今日のバドミントン練習は壁打ちを1時間ほどした。複数のシャトルを使ってそれぞれの違いなどを検証してみた。シャトルによって壁打ちのやり方が変わってくることがわかっておもしろかった。壁打ちを終えてから軽く縄跳びをした。
壁打ちの研究
昨日の続き 。動画の解説やアドバイスを参考にしながらいろいろなシャトルで壁打ちしてみた。
バドミントンを始めるときに amazon でシャトルを検索すると、いろいろな種類のシャトルが販売されている。どのシャトルを買ってよいか最初のうちはよくわからなかった。いくつか買ってみて試すうちに違いがわかってきてシャトル選びのノウハウも得た。あらためて単価を算出してみるとアウトドア向けは専用設計だから割高になってしまうことも伺える。
- エアシャトル (アウトドア向け, 単価660円)
- メイビスフィールド2 (アウトドア向け, 単価440円)
- エアロセンサ200 (水鳥羽, 練習用シャトル, 単価225円)
- メイビス40 (ナイロンシャトル, 単価233円)
- メイビスフィールド (アウトドア向け, 単価380円)
体育館でバドミントンをするならエアロセンサを買えばよい。ナイロンシャトルは耐久性があると聞くが、趣味でやる程度ならそんなに消耗しないのでエアロセンサで数ヶ月は使えると思う。アウトドア向けならメイビスフィールド2がよく反発して遠くへ飛ぶので打ち合いしやすいと思う。エアシャトルはコルクが硬くて重い分だけもっとも飛距離も速度もでると推測されるが、まだ打ち合いしたことがないので未知数でもある。
閑話休題。それぞれのシャトルで壁打ちしてみた所感をまとめておく。コルクの素材によって壁にぶつかったときの反発力が大きく違う。反発力の強いものから並べると次になる。
- エアシャトル
- メイビスフィールド2
- ↑ 壁との距離を変える基準 ↓
- メイビスフィールド
- エアロセンサ200, メイビス40
しかし、エアシャトルはコルクが硬いせいか、どこに跳ね返ってくるかわからない。エアシャトルはリフティングするのももっとも難しい。うまく打たないと変な方向に飛んでいってしまう。そしてエアシャトルで壁打ちするのは物理的に無理だと思う。そうすると、メイビスフィールド2がもっとも反発力が強いと言える。エアロセンサ (またはメイビス40) の反発力はもっとも弱い。同じ位置で壁打ちすると、メイビスフィールド2と比べてシャトルが返ってくるまでに時間の余裕があることに気付いた。メイビスフィールド2で壁打ちするときは壁からさらに離れて距離を取るとよいことに気付いた。メイビスフィールドはメイビスフィールド2と比べて反発力が弱い。反発力が弱いという特性は必ずしもデメリットではなく、キャッチの練習はしやすいし、ロビングで真上に上げるときも強く打っても高くあがりにくいため (天井に届きにくい) 、ラケットのスィートスポットで捉えられているかどうかのチェックもしやすい。シャトルそれぞれの特性にあわせた向いている練習というのはあるように思える。
エアロセンサを打つと カコン という乾いた音が鳴り、打っていて気持ちがよい。壁打ちするとシャトルは傷んでしまうかもしれないが、単価比較したらエアロセンサは安いから打ち心地を優先するのもよい。もしくはメイビス40もあまり反発しないから耐久性のあるナイロンシャトルで代用するのもよいかもしれない。まだそんなに使っていないから水鳥羽とナイロンシャトルの耐久性の違いを私はまだ実感できていない。1日数十分程度の練習ならエアロセンサでもよいかもしれないと考え始めた。
壁打ちしていて打ち返しやすいパターンとそうではないパターンがある。打ち返しやすいのは、自分の身体の前の得意なポイントにシャトルを呼び込めているとうまく打ち返せる。動画でもシャトルの前に移動するのが大事だと説明していた理由を理解できた。シャトルが返ってきたところにラケットを伸ばしてただ打ち返そうとしてもうまく打てない。シャトルが返ってくる軌道を見定めて、自分が打ちやすいポイントにシャトルを呼び込んでからラケットを振り抜いて打ち返す方がうまくいく。そのためにはフットワークを使ってカラダをシャトルの前へ移動させないといけない状況もある。ラケットを振り抜くと速度が速くなってしまい、メイビスフィールド2だと距離を取らないとその次のシャトルが戻ってくる速度に対応できない。
壁打ちするときにグリップの上下の握る位置を変えてみるとラケットコントロールも変わってくる。グリップの上の方をもつ (ラケットを短くもつ) と小回りがきくからコントロール重視になる。グリップの下の方をもつ (ラケットを長くもつ) と回転半径が大きくなる分パワーを加えたり、遠くのシャトルに届くといった利点がある。ある動画ではシングルスのときは長めに、ダブルスのときは短めといった持ち方をするという一般論や、昔はラケットが重かったから短めにもつのが主流だったが、いまのラケットはフルカーボン素材で軽くなったから長めにもつプレイヤーが増えたという話しも聞いた。いくつか動画をみた感じだと、グリップの持ち方や握る位置はそれぞれのプレイヤーが別々のことを言っていて自分にあったスタイルならそれでよいように思えた。基本はイースタン/ウェスタングリップになるが、個々人が打ちやすいように微妙にカスタマイズしているように思えた。動画の解説者によっては握り方はそれほど重要ではないと説明している人もいた。イースタングリップを意識しながら持ちつつ、真正面のシャトルをウェスタングリップに持ち替えて打つといった練習もしてみたが、なかなか壁打ちが続かない。何度も反復してその切り替えに慣れていく必要がある。
シャトルとスピード番号
以前 ラケットを購入した バドミントンプロショップチャンプ で練習用シャトルを1ダース購入した。paypay で買うと2,850円、現金で買うと2,700円になる。いま買ったらスピード番号が4だった。9月末にラケットと一緒に購入したときのスピード番号は3だった。バドミントンのシャトルにはスピード番号というのがあり、気温によって速度ではなく飛ぶ飛距離に差が生じるために飛びやすさを季節によって飛びやすさ調整しているらしい。スピード番号が高い方が遠くまで飛ぶ = 気温が低いときに使うシャトルになるとのこと。いまは暖かいから3番と4番があればだいたい1年は過ごせそう。
シャトルすくい
次の動画の1分20秒からシャトルをすくう練習方法を説明している。上手い人はラケットでシャトルを拾っている。これも初心者は簡単にはできない。これならオフィスや家でも練習できるかもしれない。その続きに相手がいるときの基礎打ちで同じ位置にシャトルを打ち返す練習を紹介している。壁打ちをしていて同じ位置に狙って返すことが全然できないと気付いてきた。野球のキャッチボールでも同じようなことを言われるが、特定の位置へ狙って返すというのは球技を問わず基本の所作になるんだなと思えた。