だったと思う。

お風呂

実家の近くで うずしお温泉 という温泉が湧いていて、実家に帰ると銭湯へ行く感覚で温泉に入っていたりする。昔からあまり温泉を特別なものに感じていないのは地元にあって珍しくなかったからかもしれない。夜に入りに行って出てから少しストレッチをしてた。

寝正月

0時に寝て5時に起きて2度寝して7時半に起きた。マンションより実家の方が部屋の中は寒い。

古札の返納

うちは厄年を気にする家で親が厄払いにいかないとうるさいので前厄・本厄・後厄の3年間、毎年厄払いのお札を授かっていた。近所に 薬王寺 という厄除で有名なお寺がある。今年は後厄のお札を返納するだけなので時間もかからずすぐに終えることができた。その後、ついでに初詣も行こうかと おのころ島神社 に行ってみた。参拝するのに100-200人ぐらい並んでいた。そんなに列も進むようにはみえなかったのでたこ焼きだけ買って離脱した。初詣はまた神戸に戻ってからにしよう。

バッタを倒しにアフリカへ

家に戻ってきてとくにやることもないのでテレビを眺めながら本を読む。「第4章裏切りの大干ばつ」「第5章聖地でのあがき」「第6章地雷の海を越えて」を読んだ。macbook の電源アダプターを持ち帰るのを忘れてきたのでスマホで kindle 本を読んでいる。これまで読んだことなかったけど、他に利用できるデバイスがなかったら読めるもんだなと小さい画面に少ない文字ながら読み進めた。

印象に残った内容を書いていく。干ばつで国中が大変な状況でもモーリタニアは隣国の難民を受け入れていたというエピソードが出てくる。イスラム教の宗教的背景などもあるんだろうなと思いながら読んでいた。日本はいま自己責任が強くなってしまって若ものが困窮していても助けを求めないというニュースを見かけたりもする。一面だけをみてどうこう言うのも適切ではないけど、豊かさとはなにかを考えさせられた。フランスの研究機関へ行った時にファーブル昆虫記のファーブルさんの生家を尋ねたエピソードも出てくる。私はファーブルさんのファンでもないのでとくに感銘を受けることはないけど、著者の思い入れが伝わってくるのでよかったなぁと思いながら読んでた。その後、バッタの群れをみつけて追跡するところとか、1-2年かけて調査してとうとうみつけたのかなと感慨深かった。現地の人から言うと大した群れではないとか、地雷原の先へ逃げられてしまって途中で追跡を断念したり、不完全燃焼ではあったけど、最初はそんなもんで地道にやっていくしかないというところも現実に即した内容でよかったと思う。